熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

京都の旅・3日目~嵯峨野散策

2014-07-08 20:05:29 | 国内旅行
京都滞在3日目となる今日は嵯峨野を散策することにしました。
JR嵯峨嵐山駅で下車、まずは渡月橋へ。
昨年の大洪水の光景が嘘のように、桂川は穏やかな流れでした。


渡月橋からは時雨殿、宝厳院前を通って天龍寺を訪れました。
足利尊氏が後醍醐天皇の冥福を祈るため、創建した寺ですが、度重なる大火に見舞われ、今の建物は明治に入って再建されたものだそうです。


曹源池を中心とした庭園は夢想国師の手によるもので、嵯峨野で唯一の世界文化遺産です。


天龍寺北門を出ると数百メーターに渡って続く竹林の道に出ます。
隙間から差し込む柔らかい日差しを受け、竹林がひときわ美しく感じられました。


竹林を抜け、暫く歩くと「常寂光寺」です。
小さな寺ですが、仁王門から本堂に続く辺り一帯は苔に覆われていて、JRのCMでも紹介された場所です。そのポスターには「日本の緑色が見つかりました」とあるくらい、鮮やかな苔の色が印象的でした。紅葉名所としても有名なところだそうです。




常寂光寺の次は「祇王寺」を訪れました。
茅葺き屋根の草庵と苔で覆われた庭が特徴の小さな寺です。
平清盛の寵愛を受けた白拍子の祇王が清盛の心変わりにより都を追われるように去り、母・妹と共に出家、入寺したことから、その後、祇王寺と呼ばれるようになったそうです。


一番高い場所にある「多宝塔」ヒノキの皮葺きで重要文化財。
本堂は、改築工事中で撤去されており、見ることはできません。


本日の最終目的地「清涼寺」に到着。
国宝の本尊釈迦如来像は、釈迦37歳の生き姿を刻んだものが中国で模刻され、日本に持ち込まれたそうです。
また、この釈迦如来像の体内からは、絹で作られた五つの臓器模型が発見されており、1千年以上前、中国では臓器の形が認識されていたことを示すもので、解剖学的に貴重な資料だそうです。

<仁王門>


<本堂>


<弁天堂>


雨に降られることはなかったものの、台風のフェーン現象で蒸し暑い1日でした。

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