畑で野菜作りを始めて、丸7年になった。約50坪の畑にいろいろ植えて、試行
錯誤しながら収穫して、沢山のノウハウを習得した。失敗をして得た知識も多い。
毎年この時期に、1年を振り返って「成果と反省」を称して、その年の総括をして
きたが、今年は、この一年を振り返って得た新たな知識と反省を纏めて、報告して見
たいと思う。
1.新たな知識、新たに思うこと
①第一の成果は、はじめてスイカを収穫できた(知識を得たこと)である。これまで、
4回くらい小玉スイカなどを植えて、一部を収穫したが、獣害(カラス、イタチ、
ハクビシン?)により、自分の口にはほとんど入らなかった。今回は、4個の小玉
スイカを全て収穫できた。空中栽培にしてスイカを保護した成果だ。支柱からネットで
スイカを吊るし紙袋で見えないようにした結果、カラスから防御し、地上の小動物
からも防御できた。
②次の成果はネギの更新移植栽培の知識を習得したことである。6月頃と8月に
ネギを移植し更新すると、種から育てなくても毎年ネギを収穫できることを習得した。
③秋ジャガイモの収穫についてはここ3、4年で育て方を習得した。秋ジャガイモは
素人には難しく、茎が十分成長しないうちに冬が来て、枯れてしまうからだ。また、
種芋が腐りやすく、発芽しないケースが多い。Youchubeで調べた結果、農家では
秋の始めに穴あきプラケースで種芋を発芽させ、その上で畑に定植するという動画
の紹介があり、これを実践して、成功している。
④連作障害の出やすいトマト、ナスでは、堆肥(私は樹木チップ堆肥)を入れて畝
作りを行い、2ヵ月位寝かせたうえで、そこに植え付けると、障害が出にくいことを
実感している。
⑤ソラマメ、ニンニク、ナスは連作障害が出るので、同じ場所には次年度は植えない。
⑥トマトの長期間収穫については、7月の猛暑時期に剪定屑の脇芽をPOTに差し
芽をして、収穫中のトマト木の根元に(日陰に)並べ、親トマトの水やり時に、同時に
水やりをして活着を図り、8月末に新たな畝に定植すると、晩秋まで、収穫を続ける
ことができる。特に、ミニトマトは12月中旬まで収穫できる。
⑦ナスの長期収穫については、真夏の更新剪定(大幅カット)をやめ、Youtubeの
三和農園主の講座で習得した、切戻し剪定の手法を取り入れた結果、夏から晩秋
まで継続して収穫できることが分かった。
(うまくいかないケース等)
⑧トウモロコシは、鳥害がひどいので、対策ができない場合は栽培をあきらめる。私は
2年作ってみてあきらめた。
⑨イチゴはデリケートなので、栽培の管理が大変だが、虫害、獣害が著しい。4年ほど
作ってみたが、食べ頃になると、ナメクジ?、小動物にネットを破られて食べられて
しまい作者の口には入らない。よい具合に実が付くのだが、本当に腹立たしいので、
2年前から作るのをやめた。専用の獣害対策ができれば、作る価値がある。
⑩素人農業を始めて以来、豆類(エンドウ豆、インゲン豆)の収穫は順調に推移して
きたが、今年はじめてインゲン豆の秋の収穫が思うようにできなかった。夏場の高温と
乾燥、秋の高温で苗の育ちが悪く(水やりの不足も)、ツルが順調に育たなかった。
一言でいうと気候変動(秋の高温、乾燥)のため、ということになるか?水やり不足
の影響ということか?と考える次第だ。
⑪毎年、玉ネギ、ニンニクを沢山育ててきた。上手くいった年も多いが、昨年は今一つ
玉ネギの育ちが不十分だった。原因は4年前に購入したネギ類専用肥料が底をつき
普通の化成肥料を与えたからだと思っている。今年はネギ類専用肥料(5Kgで
2,000円)を購入して、施肥を行っているので、好成績となることを期待している。