このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。
大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。
また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。
今日は今年になって初めてのマスク配布日だ。
NPO法人なごやか理事長が組合長を務める市福祉施設等運営法人組合に対し、けせもい市から寄付を受けたマスクや使い捨て手袋の配布依頼が昨年来、たびたびある。
法人内から選抜された私たち二人一組5チームの計10名は保管場所へ朝集まると、あらかじめ理事長からメールで配信された事業者リストとその職員数に基づいて公平に按分した数値表に従って配布物をおのおの黙々と仕分け、終わったチームからそれを持って出発して行く。
そこには全く無駄な動きがない。
チームリーダーの私は組合員・非組合員約50法人の中でも大きいところを受け持ち、最短のルートで回った。
配り終えたチームは朝の集合場所へは戻らず、それぞれが自分の事業所へ帰ってミッション完了の報告メールを理事長へ送り、それは私にもCCで届けられる。
最後のメールが届いたのは昼前で、私はその速さに十分満足していた。
今ごろ市の担当課では、マスク等に添えたなごやか理事長の文書に促されて事業者たちがかけたお礼と報告の電話がひっきりなしに鳴っているだろう。
「それをイメージすると、やりがいが感じられると思うよ。」
これが理事長の好む電撃戦というものか。