ミューズの声聞こゆ

なごみと素敵を探して
In search of lovable

このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。

大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。 また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。

ルシール

2020年05月15日 | Fab4

 (以前も紹介した)カンボジア難民救済コンサートは1979年12月26日から4日間の日程で開催された。

クイーン、クラッシュ、スペシャルズ、ザ・フーなど10組が登場、最終日29日のトリが(ポール・マッカートニー&)ウイングスで、アンコールには出演者たちや特別ゲストによる「ロケストラ」の大合奏もあった。

そこで歌われたリトル・リチャードの「ルシール」は、ポール生涯のお気に入り曲。圧巻の熱唱だ。

 

ステージ向かって右端で、のちに難病で亡くなるロニー・レイン(元スモール・フェイセズ)が静かにベースを弾いている。

 

ルシール



ルシール、どうしてきみはお姉さんの言うことを聞かないの?

ああルシール、どうしてきみはお姉さんの言うことを聞かないの?
きみは逃げ出して結婚しちゃったけど、オレはまだきみを愛してるんだ

ルシール、お願いだから、戻ってきておくれ
ルシール、お願いだから、戻ってきておくれ
オレは今までずっときみによくしてきたじゃない
だからベイビー、オレを一人にしないでくれ

朝、目が覚めたらルシールが見当たらない
彼女どうしたんだって友人たちに聞きまわったけど、みなだんまりだ
ルシール、お願いだから、戻ってきておくれ

オレは今までずっときみによくしてきたじゃない

だからベイビー、オレを一人にしないでくれ

ルシール、ベイビー 俺の心を満たしてくれ
ルシール、ベイビー 俺の心に応えてくれ
この曲はきみに捧げるよベイビー、きみの素晴らしい門出を祝ってね!

 

LUCILLE

 

Lucille, you won't do your sister's will?

Oh, Lucille, you won't do your sister's will?

You ran off and married, but I love you still.

 

Lucille, please, come back where you belong.

Lucille, please, come back where you belong.

I been good to you, baby, please, don't leave me alone.

 

I woke up this morning, Lucille was not in sight.

I asked my friends about her but all their lips were tight.

Lucille, please, come back where you belong.

I been good to you, baby, please, don't leave me alone, whoa

 

I woke up this morning, Lucille was not in sight.

I asked my friends about her but all their lips were tight.

Lucille, please, come back where you belong.

I been good to you, baby, please, don't leave me alone.

 

Lucille, baby, satisfy my heart.

Lucille, baby, satisfy my heart.

I played for it, baby, and gave you such a wonderful start.


 

 

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リトル・リチャード

2020年05月12日 | Fab4

 リトル・リチャードが、5月9日、87歳で亡くなった。骨の癌だという。

 1932年アメリカ南部ジョージア州メイコンで生まれた彼(本名リチャード・ウェイン・ペニマン)は、幼いときから教会で歌い始め、14歳で早くもステージに立つ。

50年代初めにはレコード契約を結び、1955年にリリースした「トゥッティ・フルッティ」で全米R&Bチャートの2位を獲得。その後、「のっぽのサリー」、「スリッピン&スライディン」、「ルシール」など立て続けにヒットを飛ばし、スターの地位を確立した。

 

 ビートルズ初期のステージのラスト・ナンバーとして「のっぽのサリー」を好んで歌ったポール・マッカートニーは訃報に接し、つぶやいた。

「『トゥッティ・フルッティ』から『のっぽのサリー』、『グッド・ゴリー・ミス・モリー』、『ルシール』、リトル・リチャードは僕がティーンエイジャーの時、叫び声を上げながら僕の人生に入り込んできた。僕がやっていることの多くは、リトル・リチャードと彼のスタイルに負うところが大きい。彼はそれを知っていた。彼はよく、『ポールがいま知っていることはすべて、僕が彼に教えたんだ』と言っていた」

「彼は正しいと認めざるを得なかった。ザ・ビートルズ初期、僕らはハンブルクでリチャードとプレイし、彼を知るようになった。彼の楽屋でたむろするのを許されていた僕らは、彼の公演前の儀式を目のあたりにした。湯気の上がる洗面器に顔をかざし頭の上にタオルをかぶせる。そして突然、顔を上げ鏡を見て、『たまんねえな、オレはすごくビューティフルだから』って言うんだ。彼はその通りだった。素敵なユーモアのセンスを持つ素晴らしい人だった。彼の死は、ロックンロール・コミュニティをはじめ多くの人たちから惜しまれる。彼が僕に教えてくれたことすべて、そして僕を友人にしてくれたことで示してくれた優しさに感謝する。さようなら、リチャード& a-wop-bop-a-loo-bop」

 

1964年。

 

 

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「裏窓」

2020年05月11日 | ハリウッド

 

 のちにヒチコック自身がパルゼーション(心のときめき効果)と呼んだ魅惑のサプライズ・キスシーンから始まり、「きみはどなたでしたっけ?」という主人公(ジェームズ・スチュアート)の問いに答えて、ヒロイン(グレース・ケリー)はイディス・ヘッドがデザインのドレスのすそをひるがえしながら、室内のライトスタンドを一つ一つ点け歩く。

「リサ、、、メイ、、、フリモント」

「あの、同じドレスは二回着ないというリサ?」

「それが仕事ですもの」

さらに彼女がドアの外に待たせていたのは、当時ニューヨークで最も高名だったレストラン、トゥエンティワンのケータリング・サービス!

どう?という得意げな表情が、スチュアートのあきれ顔と併せて、もう最高だ。

相手を驚かせるとは、喜ばせるとは、かくありたい。

 

 コロナ禍にあえぐ飲食店はさまざまな生き残り策を考案しているが、その中の一つに、今回特例で認められたタクシーによるデリバリーサービスがある。

緊急事態宣言の延長で帰省はおろか外出もままならなくなっている娘の誕生日に、思い立ってあちらの市内のレストランから夕食のデリバリーを贈った。

トゥエンティワンとまではいかなかったが、それなりに喜んでくれたし、父自身(内心大いに)楽しめた。

 

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母の日

2020年05月10日 | 日記

  四年間の大学時代に、たった一度だけ母親が上京してきたことがある。
別段何があったわけではなく、どこか案内しようかと尋ねたが、アパートで夕食を作って翌朝早く、帰って行った。
まだ新幹線はなく、L特急で仙台まで所要時間4時間20分だった。
上野駅まで送って行くと別れ際に財布を開け、千円札を一枚残しただけで所持金の全額を渡された。
切符も買ってあるし、これだけあればお弁当も買えるから、わたしは大丈夫だから。
オレは千円持っただけの母親を、遠路一人で帰すのか。
ありがたいより情けなく、恥ずかしくて涙が出た。
 その後Nは最上級の外国車を乗り継いできた。
どう見ても分不相応なそれは、自身の虚栄も多少はあったが、老いた母親を後部座席に乗せるためのものだと内心思っている。

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ラヴ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ

2020年05月08日 | ハリウッド

ラヴ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ(Love Is Here To Stay)

 

作詞:アイラ・ガーシュイン

作曲:ジョージ・ガーシュイン

1938年発表

 

<ヴァース>

新聞を読めば読むほど、僕はわからなくなる

この世界とそこで起こる出来事、それからすべてには終わりがあるということが

長続きするものなど何もないように思えるけれど、僕らの間は違う

僕らは永遠のものを持っている

お互いを気遣う心のことさ

 

<コーラス>

はっきりしているのは、僕らの愛が永遠に変わらないこと

一年などではなく、ずっと

ラジオや電話、映画は月日の中で

過ぎ去って行くほんのなぐさみもの

 

でもね、きみ、僕らの愛は永遠に変わらない

僕らは一緒に長い長い道を歩んで行く

ロッキー山脈だって

ジブラルタル海峡だって崩れ落ちるかもしれない

ただの土でできているから

でもね、僕らの愛は変わらないよ

 

 

 ガーシュイン兄弟の作品で編み上げたミュージカル映画の大傑作「巴里のアメリカ人」(1951年)より。売れない画家(ジーン・ケリー)と孤児のパリジェンヌ(レスリー・キャロン)のラブストーリー。

残念ながら上の映像にはないのだが、この直前のセリフが大好きだ。「理事長、それどこで聞いたのですか?」と職員に問われて、「ラジオで言ってた」などと、実際に使っている。ふざけ過ぎか。

 

ジェリー:ええっとね、きみの持ってる本の装丁が素敵だったら、ひとはその中に何が書いてあるのか知りたくなるじゃない。

リサ:それどういう意味?

ジェリー:それはね、おもに、だ、きみがとっても美しい娘だってことだよ。

リサ:私が?

ジェリー:そう、きみがだ。

リサ:どうして分かるの?

ジェリー:それは、、ラジオで聴いた(笑)

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