小学校2年生のとき、「今昔物語」の子ども版を親から贈られた。分厚い本で、読み切れるかと思ったが、読み始めたら面白いこと。
一つひとつの話が短いので、小学校2年生でも十分に読めた。面白いから何回も読んだ。知らず知らずのうちに親から国語の勉強をさせられていたのだなと、後で思った。
僧が3人で旅をする話が、今でも印象に残っている。僧3人が山奥で妖怪に襲われて、2人は馬にされてしまう。生き残った僧は、命からがら逃げるのだが、最後の部分が「山を下ったお坊さんの衣の袖は、風にふくらんでいました」というものだったと記憶する。
文章の「余韻」というものを初めて経験した。私も息子に「今昔物語」(の別版)を与えたが、息子は夢中にならなかった。
一つひとつの話が短いので、小学校2年生でも十分に読めた。面白いから何回も読んだ。知らず知らずのうちに親から国語の勉強をさせられていたのだなと、後で思った。
僧が3人で旅をする話が、今でも印象に残っている。僧3人が山奥で妖怪に襲われて、2人は馬にされてしまう。生き残った僧は、命からがら逃げるのだが、最後の部分が「山を下ったお坊さんの衣の袖は、風にふくらんでいました」というものだったと記憶する。
文章の「余韻」というものを初めて経験した。私も息子に「今昔物語」(の別版)を与えたが、息子は夢中にならなかった。