虫にもいい虫とそうでない虫がある。蚊は人を刺したり、病原菌を媒介する。
いい虫は人に蜜を与える。どんな生物も、人間に良否を与える。
ふぐは毒だが、養殖のふぐは無毒である。その理由を私はしらない。
(トラフグ)
※今日の俳句
大寒を過ぎて少しく暖かし
ひとし
(ヒゲワシ。ウィキペディアより引用)。
世界には「すき間産業」のような生物がいる。大きいのだとコンドルやヒゲワシがそれである。
コンドルは死んだ牛や鹿などの腐肉を食べてきれいにする。大型動物はこれによって骨だけになる。もう一種類、ヒゲワシは肉は食べない珍しい猛禽である。ヒゲワシはなんと骨しか食べない。
骨を上空から落とすなどして食べやすい大きさにする。それを飲み込んで強力な胃酸で消化する。大型動物の遺骸は、こうして跡形もなくなる。そのまま土に帰るのではなく、途中の過程でコンドルやヒゲワシを養うのだから、まことに合理的である。
火葬に使う木が少なく、土葬にするにも寒冷で穴を掘りにくいチベットの鳥葬はよく考えられている。(鳥葬にかかわれるのは、人望のある青年だけだとか。「葬らいの方法」2007-04-26 参照)。
※私の俳句(秋)
耳鳴りのごとくケラ鳴く田舎宿