寿司の太巻きに欠かせないものに「でんぶ」がある。鯛の肉を処理して甘く味付けをして、ピンク色に染めたものである。
これが最近、見かけなくなった。どうしてしまったのだろう。太巻きに入っている「でんぶ」は、他の素材の味を引き立てる。
鯛の「でんぶ」は庶民には手に入らず、庶民は鱈の「でんぶ」で代用していた。幼い私はこの「でんぶ」をご飯にかけて食べるのが好きだった。その少し後、ふりかけという食品が出回るようになった。
ふりかけの嚆矢は「これはうまい」という商品名だったと思う。鰹節や胡麻や海苔を調合した製品で、ご飯にふりかけて食べた。その後、今でも売っている「のりたま」がでた。
これはおいしかった。さらに2年ほどして「磯のふきよせ」という製品がでた。
中学校の弁当に「磯のふきよせ」をかけてくる友人がいた。鰹節、海苔、アミの乾燥したのが入っていたように記憶する。
私が少年のころは、3食に1食はふりかけで済ませていたのである。ご飯だけで十分だったのだから、肥満児というのはいたにはいたが、今よりも少なかった。お米のご飯は釜で炊いた。おいしかった。今、炊飯器で炊くが、パソコン制御が行き届いていて、お釜で炊いたのよりおいしいご飯が炊ける。ありがたいことである。
これが最近、見かけなくなった。どうしてしまったのだろう。太巻きに入っている「でんぶ」は、他の素材の味を引き立てる。
鯛の「でんぶ」は庶民には手に入らず、庶民は鱈の「でんぶ」で代用していた。幼い私はこの「でんぶ」をご飯にかけて食べるのが好きだった。その少し後、ふりかけという食品が出回るようになった。
ふりかけの嚆矢は「これはうまい」という商品名だったと思う。鰹節や胡麻や海苔を調合した製品で、ご飯にふりかけて食べた。その後、今でも売っている「のりたま」がでた。
これはおいしかった。さらに2年ほどして「磯のふきよせ」という製品がでた。
中学校の弁当に「磯のふきよせ」をかけてくる友人がいた。鰹節、海苔、アミの乾燥したのが入っていたように記憶する。
私が少年のころは、3食に1食はふりかけで済ませていたのである。ご飯だけで十分だったのだから、肥満児というのはいたにはいたが、今よりも少なかった。お米のご飯は釜で炊いた。おいしかった。今、炊飯器で炊くが、パソコン制御が行き届いていて、お釜で炊いたのよりおいしいご飯が炊ける。ありがたいことである。