クリスマスの行事がわが国に定着して久しい。
私が子供のころは、大人が三角帽をかぶって、盛り場で大騒ぎをしていた。
私もクリスマスプレゼントをサンタさんの贈り物だと思っていた時期があったことは、先日述べた。
うちの子供たちの保育園はミッション系だった。だが、キリスト教の新興宗教みたいなもので、キリストの教えを子供たちに刷り込むことはなかった。(そんなことをしたら、私が怒鳴り込む)。
とてもフレンドリーな保育園だった。でも、学芸会の劇だけはキリストをやった。いちおうミュージカルである。そのときに次のような歌があった。
♪世界で初めのクリスマスは
♪ユダヤの田舎のベツレヘム
♪宿には泊まれず家畜小屋でマリアとヨゼフの二人だけ
とても良い歌だった。
いまや、クリスマスはわが国でも完全に定着してしまった。
宗教色はゼロである。
良いことだと思う。わが国は八百万の神をたたえる国である。神社があっても、仏様があってもへっちゃらである。そこにキリスト教のクリスマスが入ってきても何ら違和感はない。
イスラム教はちと困る。酒が呑めなくなるからである。