院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

インフルエンザワクチンは効かない

2009-11-30 13:20:41 | Weblog
 またインフルエンザの話題で恐縮である。

 新型インフルエンザではなく、従来型のインフルエンザワクチンも効かないと私は見ている。

 なぜかと言うと、毎年、接取しなければならないワクチンなんて、聞いたことがないからである。ワクチンは種痘を初め、終生免疫を得られるものでなくてはならない。

 ある人は、毎年ウイルスの「型」が違うからと言うだろう。でも、そんなに「変異」する病原体にワクチンの意味があるのか?

 イギリスでの長年の研究では、本物のインフルエンザにかかった人は終生免疫が得られるが、ワクチンによる免疫は弱いと推測されている。5年のスパンで見ると、毎年ワクチン接種群と非接取群とではインフルエンザに罹る率は変わらないという。ならば、なぜ注射という痛いことをして、しかも異物を体内に入れる必要があろうか?

 新型インフルエンザも、効くかどうか臨床試験も少ないワクチンを大慌てで打つよりも、実際に感染して終生免疫を獲得してはどうか?


ドバイ凋落か?

2009-11-28 16:21:40 | Weblog
 アラブ首長国連邦の主要都市ドバイの発展がめざましい。ものすごい摩天楼群である。これを嫉妬をこめてアラブのバブルだと言う人がいて、すでにドバイは廃墟となっているなぞと振れ回る者がいた。

 だが、実際に行った人によると、ドバイは生き生きとしていて、斜陽のビルなぞごく一部だという。(これは、最近述べた)。

 ところがこのたびのドバイ・ショックである。欧州の資本がいっせいに引き上げ、ドバイのバブルがはじけたような報道がある。しかし、これは間違っている。
ドバイの金融危機が大きな影響を与えるということは、とりもなおさずドバイの世界的影響力を保障するものである。

 ドバイは短期間で必ず復活する。その根拠がある。地政学的、政治学的に見て、ドバイは中東、欧州の貿易ハブ拠点として、その地位は揺るがないからである。

 マスコミはいまにもドバイが崩壊するような言い方をして、さっそくドバイ・ショックなぞと命名している。バブルの噂も流し続けている。なんでそんなに煽るのだろうか?理解に苦しむ。

 ドバイは必ず復活する。しかも短期間にである。マスコミが言わないから、私が今のうちに言っておく。

新型インフルエンザワクチン副作用

2009-11-25 10:30:31 | Weblog
 11月21日に新型インフルエンザワクチンの副作用について述べた。その2日後に英国製のワクチンの副作用が言われて、カナダで使用中止になった。

 まだまだワクチン禍が出てくるだろうことを、いまから予言しておく。

 臨床試験もあいまいな、このワクチンを、しかも効果の分からないワクチンを、このまま使い続けることに疑問を覚える。

 私は新型インフルエンザにかかったほうが終生免疫ができて、変にワクチンなぞ使わないほうがよいと思っている

 私は季節性インフルエンザのワクチンも接取したことがないし、まして新型インフルエンザのワクチンなぞ絶対にするまいと思っている。


新型インフルエンザワクチン、副作用は大丈夫だろうか?

2009-11-21 15:09:38 | Weblog
 新型インフルエンザワクチンが足りないと言って大騒ぎしている。私には、それよりワクチンを打つことによる副作用の方が心配である。

 持病のある人や妊婦に優先的に接種しようという動きがあるけれども、本当に大丈夫か?

 持病のある人は持病が悪化するのではないか?妊婦に接種した場合、胎児への影響はどうなのか?

 十分な臨床試験をしていないから、このような心配が出てくる。皮肉な言い方をすれば、今回の接種がすなわち大規模な臨床試験である。

 これだけ人体実験をすれば、さぞかし有用な副作用データが集まるだろう。

 

少数民族

2009-11-15 09:36:50 | Weblog
 アメリカはインディアンを徹底的にやっつけた。アメリカインディアンは今でもひどい差別さらされている。

 オーストラリアは原住民アボリジニを、猟の標的にした。いま、オーストラリアはアボリジニ保護政策をやっているけれども、遅きに失した感がある。

 わが国は江戸時代から、アイヌを攻めた。アイヌで国会議員になった人がいて(名前失念)、その人が日本人としてアイヌ語で国会演説をしたことがある。立派だった。

 わが国では今でもアイヌは差別されていると北海道の友人から聞いた。

 そもそも混血が行われなかったのが差別の元凶である。

 ラテンアメリカを見よ。原住民族の言葉はなくなってしまったけれども、彼らはポルトガル語スペイン語を母語と思っている。完璧な支配である。

 アメリカインディアンやアボリジニやアイヌに差別が残っているのは、支配が完全ではないからである。混血も行われにくい。

 差別がなくなるには、あと百年以上はかかるだろう。

幼い心、清い心

2009-11-09 14:46:54 | Weblog
 幼な子が全部清い心を持っているとは言わない。しばしば幼な子は本能むき出しで残酷である。

 手前味噌だが、娘が幼稚園のころ、「アフリカの子ってドロ水飲んでるんだってー」と同情と恐怖を込めて私に伝えた。幼稚園で聞いてきたのだろう、そのショックを私は好ましいものとして感じた。

 「それは本当だ。アフリカはひどいことになっている」と私は娘に教えた。娘は長じて一児の母になった。アフリカの状況は今もかわらない。娘はそれをどのように孫に伝えるだろうか?

 私も幼児のころ亡父に「アフリカに食べ物がないのなら、飛行機で送ってあげればよいのに」と言った。亡父は「それは良い案だが、飛行機がアフリカに着くまでに、腐ってしまう」と答えた。

 本当は政情のことや、末端まで食料が行き渡らないことがあるといったことを、亡父は承知していたに違いない。しかし、が幼子だったので、分かりやすく言ったのだろう。

 幼な心は概して残酷であるが、こういう清いところもあるのである。

新型インフルエンザは弱毒性

2009-11-07 18:30:00 | Weblog
 新型インフルエンザは季節性インフルエンザより弱毒性だと聞いた。

 それなのに、このワクチン騒動だ。

 ワクチンは天然痘のように、罹ったら半数は死ぬような強毒性の疾病に使用すべきだ。

 新型インフルエンザで死ぬ人が10万人に1人。ワクチン禍で死ぬ人が10万人に1人。これでは、なぜワクチン、ワクチンと言っているのか意味が分からない。

 以前、ワクチンを強制接種にして、ワクチン禍で亡くなった人がことごとく裁判で勝って、国に大量の損害賠償を求めた時代があった。国はそれに懲りて、ワクチンの強制接種をほとんど止めてしまった。

 新型インフルエンザワクチンでも、ワクチンが原因の死亡者は出るだろう。今度は被害者がどう出るか、見モノである。

マスク、うがい、手洗い

2009-11-07 18:13:37 | Weblog
 今回も新型インフルエンザの話題。

 マスクをせよ、うがいをせよ、手洗いをせよと、うるさいことおびただしい。この欄で、何度も述べてきたけれども、権威者まで同じことを言うので、これは危険であると思ったから、しつこいようだがもう一度書く。

 マスクは感染の予防にならない。なぜなら隙間が多すぎるから。本当に予防しようとするなら、潜水服のようなものを着なくてはならない。(ただし、患者ほうがマスクをするのは、少しは足しになるかもしれない)。

 うがいも予防にならない。外出してウイルスに感染してから、家に帰ってうがいをしても、もう遅い。うがいはノドの粘液を取ってしまい、かえって感染しやすくなるという学者もいる。

 手洗いも予防にならない。なぜなら手だけ洗っても、ウイルスは顔や髪に付いているから。手を洗ってから、顔や髪をさわれば洗わないのと同じことである。それを、ご丁寧にも親指の洗い型まで伝授している。子供や親を神経質にさせるだけである。

 これしきのことを、なぜ権威者は言わないのか?大衆に迎合しているのなら、権威者とは呼べない。

新型インフルエンザ臨床試験

2009-11-07 18:02:51 | Weblog
 新型インフルエンザワクチンは臨床試験をやっていないと、前回書いたけれども、ちょっとはやったらしい。規模は200名で小規模である。だけど、どうやってやったのだろう。

 ふつう臨床試験というのは、本物の薬を与えた群と、ニセの薬を与えた群とで、どちらが効いたかを調べるものである。そんなこと新型インフルエンザで実行可能か?

 昔、山梨県が季節型インフルエンザのワクチンを全部やめてしまったことがあった。全県でやめたのだから、壮大な実験である。それなのに山梨県だけ流行したという話はなかった。

 こんなに大規模な実験をして、今、それが取りざたされないのが不思議である。たぶん学術論文として残っていないからだと思う。やったのが役人だから、学術論文を書けなかったのだろう。

 実にもったいないことをした。