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(渋谷のハロウィン。朝日digital より引用。)
昭和30年台、私が幼いころの大人はみな忙しく、バカ騒ぎをしているヒマはなかった。せいぜいクリスマスイブの繁華街で一晩だけバカ騒ぎがあっただけだ。(それだけでも顰蹙を買ったのよ。)
私が成人してからは、職場の宴会でのバカ騒ぎがあった。バカ騒ぎどころかしばしば喧嘩が起こった。(さいきん「無礼講」という言葉を聞かないね。)
バブル期になると、ディスコで連日連夜のバカ騒ぎ。肌を露わにした女子が「マハラジャ」の「お立ち台」で踊り狂った。
こうしてみると、人間集団にはバカ騒ぎが必要なのではないかと思えてくる。(幕末には「ええじゃないか踊り」があったしね。戦前には「東京音頭」で集団が踊り狂うことが偶発的に起こったらしいよ。)
渋谷や六本木のハロウィンのバカ騒ぎは、バブル期よりずっと金のない若者が、安い自前の衣装で仮装し、公道という「無料の場所」で行っている。つまり、金がないからではないか?
いまの若者に金があれば、往時の「マハラジャ」のように毎晩有料でバカ騒ぎをさせてくれるレジャーランドが必ず出てくるだろう。(「クラブ」というのが、それなんだろうかね?よく知らないけど。)
※私の俳句(秋)
ホームより電車が去つて秋残り