地球温暖化について、最近は以前ほど言われなくなった。「地球温暖化論」については数年前からこの欄で批判してきた。ご記憶のかたも多かろう。
なぜ「地球温暖化論」が下火になったかという理由をマスコミは報じない。だから、ここで述べる。
地球が温暖化しているという説はIPCCという国連の一機関から出された。IPCCは気候に関する世界中の論文を集めて、それらを吟味して、気候に関して現時点で正しそうな見解を発表する。そのIPCCが「地球は温暖化しているようだ」と発表したから、最近高まってきた先進国の環境への関心とあいまって、世界中で「温暖化」がクロースアップされてしまった。
もう一つ「温暖化」にからんで「CO2排出権取引」なる極めて奇妙な取引が発明された。わが国のように権利を買う方には不利だが、売る方はなにもしないで大金が入ってくるので、「地球温暖化論」はそのような国にとって大層都合のよい説だった。だから、「温暖化」は政治的に利用された。
IPCCが最も影響された論文に載っていたグラフがある。そのグラフはその形にちなんでホッケー・スティック曲線と俗称されるようになった。そのグラフは、何千年前からの地球気温をプロットしたもので、最初はなだらかに下降していくのだが、20世紀に入ってから急に上昇速し、形が横にしたホッケー・スティックのようなのだ。まさに工業が発展した時に一致する。
以前の「地球温暖化論」の大元は、この曲線である。ところが、この曲線は間違っているというより、捏造であるという疑惑が生じてきた。意図的にデータの一部を削除しているのだという。庶民は騙せても学者たちは騙せない。これでIPCCが根拠としていたデータそのものが崩壊した。ホッケー・ステッィックを作った学者が、データの一部を削除して、あたかも温暖化しているように見せかけよと指示したメールまで発見された。(さすがに、そこまであからさまな内容ではないけれども、結果として第三者には温暖化しているように見えるグラフになってしまう)。
これは海外の一部では大スキャンダルとして扱われた。ところが、わが国では新聞もTVも全く報道しなかった。(マスコミが「知らなかった」と言うのなら、あまりにバカである。書かなかったとすれば、その意図はなんだろうか?)
こうして排出権取引市場の規模は往時の10分の1になった。激減したといっても、まだ少しは存在しているというところが不思議である。このことも我がマスコミは報じない。
本欄には5年前の最初からマスコミ批判が多いけれども、今後もそうしていくので、そうした論議がお好きなかたはご愛読ください。
なぜ「地球温暖化論」が下火になったかという理由をマスコミは報じない。だから、ここで述べる。
地球が温暖化しているという説はIPCCという国連の一機関から出された。IPCCは気候に関する世界中の論文を集めて、それらを吟味して、気候に関して現時点で正しそうな見解を発表する。そのIPCCが「地球は温暖化しているようだ」と発表したから、最近高まってきた先進国の環境への関心とあいまって、世界中で「温暖化」がクロースアップされてしまった。
もう一つ「温暖化」にからんで「CO2排出権取引」なる極めて奇妙な取引が発明された。わが国のように権利を買う方には不利だが、売る方はなにもしないで大金が入ってくるので、「地球温暖化論」はそのような国にとって大層都合のよい説だった。だから、「温暖化」は政治的に利用された。
IPCCが最も影響された論文に載っていたグラフがある。そのグラフはその形にちなんでホッケー・スティック曲線と俗称されるようになった。そのグラフは、何千年前からの地球気温をプロットしたもので、最初はなだらかに下降していくのだが、20世紀に入ってから急に上昇速し、形が横にしたホッケー・スティックのようなのだ。まさに工業が発展した時に一致する。
以前の「地球温暖化論」の大元は、この曲線である。ところが、この曲線は間違っているというより、捏造であるという疑惑が生じてきた。意図的にデータの一部を削除しているのだという。庶民は騙せても学者たちは騙せない。これでIPCCが根拠としていたデータそのものが崩壊した。ホッケー・ステッィックを作った学者が、データの一部を削除して、あたかも温暖化しているように見せかけよと指示したメールまで発見された。(さすがに、そこまであからさまな内容ではないけれども、結果として第三者には温暖化しているように見えるグラフになってしまう)。
これは海外の一部では大スキャンダルとして扱われた。ところが、わが国では新聞もTVも全く報道しなかった。(マスコミが「知らなかった」と言うのなら、あまりにバカである。書かなかったとすれば、その意図はなんだろうか?)
こうして排出権取引市場の規模は往時の10分の1になった。激減したといっても、まだ少しは存在しているというところが不思議である。このことも我がマスコミは報じない。
本欄には5年前の最初からマスコミ批判が多いけれども、今後もそうしていくので、そうした論議がお好きなかたはご愛読ください。