院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

知的障害者のパン屋さん

2009-02-28 08:33:07 | Weblog
 知的障害者がNPOなのどの支援で働くことが多くなった。

 目立つのがパン屋である。パンを作るという作業はそんなに簡単なものなのだろうか?私にはパン作りというのは、何年も修行を積んだ人にしかできないように思える。

 果たして知的障害者にパン作りができるのか、前から疑問に思っている。本質的な部分は健常者がやって、包装などの部分だけ知的障害者がやっているのだろうか?

 だとしたら、まやかしである。

 パン屋の店名も気になっている。ひらがなだけやかたかなだけの名称が多い。曰く「きぼうのパン屋さん」、曰く「パン店ヒマワリ」。こんな名称をまともなパン屋は付けないぞ、ふつう。

 どこかウソの匂いがする。

昭和初期の食器

2009-02-27 08:40:09 | Weblog
 妻が実家から昭和初期の茶碗やお椀を山ほど持ってきた。このたびの戦災で焼けなかったものである。

 ダンボール5箱分のそれらを見て驚いたことがいくつかある。

 まず、みな桐の箱に入っていて、箱書きがある。箱書きがあるからと言って、日用雑器だし、妻の先祖がたいそうな家柄でもないので、どうせ2束3文だろうが・・。

 現代の陶器屋では、茶碗でも銘々皿でも1組5脚というのが普通である。ところが、1組10脚、20脚という品が多いのである。これにも驚いた。当時は宴会などは家庭で開いたからだろう。

 保存状態がよいのにも驚いた。1脚ずつが新聞紙や反故で包まれている。

 意匠がなかなかよい。現代の陶器屋では見かけない、手の込んだ品が多い。

 昔、これらの器を鑑定に出したことがあるらしい。トータルで2,3万円だったらしいが。

お経と念仏

2009-02-26 21:11:11 | Weblog
 お経は仏事を厳かにする効用をもっている。

 お経は意味が分からない、だからこそ、そのような効果があるのだろう。お経は元来、教えないし思想である。それを漢字をそのまま音読みにするから、意味が分からないのである。

 それってもしかしたら邪道?教えとか思想を意味が分からないようにして、しかも節を付けて読むことに何か意味があるのだろうか?お経を聞く人を馬鹿にしているのではないか?

 念仏を唱えれば、それだけで極楽往生できると主張したのは法然だったか?

 これのほうが、まだしも素直である。かの時代の文字も読めない無教養な人々に救いを与えるのは、功徳ではないか。

 私は念仏は是とするが、お経には疑問を持つ者である。

ドバイの興亡

2009-02-25 10:04:06 | Weblog
 中東のドバイの開発はすごい。高層ビルが林立するようになった。

 それがこのたびの世界同時不況で、建設は中断し、出稼ぎの労働者も去って、ゴーストタウンのようになってしまったと報道されている。

 ところがジャーナリストの田原総一郎さんが実際にドバイに行ったところ、相変わらずの繁栄ぶりで、ゴーストタウンのようになったビルはごく一部だという。

 一部をとりあげて、全体のように報道するのはマスコミの悪い癖だと田原さんは言っていた。

 地球温暖化と言っては、いましも地球が滅亡するようにマスコミは言う。マスコミの事大主義はいまに始まったことではない。

 

簡単な楽器なぞない

2009-02-24 08:39:05 | Weblog
 よく、簡単な楽器をやってみたいという人がいるけれども、それは勘違いである。

 ハーモニカにしても小学生の縦笛にしても、音はすぐに出るが、極めるとなると難しい。

 ハーモニカも超絶技巧というのがあって、どんな楽器でも、その楽器でできるもっとも高度な技をもつ人がいる。

 小学生の縦笛は、まさにリコーダーであり、中世から難曲がいくつも存在している。

 だから簡単な楽器なぞ存在しない。

救急車のサイレン

2009-02-22 09:48:49 | Weblog
 皆さんは救急車乗ったことがおありだろうか?けたたましいサイレンの、あの救急車である。

 私は仕事柄、何度も救急車に乗ったことがある。

 あれだけ大きなサイレンを鳴らすのだもの、内部は相当の音量になるに違いないと考えた方はおられるだろうか?そのような方は、たいへん想像力の旺盛な方である。

 でも、救急車は病人を乗せる車である。内部がやかましくては無線連絡もできない。

 そう、結果から言うと、救急車の内部は静かなのである。

 防音装置がほどこされているわけではない。実はサイレンの音波と逆の位相の音波を内部に出して、音波の干渉により音を相殺しているのだ。

 よく考えたものである。

花粉症

2009-02-21 08:25:06 | Weblog
 花粉症の季節である。日本人の4人に1人が花粉症だそうである。

 海外で花粉症があると聞いていない。わが国の「風土病」なのだろうか?

 杉ならシベリアには沢山ある。でも、ロシア人が花粉症になったとは聞かない。また、詳しく調べたわけではないけれども、在日外国人が花粉症になったという話を聞かない。

 オーストラリア人に皮膚癌が極めて多いように、日本人は花粉症になりやすいのだろうか?

 ところで、花粉症とはスラングである。どんな医学書を見ても花粉症という言葉は出てこない。

 正確には、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎である。アレルゲンがなんでもかまわないのである。花粉はアレルゲンの一つに過ぎない。少なくとも医学的には。

総合ビタミン剤

2009-02-20 08:34:26 | Weblog
 なぜビタミン剤が売れるのか分からない。

 ビタミン剤は、ほとんど食事が摂れない人にしか意味がない。口から普通に食物を食べている人がビタミン剤を飲んでも滋養強壮にならない。排泄されるだけである。

 それなのに厚労省は医薬品として許可している。これは、製薬会社が潤うように政治的配慮をしているのではないか?

 口から普通に食べている人に、病院はビタミン剤を出せない。健康保険が効かないからだ。

 それならビタミン剤はサプリメントみたいなものではないか?CMで疲労回復にビタミン剤を言っているのは、虚偽のCMにならないのだろうか?

 ビタミン剤はサプリメントというより偽薬である。偽薬とは、本物の薬を飲んだときと偽薬を飲んだときに、効き方にどれほどの差があるか調べるための小麦粉を丸めて、本物の薬と外見は同じにした実験用の錠剤である。

 偽薬でも結構効果があるから、人間心理は不思議である。

郵政民営化

2009-02-19 08:29:33 | Weblog
 郵政が民営化されると、どういうことが起きるのか、私には分からなかった。

 ただ、ひとつ淡い期待があった。それは、小包がひどい扱いをされずに済むのではないか?日曜配達が行われるのではないか?という期待である。

 私は学生時代から郵便小包に恨みをもっている。何重にも荷物を包ませ、荷札を6個も付けさせ、届いたときには中身にキズがあるのである。私は学生時代、大切な本を実家から郵便小包で送ってもらった。

 本は何重にも保護されていた。それなのに、ハードカバーの本の端が潰れているのである。悪意を感じた。よほどの悪意をこめて郵送しなければ、これほどまで厳重な包装の本の端が潰れるはずがあろうか?

 以来、郵便小包を使わなくなった。そのころから宅配便が出てきた。なんと宅配便はチョコレートを厳重な包装もなく送れたのである。

 以来、宅配便が郵便小包を凌駕して、郵便局はついに郵パックを市場に出さざるをえなくなった。

 これは郵政民液化前の話である。

 郵政が民営化されれば、宅配便と同じく、当然、日曜配達が復活すると思っていた。根拠はないが、宗でなければ積極的に日曜配達をする民間に負けてしまうではないか?

 ところが郵便局は未だに日曜配達を復活しない。10円でも切手が足りなければ、送り主に戻す。送って、相手から10円取ればよいではないか?なんでそんなことが分からないのか?

 郵政は民営化しても何も変わっていない。

サンケイ新聞なら読んでもよい

2009-02-18 09:29:03 | Weblog
 新聞の論調がみな似てきてしまったのは、なぜだろうか?

 言論世界はいろいろな言論があるからおもしろいのであって、朝日も読売も日経も同じなら、会社が別である必要はない。だから、私は新聞を取らない。

 ただひとり、サンケイ新聞は他社と論調が違う。だから、おもしろい。サンケイ新聞なら取ってもよいが、私の住む地域ではサンケイの宅配をやっていない。

 サンケイがなぜ面白いかというと、きどらないからである。真実を伝えようとしているからである。サンケイは中国の特派員クラブから外された。それは、中国におもねらなかったからである。

 中国は真実を伝えられたら困る部分を沢山もっている。だから外された。そういう新聞なら読んでやってもよい。


新聞社が潰れるか?

2009-02-17 08:29:00 | Weblog
 朝日新聞の経営が思わしくないと聞いた。めでたいことである。

 新華社通信の傀儡のような朝日新聞が潰れたら、さぞかしさっぱりすることだろう。

 宅配制度がなくなったら、すべての新聞社が潰れる。新聞で得られる情報はすでに前日のTVニュースでやっている。だから、新聞は「惰性」でやっているだけなのだ。

 私は、もう10年以上も新聞を取っていない。TVニュースとインターネットで済んでしまうからだ。お金もだいぶ浮いた。

 一時、「第4権力」と呼ばれた新聞の影響力は確実に減っている。もし新聞社が盛り返したいのなら、昔のようにルビをふることだ。

 新聞はいっせいにルビを廃したから子供には読めない。子供の市場を切ったら、大人になっても新聞を読む癖ができない。

 新聞よ、もう一度復活したければルビをふれ。そして、昔のように休刊日を作るな。そうすれば、いくらか延命できるかもしれない。

 休刊日を「談合」でなく、なんと呼べばよいのだろうか?

壁の穴

2009-02-16 14:50:43 | Weblog
 壁に正三角形の穴があいている。

 一方、その正三角形の一辺より少し小さな稜をもつ正四面体がある。(4枚の正三角形で囲まれた立体のこと)。

 この正四面体は壁の穴を通り抜けることができるか?

 答えは「できる」である。

 証明は初等的にできるが、けっこう難しい。

原発解禁

2009-02-14 08:30:12 | Weblog
 北欧のどこかの国が、禁止していた原子力発電所の建設を解禁するという。

 理由は、原発はCO2 を排出せず、地球温暖化を防ぐからだという。

 何を考えているのだろう?火力発電は、おおもとを質せば太陽エネルギーに行き着く。しかし、原子力は太陽エネルギーに基づかない、人工のエネルギーである。

 太陽エネルギーだけだったら、地球規模のエネルギーの収支は合っているのである。

 そこに原子力エネルギーという新しいエネルギーを持ち込んだら、熱公害が起こるといつぞや書いた。

 原発が怖いのは放射能ではない。熱公害なのだ。

 地球温暖化を防ぐために原発解禁とは、まったくマンガではないか。文系の人々に政治をやらせると、こういう逆のことが起こるという、これは好例である。

絵が好き

2009-02-12 09:12:55 | Weblog
 自分で言うのもナンだが、私は絵が上手い。

 幼稚園のころから絵を描いていた。古いカレンダーをもらうと、嬉しくて、その裏側に絵を描いた。

 だから、小学校に上がっても、図工はトップだった。これは中学、高校まで続いた。

 クレヨンから水彩、さらに油絵、ついに水墨画まで描くに至った。マンガも描いた。これはペン画であるが、投稿して一席になったこともある。

 絵画専門学校から、自宅に勧誘に来た。でも、私は医学部に行くのが夢だったので、絵画は趣味ですと断った。

 私には絵の才能があるようだ。だが、その道に進まなくて良かったと思っている。