先日、かおる先生から質問を受けました。
「先生の方から、もうレッスンをやめてくださいといった事ありますか?」
ありますよ。
今までに2件。
個人レッスンを受ける機会はどの方にも平等にあります。
いかんせん、レッスンは義務教育ではありませんので、
生徒さんは先生を選ぶことができますが、
その反対もあっていいと思います。
大抵の場合、子供さんが反抗期に入る時期と重複します。
☆5年生女の子
親がならえって言ったから来てる。楽しくない。
何を聞いても、ふてくされている。
音楽をする以前の問題ですから、
月謝がもったいないから、やめることを勧めました。
17歳になったとき、明るくケロッと保育科行くから、やっぱりするわと再開。
必要と感じてから来てもいいわよね。
現在ママになってます。
☆4年生女の子
頭はよい子。
しかし、自分の思い込みで弾き、
リズムや音の間違いを指摘すると、
直そうとせずに、ふてくされる。
そしてふてくされている自分にいらいらして、またふてくされる。
来週から来なくていいよと言っても、
来ましたから、(笑)
とことん反抗につきあってあげたら、
自分で好きなようにガンガン弾いて、
中学を卒業する頃には落ちつき、高校受験を機にやめましたが、
わすれたころに音信があります。
現在大学4回生。
このような問題は時間が解決することが多いです。
ただ、音楽と違うことで、ストレートに思いをぶつけられると、
こちらも、相当に体力を使います。
また、場合によってはプライベートな問題に立ち入らなければ、
ならないことも出てくるかもしれません。
ついつい、こうしてくれたら、もっと上手になるのに・・・・なんて、
先生の向上心と親心で考えることもありますが、
週1回のかかわりで、大切なよそのお子様をどうこうできるものではないと、
謙虚な気持ちも持ち合わせたいです。
個人レッスンの特徴を生かして、親身になってあげることもできますが、
レスナーにも限界があります。
時には自分のため、相手のためにも突き放すことも必要ですと、
かおる先生にはお伝えしました。
りんとしたジュウヤクの白い花はすきです。