黒猫ジジィの毎日にゃん!教室のみなさんとジジィを紹介   

2017.12より猫ブログになりました
姫路市飾磨区、飾磨駅北口より徒歩2分
【なるせ音楽教室】

生活にリズムを

2006-08-08 | 音楽子育て回想

生活にリズムをつけるのはお母さんの役目です。

レッスン日には、

一人で通える子はお母さんか家の人が声をかけ、
つれてきてくださる家庭は、とにかくつれて来てください。
夏休みは特に生活のリズムが崩れます。

あるお母さん、
「急に娘が行きたくないと言うのです」
 お母さんとおばあさんで育てていらっしゃるご家庭の事情はわかります。
 しかし、 仕事の都合で、
 子供さんは来る気があっても キャンセルが多く、
 時間変更をしてもその時間にもつれてきてくださらない。
 それに 後からでも連れて行けなかったと、メールのひとつもない。
 平日が無理なら土日もレッスンしていますよとお知らせしても、
 土日はお母さんが休みたいそうで。

「行きたくない」というのは
レッスンがいやではなくて、お母さんを困らせようとしているのですよ
困らせて、注目を向けようとしているのです
とにかくつれて来てください。
それだけでもずいぶん気分が晴れるし、音楽の楽しみ感じてくれると思うのです。

お母さんはわかってくれたようです。

決まった曜日に がんばってねと送り出してくれるお母さん。
お母さんはやはり家庭の雰囲気を作るのになくてはならない人ですから。
子供の応援係りなのですから。

親の背を見て育つといいますが、
ほんとに親の都合を理解してくれるのは、
大きくなってから。

私自身 人様にお説教できるような子育てはしていませんが、
成人した娘たちが、

あのときのお母さんは怖かったとか、
あの時叱られたのは、怖いだけだったけれど、今なら理由がわかるとか、
あの時はやはり 私たちのこと気にかけてくれたのね・・とか、
あの時は教育的意味はなくて、ただお母さんが癇癪起こしてただけだったとか
(なかなか 厳しい観察です)。

かなり自分本位で強引で自信ありげな子育てでしたが、
その「根拠のないような変な自信を持っているお母さん」が頼もしく
安心できる存在なのよねと 言ってくれます。

よかったのか 悪かったのか、
でも 今このように 子育ての時を昔話みたいに、
語れるだけでもよかったと思っています。