「ピンクの軍服にすればいいのよ。
だったら戦意をそがれて戦争にならない」
たしかこのようなことを 三輪明宏さんがどこかの番組で言っていた。
それをふと思い出したのが
発表会で弾いた長女の「軍隊ポロネーズ」。
どうだった?と感想を求められ、
私は、今までも娘の演奏を特にほめた事もなく
発表会のあの場では参加者の生徒の演奏を聞くのが精一杯。
娘のは後から 聞きなおして感じるのがいつものこと。
「ピンクの兵隊さんだね。 迷彩柄ではないな~」そんな感想に、
娘は、「ええ加減な母め」と思っただろうが、
発表会で弾いているものの師弟関係でなく親子関係。
ほめても、注意しても娘はなんだか ふてくされる難しい関係なんですよ。
そこらへんはわかってると思うのだけどね。
次女の情熱的スペイン風アンダルシアも
家で仕事のストレスを発散しながら練習しているときは
情熱も時に喧嘩を売っている風に聞こえる。
しかしだ、二人とも仕事を持つお年頃になっても
家の発表会に参加することをとても楽しみにしてくれてることだけで
母はうれしいんだよ。
手が小さくてなかなかおさえきれないやさしいピンクの軍隊でも、
ストレス発散型アンダルシアでも
大いなる趣味として楽しんでくれればね。
さて二人とももう、次回の選曲に入っております。