ブルクミュラーを弾いた事のある人なら
どこから読んでも為になる本です。
教室では、バイエルは前向きに使っていませんが
「ブルクミュラー25の練習曲」は積極的に使っています。
多くの出版社から出版されて
それほど高くない曲集(それだけ売れていて愛されているってこと)。
25曲ある練習曲にあわせて「25項目の不思議」が
緻密な取材と研究の下にとてもわかりやすく興味深く読めました。
私の知らなかったことがいっぱいで勉強になりました。
使う前は、こんな人なんだよ、こんな時代背景の人なんだよと
ブルクミュラー(本の名でなく作曲した人の名)の解説が
巻頭に書いてあるので、必ず生徒さんと一緒に読みます。
昔は「ブルグミュラー」でしたのに
いまは「ブルクミュラー」。
ドイツ語の微妙な発音をカタカナ表記にすると
より「ブルクミュラー」の方が近いそうで
私は「ブルクミュラー」の多く目にしていながら
「ブルグミュラー」と常に頭の中で濁点で思い込んでいました(ショック!)
いろいろ世の中変わるのですね。 着いて行かなきゃね。
「ブルクミュラー 25の不思議 」~なぜにこんなにも愛されるのか~
飯田有抄・前島美保 著 音楽之友社 ¥1,900+税