近代から現代へ、日本史の問題を問う対談集ですね。おおいに対談してほしい。アメリカの属国化した現況の根を見据える必要があるのですよね。日本の知識人がこんな論戦をしていることは面白い。沖縄の歴史の事例を網羅しているかが後は気になるがどうなのだろう?
アメリカの五一番目の州のリアリティ⇒論文で言及したことがあるので、興味深い。日本の戦後70年の欺瞞が切開されるのはいいと思う。沖縄からの発言がほしい!
内容紹介
この国はなぜ今、戦争ができる国になりたがっているのか?
右傾化する日本と世界、新米保守という矛盾、領土問題の本質、反知性主義ともいえる現状……。この国が来た道、行く道を、『日本辺境論』『街場の戦争論』などの内田樹氏と『永続敗戦論』で大注目の論客、白井聡氏が縦横無尽に語りつくす。「敗戦の否認」という呪縛や日本人に眠る「自己破壊衝動」など、現代日本に根深く潜む戦後史の問題の本質をえぐりだす。戦後70年の必読書!
第一章:なぜ今、戦後史を見直すべきなのか
◇戦後史を見直す動きは時代の要請
◇日本の歪んだ右傾化
◇対米従属が生きる道と信じる人たち
◇日本の近代化が失敗した理由
◇右傾化と金儲けの親和性
◇日本のイデオロギーの特殊性
◇東京オリンピック開催と領土問題という二面性
◇アジアでの敗戦認識が薄い日本人
◇歴史を掘り起こし、新しい言葉を見つけ出すとき
第二章:純化していく永続敗戦レジーム
◇ほんとうの民主主義がない日本
◇なじみやすかった対米従属と対米自立
◇冷戦終了後も対米従属が続くのはなぜか
◇日本全体に蔓延する未熟な「ことなかれ主義」
◇小手先の修理ではどうにもならないほど劣化
◇戦後レジームの脱却=日本を壊す
◇対米従属を強化する美しい国
◇日本人の無自覚な愛と憎しみのねじれ
第三章:否認の呪縛
◇「敗戦の否認」の呪縛
◇「何かの否認」により成り立つ国家
◇エリートたちに眠る内的破壊衝動
◇今、政治学は何ができるのか
◇アメリカの属国だということを、日本人はどれだけ受け止めているか
◇知への反発とオタク文化
◇アジアで孤立化しているように見えるのはなぜか
◇日本にはまだ「負けしろ」が十分ある
第四章:日本人の中にある自滅衝動
◇事実認識を正確にできないようになってしまったのはなぜか
◇極論を楽しんでしまう日本人の気質
◇戦後誰も成し得なかったことをする安倍晋三という人物
◇幼稚な反米主義で帰着する可能性
◇日本で次なる反米ムードは蜂起するか
◇アメリカの五一番目の州のリアリティ
◇欲望の伝わり方
◇歴史的事実の隠蔽の構造
◇「占領時代」を忘却している日本
右傾化する日本と世界、新米保守という矛盾、領土問題の本質、反知性主義ともいえる現状……。この国が来た道、行く道を、『日本辺境論』『街場の戦争論』などの内田樹氏と『永続敗戦論』で大注目の論客、白井聡氏が縦横無尽に語りつくす。「敗戦の否認」という呪縛や日本人に眠る「自己破壊衝動」など、現代日本に根深く潜む戦後史の問題の本質をえぐりだす。戦後70年の必読書!
第一章:なぜ今、戦後史を見直すべきなのか
◇戦後史を見直す動きは時代の要請
◇日本の歪んだ右傾化
◇対米従属が生きる道と信じる人たち
◇日本の近代化が失敗した理由
◇右傾化と金儲けの親和性
◇日本のイデオロギーの特殊性
◇東京オリンピック開催と領土問題という二面性
◇アジアでの敗戦認識が薄い日本人
◇歴史を掘り起こし、新しい言葉を見つけ出すとき
第二章:純化していく永続敗戦レジーム
◇ほんとうの民主主義がない日本
◇なじみやすかった対米従属と対米自立
◇冷戦終了後も対米従属が続くのはなぜか
◇日本全体に蔓延する未熟な「ことなかれ主義」
◇小手先の修理ではどうにもならないほど劣化
◇戦後レジームの脱却=日本を壊す
◇対米従属を強化する美しい国
◇日本人の無自覚な愛と憎しみのねじれ
第三章:否認の呪縛
◇「敗戦の否認」の呪縛
◇「何かの否認」により成り立つ国家
◇エリートたちに眠る内的破壊衝動
◇今、政治学は何ができるのか
◇アメリカの属国だということを、日本人はどれだけ受け止めているか
◇知への反発とオタク文化
◇アジアで孤立化しているように見えるのはなぜか
◇日本にはまだ「負けしろ」が十分ある
第四章:日本人の中にある自滅衝動
◇事実認識を正確にできないようになってしまったのはなぜか
◇極論を楽しんでしまう日本人の気質
◇戦後誰も成し得なかったことをする安倍晋三という人物
◇幼稚な反米主義で帰着する可能性
◇日本で次なる反米ムードは蜂起するか
◇アメリカの五一番目の州のリアリティ
◇欲望の伝わり方
◇歴史的事実の隠蔽の構造
◇「占領時代」を忘却している日本
内容(「BOOK」データベースより)
日本人にとって戦後とは何なのか。いま起きている問題の根底にあるものは何か。タブーなしの徹底対談!