ネットで公開されている映画を見た。上杉家と沖縄の関わりは『沖縄の殿様 - 最後の米沢藩主・上杉茂憲の県令奮闘記』(中公新書)に詳しい。映画はとても良かった。ケネディー大統領が上杉鷹山を尊敬したという。納得できる。「為せば成る、為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」は鷹山の言葉と知られているとのことだ。
紹介した新書の紹介文が以下である。
「謙信の流れをくみ、鷹山を中興の祖と仰ぐ名門、米沢藩上杉家。最後の藩主・茂憲は明治十四年、琉球処分から日が浅い沖縄に県令として赴く。本島をくまなく巡り、宮古・石垣両島まで及んだ視察で目撃したのは、困窮にあえぐ庶民の姿であった。再三の改革意見は政府から黙殺され、志半ばで解任される茂憲。だが、情熱を傾けた人材育成は後年になって実を結ぶ。今日もなお沖縄で敬愛される上杉茂憲の二年にわたる奮闘の記録」。この新書は博論を書く上で参照した。
旧米沢藩(現山形県米沢市など)を訪問してみたい。
映画「上杉鷹山(うえすぎようざん) 二百年前の行政改革」は、勇気と希望を与える。こんなリーダーがいたらいいね。世の中明るくなる。