nasu_star's blog

那須で自然に親しみ、星と自然を愛するブログ

2016年度1回目の星空観察会

2016-06-16 20:59:20 | 星空

先週6/11土曜日に今年度第1回目の星空観察会を開催した。

お客さんは、20人くらいだったろうか。

今回の目玉は、月火木土におまけで日。

衛星、惑星、恒星と3種類5天体が見られ、しかも火星は中接近の直後なのでまだ観望出来る。

天気はあまり期待していなかったが、日中は青空が出ていて期待が高まった。

しかし、やはり夕方になるにつれ雲が空を覆い始めてしまったが、まだまだ薄い雲で月や惑星ならまだ見る事ができる範囲のもの。

5時過ぎに仲間で「田舎ランド鴫内」に現地入りして、早速観望の準備をした。

仲間の反射望遠鏡1台、屈折望遠鏡2台、大型双眼鏡1台の4台体制。

陽が落ちて直ぐでまだまだ明るかったけど、既に月と木星が僅かな晴れ間から見えていたので、観察会開始の7時を待たずにお客さんが来始めたので観望を始めた。

でも、7時を過ぎた頃から雲が厚くなって見えなくなってしまったので、開会の挨拶終了後に屋内に入って万が一のために準備しておいたプロジェクターによる星空解説をすることにした。

何時もなら、マツさんが流暢な日本語(あたりまえか)で解説をしてくれるのだが、風邪をを引いているのでやって欲しいと云うのでこの日は私が受け持つ事にした。

1時間程解説している内に外も暗くなり、空の状況を確認してもらうと、火星が雲間から見え出したと云うので早速外に出て観望開始。

木星も暗くなって、コントラストが高くなり縞模様もはっきり見える様になって、皆さん大喜び。

ガリレオ衛星も木星の両側に、お行儀よく一直線に並んでいて綺麗。

月もクレーターがくっきりと見え、来場者のスマホでクレーターを撮らせてあげて喜ばれた。

そのうちに、火星が良く見える様になって、円盤状の真っ赤な天体に女性の方は赤くてきれいと歓声を上げていた。

終了時刻が迫って来てもうダメかと思われた土星が、終了直前で雲から出て来てくれた。

やっぱり、土星は何よりも人気がある。

来場者みんなが歓声を上げていた。

この日はこの季節らしく、非常に安定した大気で高倍率でも画像は殆ど揺らぐことなく最高のシーイングでの観望ができた。

雲ってしまって見えないと云うリスクは高いものの、見えればこの上ない良好な条件で惑星を見られるので運を掛けてみる価値のある季節だ。

チャンスに掛けてみて良かった。


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