今月末から家の外壁塗装が入ります。
その時当然外壁に接する様な構造物があるとそのところは塗装してくれません。
私の家にはウッドデッキがあって、ウッドデッキの柱の部分とか床の側面が接触している部分がそれにあたります。
そのウッドデッキがこれ。
ウッドデッキ自体も外壁と接触した部分は一度も塗装した事が無く、見えないので腐ったりシロアリに喰われたりしていないかずっと気にはなっていました。
この際、このウッドデッキを手前にずらしてみよう!
一条工務店の方にも相談はしてみましたが「無理でしょう」と云っていました。
多分、車一台分くらいの重量があると思います。
最初は台車を組んでジャッキで持ち上げて移動しようかとも考えました。
でも、ホームセンターで確認すると重量に耐えるキャスターって一個2000円以上とかしますし、耐荷重値見ると8個とか10個必要そう。
それに台車作る木材も高騰していて凄く高いし、そもそも作るの大変そうです。
もし、上手く行かなかったら大損です。
でも、アイディアマンの私です。
お任せあれ!!
アイディア炸裂!
安くて簡単に出来る方法・・・・
あなたならどうしますか?
えへっ!
床下はこんな感じになっています。
先日、スーパーの文房具売り場のある物を全部買い占めて来ました。
一軒では足らずに2件のスーパーの文房具売り場で買い占め。
多分、今買いに行っても売り切れになってると思います。
ただ、赤い物だけは残して来ました。
それは・・・「下敷き」!
柱は全部で16本。
16枚+2枚の下敷きを半分にして二枚重ねて使います。
まず、車のジャッキで2cmくらい片側を浮かせます。
そこへ、3本の長さを調整できるプラスチック柱を噛ませて安定させます。
(これは一本700円くらいだったかな?)
床が浮いた状態で半分に切った2枚の下敷きを挟んで行きます。
写真はもうずらした後なので2枚がズレていますが、最初はピッタリにしてありました。
ここで、下敷きに包装袋が付いたままになってる事にご注目。
下敷きを2枚重ねで全部滑り込ませたらジャッキや仮柱を撤去。
16本全ての柱と、階段部の柱にもこれを施しました。
で、私たった一人で エンヤー!
ウッドデッキを手前に数回引っ張りました。
お見事! 動いた! すごーい! パチパチパチ!
とりあえず13cm程度家の外壁から離してみました。
刷毛が入れば塗装出きると云っていたのでこの程度でも大丈夫だし、不足ならあと5cmはコンクリート土間内で移動可能です。
今まで外壁にピッタリ付いていて状況確認できなかった側面部分を全て確認しましたが、10年経っても腐った個所も白アリに喰われた個所も全くありませんでした。
ちなみに手前の桟の上部分も塗料が塗られていない部分がありますが、これはサッシの枠の下になっていて塗れなかったところです。
それと壁に面したところは全て塗料は10年間塗ってありません。
流石は一条工務店の薬剤を加圧注入した木材で作られたウッドデッキだけの事はあります。
良い機会なのでこの後直ぐに以前使って残っていた防腐防水塗料(ガードラックアクア)を塗りました。
これでほぼ全ての外壁を塗装してもらえます。
しかしこんなアイディアが、望めばいくらでも閃く自分に、何時も心底驚きそして感謝しています。
課題解決ほど楽しいものはありません。
今回のアイディアは、車だってニュートラルにすれば一人で押して移動できる訳でして、重量的には一人で動かせる確証を得ました。
後は如何に地面との摩擦を無くせるかを考えた時、以前に外倉庫を作った時の収納木材を出し入れするのに「カグスベール」を使ったのを思い出し、一番安く入手できるプラスチック製品として下敷きが思い浮かびました。
2枚重ねでもダメなときは、間にシリコンオイルを吹き付けてやろうと考えていました。 しかし、下敷きを半分に切った際に包装ビニールから出すのが面倒だったのでそのまま上からカッターで切った時に、このビニールってシリコンオイルと同様の働きするんじゃない?って閃いてビニール袋を取らずに二枚重ねして成功に至りました。
費用は下敷きが18枚で約2000円、プラスチックの仮柱3本で約2000円、併せて4000円程度でした。
何から何までずずずいーっと!
先日下見に来た一条メンテナンスの方が知ったらきっと驚くだろうな。