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先日の震度5の地震では深夜に3時間の停電でした。
その時、昨年準備しておいた100A出力できるリチュームバッテリーと2000Wのインバーターを倉庫から持って来て接続して照明を点けるのに使いました。
お陰で、ご覧の様に明るい部屋で安心して居られました。
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でもやっぱり、暗い所で懐中電灯レベルでいちいち都度配線を繋いでいたのでは災害用と云う感じでもありません。
そこで、接続した状態のままケースに収納して置けるように工作をしました。
出来上がりはこんな感じ
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こんな感じでバッテリーとインバーターが配線を接続した状態で収めてありますので、このケースを持って来れば即使えます。
バッテリーは重量物なので、ケースを持った時に重心が左右中央になる様に真ん中に設置しました。
ケースを持った時の事を考えると持ち易さはかなり重要な事だと思います。
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インバーターは放熱を妨げない様に浮かしてあります。
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コンセントは3つありますが、一番右側はケースの強度を考えて切り抜きをやめました。
このコンセントは延長タップを付けてケース内でスマホの充電とか出来るようにしようと思います。
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二つのコンセントとスイッチ部はケースを切り抜いて外から直接触れられるようにしました。
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充電器は充電の際にかなり熱が出るので常設はやめました。
都度クリップで接続して使いますが、使わない時はバッテリー脇に収納しておけます。
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現時点では使用する場合には放熱のためケースの蓋を開けて使いますが、後日裏面にPC用の12cmFANを取り付けてケース蓋をしたままでも使えるようにしたいと思います。
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こんな感じにしておけば災害非常用だけでなく、キャンプなどにも使えます。
インバーターのスイッチを入れると、当然の事ながら100Vの正弦波が出力されますが、そのためにはその正弦波を得るための回路動作が生じるため23W程度の電力が常時消費されます。
100Wの機器を接続すると、実際には123Wを消費します。
バッテリーの最大出力電流は100Aなので1200Wまでしか使えませんが、23Wの待機電力を引くと良いとこ1100W程度かと思います。
インバーターは2000Wまで使えますが、結局のところ1000W程度までの使用に留めておけばほぼ問題なく家電が使えます。
実際、ティファールの湯沸かし器は定格1250Wですが、これを接続すると入力電力不足でインバーターは停止してしまいました。
ただ、長時間1000Wを使った事ありませんが、インバータが熱くなり過ぎて温度補償で止まってしまう可能性もありますので程々にって感じですね。
ただ、真似される方はバッテリーに注意してください。
外観は普通の車用の12Vバッテリーに見えますが、このバッテリーは鉛蓄電池ではなく
「リン酸鉄リチウムイオンバッテリー 」です。
鉛蓄電池では100Aは取れませんし、長時間の大電流を持続することも出来ません。
バッテリーをもう1台パラにした方が良い様な気がします。
が、ケース及び体が重量に耐えられるかどうか・・・
勿論、サージ電流もありますし長時間連続使用の場合には50A(600W)までが好ましいでしょう。(ただ、カタログ上には最大放電電流しか記載はありません)
実際、1000W(約84A)のドライヤーでの髪を乾かす程度の時間での使用は問題無く可能でした。
当然、真似されて使うのでしたら、カタログ上の情報を理解されて使って頂くのは当然かと思います。
自己責任での使用をお願いします。
また、バッテリー2つ並列での使用は、移動を考えるのであれば、ちょっと重さ的に私には無理そうですし、それだけ流せるケーブルを扱うのは大変だと思いますのでわたし的には今後も予定はありません。(電気関係の方なら分かりますが100Aとか云う電流値が如何に凄い値かという事も理解が必要かと思います)
金額も倍になりますし、災害時やレジャーにどこまで何を使えるようにするかなど、充分な使用予定を立てる事をお奨めします。
なお、使用電流は写真にも写っている「バッテリーモニター 電圧計&電流計」も接続しておけばリアルタイムでのバッテリー電流が確認できます。