よくよく過去ブログ確認すると、毎年「ネコCaffeのサンシェードのリニューアル」を書いています。
本来なら、素材自体が農業用の防虫ネットで数年使えるはずです。
昨年のリニューアルは横幅のサイズアップのためのリニューアルでしたから劣化とは関係ないです。
でも、今年は汚れが付いて来てそれを落とそうと、最初は手洗いの予定だったのに、横着心がよぎって洗濯機に入れたらヨレヨレになってしまって、折り目が付けなくなってしまったのでリニューアルせざるを得なくなってしまいました。
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失敗は成功への途中経過ですから結果的に失敗ではなくなります。
過去ブログ見ても作成工程を載せていなかったので、今回初となります。
まず1.8m幅の防虫ネットを2mに切って、半分に折って2枚重ねにします。
1枚だとあまりサンシェードの役割が果たせないからです。
折った袋の部分を除いて3方向を糸で縫います。
(袋の部分はあとで棒を通すので少し開けておきます)
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針は、クリップを加工して作った自前の針です。
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紐は紫外線劣化しない耐候性に優れたPE(ポリエステル)素材を含んだ「クレモナ」と云う1.5mmの太さの商品 です。
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次にこれを一折りづつ丁寧にジャバラに折って行きます。
一回ごとに全体重を掛けてしっかりと折り目を付けて行きます。
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最終的にはこうなります。
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次は開いたり閉じたりさせるための支持用の紐を貫通させます。
これは両端と中央の3か所に通してサンシェードを取り付ける場所の間隔より長めの状態で紐を切っておきます。
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こんな感じになります。
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次は、サンシェードを一本の紐で引っ張って開くために、最初の工程で防虫ネットを半分に折って袋になった部分に1.8mの園芸用の棒を通します。
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紐で両端と中央を縛って固定します。
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こんな感じになります。
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ジャバラの3か所に貫通させた紐をトレリスとバラのフェンスに紐で縛ってピンと張ります。
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最後にサンシェードを開く際に棒の中央を引っ張るための紐を棒の中心に縛って、その紐をバラのフェンスの上部を通して下に垂らしておきます。
その紐を下に引くことで、棒がトレリス側からバラのフェンス側に引っ張られてシェードが開きます。
この紐をテーブルの隙間などに引っ掛けておけば傾斜が有っても戻ったりしません。
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閉じる際は、棒を手でトレリス側へ移動させてジャバラを縮めます。
現物を見ればどうってことない仕組みなのですが、写真と文字だけではちょっと理解しがたいかも知れませんね。
「そんな事も自分で出来る」という事が分かるだけでも、後はどうにでも作れると思います。
ま、皆さんには役に立たない情報かも知れませんが、私にはこの上ない自慢のアイディア品で天気の良い日にここでCaffeする際には無くてはならない必需品です。
天気の良い日の状況です。
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開いたところ
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開くために引いた紐はテーブル下のネジの隙間に引っ掛けておきます。
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日陰の程度を見るため半開きにして撮影しました。
サンシェードによって日差しが半減しているのはお分かりいただけると思います。
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なお、日差しが強すぎて日陰を強くしたい場合には、このサンシェードの上にバスタオルなどを広げると完全な日陰になります。
対候性の紐については参考情報のリンクを載せておきます。
野ざらしで年数経つと若干硬くなりますが、外で使っていても殆ど劣化しません。
今回は1.5mmの太さを使いましたが、用途によって太さもいろいろありますので使い分けできます。