先日天気が良くて暖かったので秋以降止めておいた自動水やり機を始動してバラの鉢にたっぷり水をあげようとしました。
ところが、昨年から気にはなっていましたが、装置の下の部分から少し赤錆が出ていました。
よく見たら更に酷くなっている様だったので、中を確認することにしました。
やられた~~!
中のパーツから錆が浮き出てボロボロ!!
絶体絶命状態!!
多分、このパーツは電磁開閉器だと思う。
でも、モーターとか云った回転系では無いのでなんとかなるんいじゃないか?
原因は、このパーツを止めていたネジ。
こいつらが最初に錆び出して、本体へ錆を誘発したと思われます。
水回りの製品なのに何故かネジは錆びる物を使う。
早く逝かれてもらわなくちゃ商品売れないし・・・
そんな気持ちが伝わって来そうな感じ。
この装置を買ったのは2019年ですから今年の夏で、丸4年になります。
8,000円以上しました。
保証期間は2年間。
ん~! 壊してたまるか!
様々な道具を駆使して、錆をとことんきれいに落としました。
一時間かかった!
しかひ、流石日本メーカー品!!
金属の肉厚が非常に厚くて、0.5mmくらい腐蝕して削れても内部の機能に全く影響無し。
しかも、リード線も完璧なまでに防水になていて恐らく内部のコイルなどは全く損傷を受けていないと思います。
念のため、リード線がパーツ内に入る部分は、何時もの紫外線のレジンで保護しておきました。
パーツの外部は錆が再発しない様に錆止めの入った塗料を塗る事にしました。
二度塗りで完璧!
この電磁開閉器とは別にもう一つネジ止め部がありました。
開けてみることに・・・
ふーん、このゴム部がペコペコして、主水流を先程の電磁開閉器で通したり止めたりするみたいです。
一瞬、このゴム部を直接電磁開閉器で、押し引きするのかと思ったのですが、
位置関係が90度ズレていてその様なつくりで無い事に気が付きました。
この製品は電池式で単三4本の6Vで一年以上使えます。
つまり、そんなに力のある電磁力は無いはず。
どんな仕組みなのか興味津々・・・
分かってみれば凄いアイディア品です。
流石、日本メーカーの「タカギ」!! やるなぁ。
電磁開閉器で制御するのはこの中央の小さな穴。
先程のモーターみたいなパーツの中には棒のパーツが入っています。
その棒が電磁力で前後に動いて先端のゴムが先程の小さな穴を塞いだり開けたりして、水道水の圧力で前述の大きなゴムパッキンの圧力を変化させて膨らませたり萎めたりすることで主水流の流れを止めたり流したりしているみたいです。
小さな穴を僅かな力だけで制御して本流の流れを制御してしまう訳です。
水道水の圧力を巧みに使っているので電磁開閉器は僅かな力だけあれば良く。電池の電圧程度の電磁力だけで長期間制御できるんでしょうね。
もの凄いアイディア! あっぱれ!
構造に感心をし、絶賛はするものの、そんなに素晴らしいアイディア製品ならネジにはステンレスを使ってもらいたいですね。
実は、外部から見えるケースを閉じるネジはステンレスなんです。
なのに、内部で使われているネジはスチール製。
完璧に、5年で買い替えてもらう事を目的とした意図的策略?
おとり捜査で発覚して先日ニュースマックスが報道して世界的に話題になている、薬を沢山売って儲けるためにその薬が使われる病気を増やすため病原菌をばら撒いている米大手製薬会社と同等か?
まあ、それとは違って人体に影響無いから良いですが。
主水流を制御するパッキン部の構造物を組み立てるのに使われていたタップネジは、運よく手持ちのステンレスのタップネジとほぼ同じ太さ、長さの物がありましたので、これを代用します。
良い具合です。
電磁パーツを止めるタップネジは一回り細いネジで、手持ちに無かったので買って来ました。
ついでに、念のためゴムパッキンの「Oリング」も新しい物を買って来ました。
手前の物が既存のもの。
大きいパッキンは電磁パーツに付ける物です。
小さい方はこちら。
元の状態に納めました。
いよいよ試運転です。
水漏れなどしないか確認します。
蛇口に接続して「直ぐ水を出す」ボタンを押して水が出るか確認します。
次に、再度スイッチを押して水を止め、この状態で僅かでも水漏れが無いか暫くチェック。
完璧です。
裏蓋を閉じて、本来の蛇口に取り付けてます。
プラスチックが紫外線で劣化したり、雨水が掛からない様に何時もの長い髪の女性がお風呂に入る時に使うゴム付きキャップを掛けて完了です。
私のこのアイディアもなかなかでしょ。
さあ、これであと10年持たせるぞ!!
でも、肝心な主水流を制御する大きなゴムパッキンは触ってみた感じではシリコンゴムっぽいので長期使用に耐えるとは思いますが、あと10年持つだろうか??
まあ、その時は買い替えしか無いでしょうね。