日本各地には、樹齢何百年と云った樹木はいくつも有ります。
しかし、椿の木で650年というのはそうは無いと思います。
その樹齢650年の椿の木が、実は家の近くにあるんです。
下中野の椿(ツバキ)。現在、那須塩原市の天然記念物となっています。
人が25年で子孫を残して行ったとしたら、650年前と云うのは26世代も前のご先祖様の時代になる訳です。
それこそ「悠久の時」とはこう言う事を指すんだろう。
でも、今年は花の付が少ないです。
多い年は、明らかに木全体が赤く色付きます。
地面からは、極太の幹が何本も生えていてその一本でもとても一人では手を回すことは出来ません。
その先に椿の花が咲いています。
幹の近くから周囲を見ると、大きな傘の中に居るような気がします。
石碑は後世の物でしょうけどそれにしても相当な古さを誇る石碑です。
以前から地元では古い古いとは聞いていましたが、正式な見解として表明されて説明文の看板が付くと、こんな樹木が身近に有る事に今更ながらに驚きです。