こんちゅう探偵団

日本各地の昆虫好きが集まる謎の探偵団結成・・・!?
Let's 昆虫採集!! Since in 2013.10.12

スカシカレハ

2022年05月31日 |  ●カレハガ科


スカシカレハ Amurilla subpurpurea (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] 不明
[時 期] 7月~8月
※ 開張は約53㎜~59㎜前後のカレハガ科カレハガ亜科に属する蛾の仲間。

日本各地に分布しており、山地~高山帯に生息し個体数は少ない。
成虫は夜間灯火に飛来する。
模様が独特なカレハガの仲間。
前翅は黒褐色で基部付近の後縁に黄色紋が見られる。
雄と雌の触覚は両櫛歯状だが、雌は櫛が雄よりも短い。



夜間ライトトラップに飛来したスカシカレハ


本日は当ブログにご訪問下さりありがとうございます。
また明日もどうぞ、宜しくお願い致します ・・・ 

タカムクカレハ

2022年05月30日 |  ●カレハガ科


タカムクカレハ Cosmotriche lobulina (北海道)

[分 布] 北海道・本州
[食 樹] マツ・モミ・シラビソなどのマツ科
[時 期] 6月~8月
※ 開張は約30㎜~41㎜前後のカレハガ科カレハガ亜科に属する蛾の仲間。

北海道・本州に分布しており、山地~高山帯に生息し個体数は少ない。
成虫は夜間灯火に飛来する。
北海道亜種・本州亜種に分かれている。
北海道亜種は大雪山系の亜高山~高山帯で見られるが個体数は少ない。
雄の触覚は両櫛歯状で櫛は長く、雌は両櫛歯状だが櫛が短い。







夜間灯火に飛来したタカムクカレハ(北海道亜種)
カレハガの仲間の中では、群を抜いて美しさと渋さを兼ねそろえた魅力的な蛾です。


本日は当ブログにご訪問下さりありがとうございます。
また明日もどうぞ、宜しくお願い致します ・・・ 

ヒメカレハ

2017年12月28日 |  ●カレハガ科

ヒメカレハ Phyllodesma japonica
2012年5月 北海道

分 布[北海道・本州] 時 期[4-6月] 開 張[36-47㎜]
ホスト[サクラ類・ヤナギ類など]
写真の個体は夜間外灯回りで見つけた、ヒメカレハを撮影。

北海道・本州に生息するカレハガ科[カレハガ亜科]に属する蛾の仲間。
平地~山地まで広く分布し、各地で普通に見られ個体数は多い。
山地以外では4月-5月・低山地~山地では6月中旬頃まで見る事が出来ます。
本種はカレハガ科のグループの中では小型で、羽の模様で他種と混同する事はない。
春の最もポピュラーなカレハガの一種。


 
左:2014年5月 北海道 ヒメカレハ Phyllodesma japonica
[平地にて、灯火下にいたヒメカレハ]
右:2015年4月 北海道 ヒメカレハ Phyllodesma japonica
[夜間外灯付近の壁にへばり付くヒメカレハ]


 
左:2011年6月 北海道 ヒメカレハ Phyllodesma japonica
[山地の灯火付近の下草にいたヒメカレハ]
右:2015年5月 北海道 ヒメカレハ Phyllodesma japonica
[ヒメカレハの横からの姿


 
左:2011年5月 北海道 ヒメカレハ Phyllodesma japonica
[ヒメカレハの正面顔]
右:2015年5月 北海道 ヒメカレハ Phyllodesma japonica
[ヒメカレハの正面から見た姿]


■何時も閲覧頂きありがとうございます。
宜しければ【昆虫マーク】をクリックし応援お願いします("`д´)ゞ ラジャ!!
 
にほんブログ村 その他ペットブログ 昆虫へ
にほんブログ村

(*`・ω・´)ノ゛ 今後とも【こんちゅう探偵団】ヨロシクです♪

タケカレハ

2017年12月26日 |  ●カレハガ科

タケカレハ Euthrix albomaculata
2011年8月 北海道

分布[日本各地] 時期[5-8月] 開張[42-52㎜]
ホスト[タケ・ササ・ススキ・ヨシなど]
写真の個体は夜間外灯回りで見つけた、タケカレハ♀を撮影。

日本各地に生息するカレハガ科[カレハガ亜科]に属する蛾の仲間。
平地~山地まで各地で普通に見られ、灯火に良く飛来します。
ヨシカレハに良くにており、本種の翅は全体的に茶褐色で、前翅に大きな白色紋が2つある。
♂の触角は羽毛状で、♀の触角は糸状の為区別は容易です。


  
左:2011年8月 北海道 タケカレハ Euthrix albomaculata
中:2011年8月 北海道 タケカレハ Euthrix albomaculata
右:2015年6月 北海道 タケカレハ Euthrix albomaculata


  
左:2015年6月 北海道 タケカレハ Euthrix albomaculata
中:2016年8月 北海道 タケカレハ Euthrix albomaculata
右:2016年8月 北海道 タケカレハ Euthrix albomaculata


[タケカレハの特徴]


①・・・全体的に茶褐色でヨシカレハの様な黄色タイプは現れない。
②・・・外横線は①の部分で強く折れ曲がる
③・・・②の白紋は大きく明瞭な事が多く、くっついているものや離れているものがいる。


[タケカレハの雌雄の触角]

 
左:♀の触角、太めの糸状
右:♂の触角、羽毛状


■何時も閲覧頂きありがとうございます。
宜しければ【昆虫マーク】をクリックし応援お願いします("`д´)ゞ ラジャ!!
 
にほんブログ村 その他ペットブログ 昆虫へ
にほんブログ村

(*`・ω・´)ノ゛ 今後とも【こんちゅう探偵団】ヨロシクです♪

ヨシカレハ

2017年12月25日 |  ●カレハガ科

ヨシカレハ Euthrix potatoria
2012年8月 北海道

分布[日本各地] 時期[7-8月] 開張[45-80㎜]
ホスト[ヨシ・ススキ・クマザサなど]
写真の個体は夜間外灯回りで見つけた、ヨシカレハ♀を撮影。

日本各地に生息するカレハガ科[カレハガ亜科]に属する蛾の仲間。
平地~山地まで広く分布し、各地で普通に見られる。
♂の触角は羽毛状で、♀の触角は糸状。
タケカレハに良くにているが本種の前翅白紋は小さく不明瞭な場合が多い。
また外横線は緩く曲がるが、タケカレハの様に強い曲がりは見られない。
羽の色彩は黄色型と褐色型が見られるがタケカレハには黄色型は見られない。


  
左:2015年8月 北海道 ヨシカレハ Euthrix potatoria [♂ 黄色型]
中:2015年8月 北海道 ヨシカレハ Euthrix potatoria [♂ 黄色型]
右:2014年8月 北海道 ヨシカレハ Euthrix potatoria [♀ 黄色型]


  
左:2015年7月 北海道 ヨシカレハ Euthrix potatoria [♂ 褐色型]
中:2010年8月 北海道 ヨシカレハ Euthrix potatoria [♂ 褐色型]
右:2011年8月 北海道 ヨシカレハ Euthrix potatoria [触ると擬死行動をとる]


   
左:2014年9月 北海道 ヨシカレハ Euthrix potatoria
中:2011年7月 北海道 ヨシカレハ Euthrix potatoria
右:2009年8月 北海道 ヨシカレハ Euthrix potatoria


  
左:2015年6月 北海道 ヨシカレハ Euthrix potatoria
中:2016年8月 北海道 ヨシカレハ Euthrix potatoria
右:2016年8月 北海道 ヨシカレハ Euthrix potatoria


■何時も閲覧頂きありがとうございます。
宜しければ【昆虫マーク】をクリックし応援お願いします("`д´)ゞ ラジャ!!
 
にほんブログ村 その他ペットブログ 昆虫へ
にほんブログ村

(*`・ω・´)ノ゛ 今後とも【こんちゅう探偵団】ヨロシクです♪

マツカレハ

2017年02月04日 |  ●カレハガ科

マツカレハ Dendrolimus spectabilis
2014年8月 北海道

分布[日本各地] 時期[6-10月] 開張[♂45-60㎜ ♀70-90㎜]
ホスト[アカマツ・カラマツ・クロマツ・ヒマラヤスギなど]
写真の個体は夜間灯火に飛来した、マツカレハを撮影。

日本各地に生息するカレハガ科[カレハガ亜科]に属する蛾の仲間。
平地~山地まで広く分布し、各地で普通に見られ個体数は普通。
カレハガ科のグループの中では大型で、色彩変異は著しくツガカレハに良く似ているが亜外縁線で区別する事が出来ます。
ツガカレハよりはあまり見る機会は少なく♂よりも♀の個体の方が出会う率が高い。
マツカレハ・ツガカレハ共に幼虫は短針毛を持ち、触ると皮膚炎になるので注意が必要。





上:2012年8月 北海道 マツカレハ [平地の外灯で見つけた雌のマツカレハ]
中:2012年8月 北海道 マツカレハ [雌のマツカレハ]
下:2015年9月 北海道 マツカレハ [外灯付近の壁にいたマツカレハ♀]


■何時も閲覧頂きありがとうございます。
宜しければ【昆虫マーク】をクリックし応援お願いします("`д´)ゞ ラジャ!!
 
にほんブログ村 その他ペットブログ 昆虫へ
にほんブログ村

(*`・ω・´)ノ゛ 今後とも【こんちゅう探偵団】ヨロシクです♪

ツガカレハ

2017年02月03日 |  ●カレハガ科

ツガカレハ Dendrolimus superans
2015年8月 北海道

分布[日本各地] 時期[6-10月] 開張[♂55-75㎜ ♀80-92㎜]
ホスト[マツ科:ツガ・トドマツ・モミ・トウヒ・アカマツ・カラマツ・クロマツなど]
写真の個体は夜間ライトトラップに飛来した、ツガカレハを撮影。

日本各地に生息するカレハガ科[カレハガ亜科]に属する蛾の仲間。
平地~山地まで広く分布し、各地で普通に見られ個体数は多い。
成虫は年2回発生し、幼虫は11月頃になると餌のある針葉樹から降りて、倒木下や落ち葉下などで幼虫で越冬する。
♂の触角は枝が長めの両櫛歯状で、♀の触角は枝の短い両櫛歯状。
近似種のマツカレハに良く似ており、色彩変異が著しい。
マツカレハとの区別は亜外縁線で区別出来ます。


  
左:2015年8月 北海道 ツガカレハ Dendrolimus superans [低山地にて夜間ライトトラップに飛来]
中:2016年8月 北海道 ツガカレハ Dendrolimus superans [外灯に集まるツガレハ]
右:2016年8月 北海道 ツガカレハ Dendrolimus superans [外灯にいたツガカレハを網で採集]


  
左:2009年8月 北海道 ツガカレハ Dendrolimus superans [平地で見つけたツガカレハ]
中:2010年8月 北海道 ツガカレハ Dendrolimus superans [綺麗な♂のツガカレハ]
右:2015年8月 北海道 ツガカレハ Dendrolimus superans [海岸付近で見つけたツガカレハ♂]


   
左:2015年8月 北海道 ツガカレハ Dendrolimus superans [湿地帯で見つけたツガカレハ]
中:2011年7月 北海道 ツガカレハ Dendrolimus superans [手乗りツガカレハの♂]
右:2011年7月 北海道 ツガカレハ Dendrolimus superans [山地で見つけたツガカレハの♀]


■何時も閲覧頂きありがとうございます。
宜しければ【昆虫マーク】をクリックし応援お願いします("`д´)ゞ ラジャ!!
 
にほんブログ村 その他ペットブログ 昆虫へ
にほんブログ村

(*`・ω・´)ノ゛ 今後とも【こんちゅう探偵団】ヨロシクです♪

ホシカレハ

2017年02月02日 |  ●カレハガ科

ホシカレハ Gastropacha populifolia
2010年8月 北海道

分布[日本各地] 時期[6-8月] 開張[60-80㎜]
ホスト[ヤナギ科:ハコヤナギなど]
写真の個体は夜間外灯回りで見つけた、ホシカレハを撮影。

日本各地に生息するカレハガ科[カレハガ亜科]に属する蛾の仲間。
平地~山地まで広く分布し、各地で普通に見られ個体数は普通。
近似種にはワタナベカレハ・カレハガなどがいる、先の2種よりは羽の色彩は明るい黄褐色。
翅の地色は全体的に橙色~黄褐色で、黒い紋が散りばめられている。
前翅前縁は基部から外縁付近に黒い縁取りが見られる。


  
左:2011年7月 北海道 ホシカレハ Gastropacha populifolia [夜間外灯下で見つけたホシカレハ]
中:2011年7月 北海道 ホシカレハ Gastropacha populifolia [左写真と同個体]
右:2010年8月 北海道 ホシカレハ Gastropacha populifolia [手乗りホシカレハ正面顔]


  
左:2011年8月 北海道 ホシカレハ Gastropacha populifolia [手乗りホシカレハ、黄色タイプ]
中:2012年6月 北海道 ホシカレハ Gastropacha populifolia [横から撮影したホシカレハ]
右:2013年6月 北海道 ホシカレハ Gastropacha populifolia [道北で見つけたホシカレハ]


  
左:2014年8月 北海道 ホシカレハ Gastropacha populifolia [海岸付近で見つけたホシカレハ]
中:2011年7月 北海道 ホシカレハ Gastropacha populifolia [顔がおじさんのホシカレハ]
右:2011年7月 北海道 ホシカレハ Gastropacha populifolia [手乗りホシカレハ]


■何時も閲覧頂きありがとうございます。
宜しければ【昆虫マーク】をクリックし応援お願いします("`д´)ゞ ラジャ!!
 
にほんブログ村 その他ペットブログ 昆虫へ
にほんブログ村

(*`・ω・´)ノ゛ 今後とも【こんちゅう探偵団】ヨロシクです♪

ミヤケカレハ

2017年01月29日 |  ●カレハガ科

ミヤケカレハ Takanea miyakei
2015年7月 北海道

分布[北海道・本州] 時期[6-8月] 開張[32-47㎜]
ホスト[マツ科:コメツガなど]
写真の個体は夜間外灯回りで見つけた、ミヤケカレハ♂を撮影。

北海道・本州に生息するカレハガ科[カレハガ亜科]に属する蛾の仲間。
北海道では産地はやや局地的で個体数はそれほど多いものではありません。
また今までの経験から本種は低山地~山地で見かける事が多いのも特徴。
本州では山地性で、中部地方よりも北で採集されているようです。
カレハガの仲間の中では小型で異形、特に横から見ると平べったくカレハガ特有のコロンとした体型ではない。
♂の触角は羽毛状で、♀は線状。
近似種のオオミヤケカレハに良くにているが、北海道は分布域にない。
※ オオミヤケカレハは南方系のカレハガで、以前はタカネカレハとされていた。


  
左:2015年8月 北海道 ミヤケカレハ Takanea miyakei
中:2013年7月 北海道 ミヤケカレハ Takanea miyakei
右:2013年7月 北海道 ミヤケカレハ Takanea miyakei


■何時も閲覧頂きありがとうございます。
宜しければ【昆虫マーク】をクリックし応援お願いします("`д´)ゞ ラジャ!!
 
にほんブログ村 その他ペットブログ 昆虫へ
にほんブログ村

(*`・ω・´)ノ゛ 今後とも【こんちゅう探偵団】ヨロシクです♪

クヌギカレハ

2017年01月28日 |  ●カレハガ科

クヌギカレハ Kunugia undans
2011年9月 北海道

分布[日本各地] 時期[8-10月] 開張[60-110㎜]
ホスト[ブナ科:クヌギ・コナラ・クリ/アカシデ・リンゴ・ハンノキなど]
写真の個体は夜間外灯回りで見つけた、クヌギカレハを撮影。

日本各地に生息するカレハガ科[カレハガ亜科]に属する蛾の仲間。
北海道では産地はやや局地的で個体数もそれほど多いものではない。
前翅の斑紋・色彩の濃さには個体変異があり、♀の前翅中央の小白紋は消失する個体もある。
♂は開張60-70㎜前後で前翅色彩は♀よりも濃く、触角は太い。
♀は開張85-110㎜前後で前翅色彩は♂よりも薄く、触角は細い。
幼虫は終齢で体長85㎜前後と割と大きく、カレハガ特有の長い毛で覆われている。
頭部付近には藍黒色の毒針毛の束があり、刺激を受けるとその束を膨らませる。
毒針毛は触ると肌が被れたりする為注意が必要、またこの毒針毛は繭にもあるが、成虫にはない。


  
左:2011年9月 北海道 クヌギカレハ Kunugia undans
中:2011年9月 北海道 クヌギカレハ Kunugia undans
右:2011年9月 北海道 クヌギカレハ Kunugia undans


  
左:2011年9月 北海道 クヌギカレハ Kunugia undans
中:2011年9月 北海道 クヌギカレハ Kunugia undans
右:2011年9月 北海道 クヌギカレハ Kunugia undans


  
左:2011年9月 北海道 クヌギカレハ Kunugia undans
中:2013年9月 北海道 クヌギカレハ Kunugia undans
右:2013年9月 北海道 クヌギカレハ Kunugia undans


  
左:2012年9月 北海道 クヌギカレハ Kunugia undans
中:2012年9月 北海道 クヌギカレハ Kunugia undans
右:2012年9月 北海道 クヌギカレハ Kunugia undans


  
左:2012年9月 北海道 クヌギカレハ Kunugia undans
中:2010年9月 北海道 クヌギカレハ Kunugia undans [初めて出会ったクヌギカレハは♀でした]
右:2010年9月 北海道 クヌギカレハ Kunugia undans [♂と比べると大きくて触角は♂よりも細い]



2017年10月 北海道 割と小振りなクヌギカレハ♂


■何時も閲覧頂きありがとうございます。
宜しければ【昆虫マーク】をクリックし応援お願いします("`д´)ゞ ラジャ!!
 
にほんブログ村 その他ペットブログ 昆虫へ
にほんブログ村

(*`・ω・´)ノ゛ 今後とも【こんちゅう探偵団】ヨロシクです♪