こんちゅう探偵団

日本各地の昆虫好きが集まる謎の探偵団結成・・・!?
Let's 昆虫採集!! Since in 2013.10.12

アケビコノハ

2022年06月07日 |  ・エグリバ亜科


アケビコノハ Eudocima tyrannus (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] アケビ・ムベ・ヒイラギナンテン・アオツヅラフジなど
[時 期] 5月~10月
※ 開張は約95㎜~100㎜前後のヤガ科エグリバ亜科に属する蛾の仲間。

日本各地に分布しており、平地~山地に生息し個体数はやや少ない。
成虫は夜間灯火に飛来する。
アケビコノハの名前の由来は幼虫がアケビを食する事からつけられ
木の葉にそっくりな前翅を持つ事からつけられている。
後翅は明るい黄色で目玉のような大きい黒紋がある。
成虫は果実を吸汁し、幼虫はアケビやムベなどの葉を食べる。



夜間灯火に飛来したアケビコノハ(北海道)





実家の庭に来ていたアケビコノハ


 
 
アケビコノハの色んな角度の写真
正面から見ると迫力あります、まるでサイ見たいです


[アケビコノハの幼虫]

 
 
採集後に自宅にて飼育したアケビコノハの幼虫

 

茶色の幼虫

 

緑色の幼虫


[アケビコノハの蛹と寄生虫の蛹]

 
左:アケビコノハの蛹
右:アケビコノハの幼虫から出てきた寄生虫の蛹


北海道に分布するエグリバ亜科は、以下の通り。
■ ウスエグリバ ★★☆
■ キタエグリバ ★☆☆
■ アカエグリバ ★★☆
■ マダラエグリバ ★★☆
■ ヒメアケビコノハ ★★★
■ アケビコノハ ★☆☆
■ キマエコノハ ★★★
※ キマエコノハにおいては1985年[赤井川村]・1950年代[旭川市]でのみ記録がある。
※ ★は北海道での採集難易度を示しており、★が多い程出会う確率が低くなります。


[ヒメアケビコノハ・アケビコノハ 標本]

 
左:2011年9月 [採 集] 北海道 ヒメアケビコノハ
右:2013年10月 [採 集] 北海道 アケビコノハ


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マダラエグリバ

2022年05月17日 |  ・エグリバ亜科


マダラエグリバ Plusiodonta casta (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] アオツヅラフジ・コウモリカズラなど
[時 期] 5月~9月
※ 開張は約25㎜~32㎜前後のヤガ科エグリバ亜科に属する蛾の仲間。

日本各地に分布しており、平地~山地に生息し個体数は普通。
北海道では渡島半島南部に局地的に分布しているが個体数は少ない。
エグリバの仲間の中では最も小型な種で、翅は黄金色に輝き複雑な模様が美しい蛾。
キンモンエグリバに似るが前翅は一様に淡色で斑紋は明瞭。
特に後縁部、翅底部の黄金色が良く目立ち、模様も明らか。



北海道南部で撮影したマダラエグリバ


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キタエグリバ

2018年01月13日 |  ・エグリバ亜科

キタエグリバ Calyptra hokkaida
2015年9月 北海道

分布[北海道・本州・九州] 時期[6-10月] 開張[42-48㎜]
ホスト[ケシ科:ムラサキケマン・キケマン キンポウゲ科:アキカラマツなど]
写真の個体は夜間の外灯回りで見つけたキタエグリバを撮影。

日本各地に生息するヤガ科[エグリバ亜科]に属する蛾の仲間。
平地~山地まで広く分布しており、夜間灯火に飛来する。
♂の触角は鋸歯状で♀の触角は糸状。近似種のウスエグリバに似ているが本種の外横線はほぼ直線状。
またウスエグリバの外横線は内方に湾曲する事で区別出来る。
アカエグリバとは全体的に翅の赤みで区別出来る。

北海道に分布するエグリバ亜科は、以下の通り。
■ ウスエグリバ ★★☆
■ キタエグリバ ★☆☆
■ アカエグリバ ★★☆
■ マダラエグリバ ★★☆
■ ヒメアケビコノハ ★★★
■ アケビコノハ ★☆☆
■ キマエコノハ ★★★
※ キマエコノハにおいては1985年[赤井川村]・1950年代[旭川市]でのみ記録がある。
※ ★は北海道での採集難易度を示しており、★が多い程出会う確率が低くなります。


 
左:2014年8月 北海道 [札幌市内で見つけたキタエグリバ]
右:2013年9月 北海道 [札幌市内の低山地の外灯付近にいたキタエグリバ]


 
左:2015年9月 北海道 [羽がかけているキタエグリバ]
右:2015年8月 北海道 [高地で外灯に飛来したキタエグリバ]


 
左:2016年8月 北海道 [湿地帯で外灯付近の葉の上にいたキタエグリバ]
右:2016年7月 北海道 [道北の外灯回りで見つけたキタエグリバ]


[ウスエグリバ・キタエグリバ 標本]

 
左:2015年7月 [採 集] 北海道 ウスエグリバ
右:2012年8月 [採 集] 北海道 キタエグリバ


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ウスエグリバ

2018年01月12日 |  ・エグリバ亜科

ウスエグリバ Calyptra thalictri
2015年7月 北海道

分布[日本各地] 時期[6-9月] 開張[42-48㎜]
ホスト[キンポウゲ科:カラマツソウ属・ツヅラフジ科:アオツヅラフジなど]
写真の個体は夜間の外灯回りで見つけたウスエグリバを撮影。

日本各地に生息するヤガ科[エグリバ亜科]に属する蛾の仲間。
平地~山地まで広く分布しており、夜間灯火に飛来するが産地は局地的で個体数も少ない。
雌雄の触角は両櫛歯状。近似種のキタエグリバに似ているが本種の外横線は内方に湾曲する。
またキタエグリバの外横線はあまり強く曲がらずにほぼ直線状となる。
アカエグリバとは全体的に翅の赤みで区別出来る。

北海道に分布するエグリバ亜科は、以下の通り。
■ ウスエグリバ ★★☆
■ キタエグリバ ★☆☆
■ アカエグリバ ★★☆
■ マダラエグリバ ★★☆
■ ヒメアケビコノハ ★★★
■ アケビコノハ ★☆☆
■ キマエコノハ ★★★
※ キマエコノハにおいては1985年[赤井川村]・1950年代[旭川市]でのみ記録がある。
※ ★は北海道での採集難易度を示しており、★が多い程出会う確率が低くなります。


[ウスエグリバ・キタエグリバ 標本]

 
左:2015年7月 [採 集] 北海道 ウスエグリバ
右:2012年8月 [採 集] 北海道 キタエグリバ


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ヒメアケビコノハ

2017年08月10日 |  ・エグリバ亜科

ヒメアケビコノハ Eudocima phalonia
2011年9月 北海道

分布[日本各地] 時期[8-10月] 開張[94-96㎜]
ホスト[ツヅラフジ科:コウシュウウヤク・コバノハスノハカズラ・オオツツヅラフジなど]
写真の個体は夜間の外灯回りで見つけたヒメアケビコノハを撮影。

日本各地に生息するヤガ科[エグリバ亜科]に属する蛾の仲間。
エグリバ亜科のグループの中でアケビコノハに匹敵する大きさを誇るヒメアケビコノハ。
前翅の模様は、アケビコノハの様に『枯葉にそっくり』と、まではいかないが、茶褐色に
白紋や淡い褐色帯をちりばめ複雑な模様を作り出している。
南方系の蛾で、北海道で見られるのは極めて稀。
今回採集した個体は左後翅が欠損した個体だった。

北海道に分布するエグリバ亜科は、以下の通り。
■ ウスエグリバ ★★☆
■ キタエグリバ ★☆☆
■ アカエグリバ ★★☆
■ マダラエグリバ ★★☆
■ ヒメアケビコノハ ★★★
■ アケビコノハ ★☆☆
■ キマエコノハ ★★★
※ キマエコノハにおいては1985年[赤井川村]・1950年代[旭川市]でのみ記録がある。
※ ★は北海道での採集難易度を示しており、★が多い程出会う確率が低くなります。


[ヒメアケビコノハ・アケビコノハ 標本]

 
左:2011年9月 [採 集] 北海道 ヒメアケビコノハ
右:2013年10月 [採 集] 北海道 アケビコノハ


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