アケビコノハ Eudocima tyrannus (北海道)
[分 布] 日本各地
[食 樹] アケビ・ムベ・ヒイラギナンテン・アオツヅラフジなど
[時 期] 5月~10月
※ 開張は約95㎜~100㎜前後のヤガ科エグリバ亜科に属する蛾の仲間。
日本各地に分布しており、平地~山地に生息し個体数はやや少ない。
成虫は夜間灯火に飛来する。
アケビコノハの名前の由来は幼虫がアケビを食する事からつけられ
木の葉にそっくりな前翅を持つ事からつけられている。
後翅は明るい黄色で目玉のような大きい黒紋がある。
成虫は果実を吸汁し、幼虫はアケビやムベなどの葉を食べる。
夜間灯火に飛来したアケビコノハ(北海道)
実家の庭に来ていたアケビコノハ
アケビコノハの色んな角度の写真
正面から見ると迫力あります、まるでサイ見たいです
[アケビコノハの幼虫]
採集後に自宅にて飼育したアケビコノハの幼虫
茶色の幼虫
緑色の幼虫
[アケビコノハの蛹と寄生虫の蛹]
左:アケビコノハの蛹
右:アケビコノハの幼虫から出てきた寄生虫の蛹
北海道に分布するエグリバ亜科は、以下の通り。
■ ウスエグリバ ★★☆
■ キタエグリバ ★☆☆
■ アカエグリバ ★★☆
■ マダラエグリバ ★★☆
■ ヒメアケビコノハ ★★★
■ アケビコノハ ★☆☆
■ キマエコノハ ★★★
※ キマエコノハにおいては1985年[赤井川村]・1950年代[旭川市]でのみ記録がある。
※ ★は北海道での採集難易度を示しており、★が多い程出会う確率が低くなります。
[ヒメアケビコノハ・アケビコノハ 標本]
左:2011年9月 [採 集] 北海道 ヒメアケビコノハ
右:2013年10月 [採 集] 北海道 アケビコノハ
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