ノシメマダラメイガ Plodia interpunctella
[分 布] 日本各地
[食 樹] 米・小麦粉・貯穀類・乾燥加工食品・菓子類など
[時 期] 2月~10月
※ 開張は約12㎜~16㎜前後のメイガ科マダラメイガ亜科に属する蛾の仲間。
日本各地に分布しており、平地~山地に生息し個体数は普通。
成虫は主に屋内で発生し確認されているが、夜間灯火にも飛来する。
食品害虫の一種として知られる有名な蛾です。
上翅の基半は淡黄色で、外半は紫赤色~紫褐色となり、特徴的な鉛色の筋模様が見られる。
国内における発生は年2~4回ですが基本的には屋内で発生する為一年中発生します。
発生場所は一般家庭の屋内・製粉工場・穀物倉庫などで多く確認されているようです。
ノシメマダラメイガを漢字で書くと「熨斗目斑螟蛾」と書きますが、「熨斗目(のしめ)」とは、
翅の模様が着物の熨斗目柄に似ていることが名前の由来となっているようです。
旧名:ノシメコクガ
幼虫の特徴は終齢幼虫で体長10~12㎜前後で頭部が茶褐色で腹部はクリーム色です。
エサは小麦粉・米ぬか・米粉などの穀物の粉をもっとも好み、そのなかに紛れて生活します。
他には乾燥果実やコーヒー豆・クッキーやチョコなどの菓子類、ペットフード・調味料などが知られています。
幼虫は糸を吐き巣の様なものを作ります。
これまでに幼虫を誤食した健康被害の報告はない様です。
2023年2月 北海道 自宅の室内で見つけたノシメマダラメイガ
2022年7月 北海道 自宅の外灯に飛来したノシメマダラメイガ
2015年5月 北海道 自宅の室内で見つけたノシメマダラメイガ
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