こんちゅう探偵団

日本各地の昆虫好きが集まる謎の探偵団結成・・・!?
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オンブバッタ

2024年04月04日 | ■バッタ目


オンブバッタ Atractomorpha lata

[分 布] 日本各地
[食 樹] キク科や様々な植物の葉
[時 期] 6月~10月
※ 体長は約20㎜~42㎜前後のバッタ目オンブバッタ科に属する昆虫。

日本各地に分布し、平地~山地まで広く分布し個体数は普通。
成虫は主に草むらや畑地などで見られる、♂の体長は約20㎜~25㎜で♀は40㎜~42㎜前後。
緑色タイプと褐色タイプが見られる。
頭頂が長く、目から触角付根までの長さは目の長径とほぼ同等。
卵で越冬する。
オスはメスの上に乗り交尾を行います、その姿が親が子をおんぶしている様子から
オンブバッタとなづけられたようです。
室内でオンブバッタのメスを観察していると左右に体をゆする行動が見られた。
まるで踊っている様な面白い仕草ですので、以下の動画からご覧になって下さい。


オンブバッタの踊り

※ 踊る様子はYouTubeでご覧になれます。



初めて自宅庭で見つけたオンブバッタのオス


こちらはメスの個体、2023年初めて自宅庭で見つけたが
この年合計5匹のオンブバッタが見つかった、こんなことは初めてで何故庭にいたのかは不明。





オスのオンブバッタ



交尾中のオンブバッタ







メスのオンブバッタ


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ミカドフキバッタ(別名:ミヤマフキバッタ)

2022年02月05日 | ■バッタ目


ミカドフキバッタ Parapodisma mikado (北海道)

[分 布] 北海道・本州
[食 樹] フキ・クズ・キク科植物などの葉
[時 期] 7月~10月
※ 体長は約19㎜~39㎜前後のバッタ科フキバッタ亜科に属する昆虫。

北海道・本州に分布し、低山地~山地まで広く分布し個体数は多い。
成虫は主に山地の草むらや林縁などで見られる、♂の体長は約19㎜~29㎜で♀は26㎜~39㎜。
雌雄共に胸部両脇に黒い縦状が見られ、後脚の腿節下面は赤色になっている。
翅は退化して短いので飛ぶ事が出来ない、その為各地で種・亜種に分かれている。
ミカドフキバッタの♀は夏~秋にかけて土中や朽木に産卵し、翌春幼虫が孵化する。

この申しわけ程度の羽根を背中に残したミカドの他にも、すっかり退化させて全く羽根のなくなったサッポロフキバッタ、普通のバッタのように飛べるハネナガフキバッタがいます。












山地であちらこちらで普通に見る事が出来るミカドフキバッタ



菌に侵され死んでいたミカドフキバッタ


[近似種3種の比較写真]

 
左:サッポロフキバッタ
右:ハネナガフキバッタ


,ミカドフキバッタ


[ミカドフキバッタの幼虫]

 


[産卵中の♀のミカドフキバッタ]

 
ミカドフキバッタの♀は倒木や硬い地面などにもお尻を突っ込んで産卵している


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カラフトキリギリス

2021年11月25日 | ■バッタ目


カラフトキリギリス Dectius verrucivorus (北海道)

[分 布] 北海道
[食 樹] 小昆虫・ハマナスの実・その他植物などを食べる雑食性
[時 期] 8月~9月
※ 体長は約52㎜~82㎜前後のキリギリス科キリギリス亜科に属する昆虫。

国内では北海道のみに分布し、道東のオホーツク海側の限られたエリアで見る事が出来る。
夏に海岸草原やハマナスの群生地を歩いていると、微かに聞こえるカラフトキリギリスの雄の鳴き声。
ハネナガキリギスの様な大きく甲高い鳴き声と違い、まるでモスキート音の様なとてもか細い鳴き方をする。
慣れるまで鳴き声を確認するのが難しい。
雄は最初チ・チ・チ・・・と間隔を開けて鳴き、次第にチチチチ・・・と継続的に鳴き続ける。
ハネナガキリギス同様、褐色型と緑色型が見られる、♂の体長は52~54㎜前後・♀の体長は産卵管まで入れて
77㎜~82㎜前後となる、大型のキリギリス。
ちなみにハネナガキリギリスはキリギリス属で複眼は黄色だが
カラフトキリギリスはカラフトキリギリス属に分類され、写真の様に複眼は黒い。


カラフトキリギリスの鳴き声

※ 鳴き声はYouTubeでお聞きになれます。





褐色型のカラフトキリギリス



緑色型のカラフトキリギリス



雄は比較的見つけやすく鳴き声を頼りに探すが、写真の様にハマナスの群生地に紛れ込んでいると
採集する事が非常に難しい。(生息地はほとんどが国定公園で採集が禁止されているので注意が必要)
雌は鳴かない為見つけるのは至難の業である。





草地に出てきてくれると採集するのも簡単だが、撮影にはどうも向いていない。


【カラフトキリギリスの各部写真】

 
左:♂ 右面
右:♂ 左面

 
左:顔(複眼が黒いのが分かります)
右:真上から


 

 
カラフトキリギリスの生息環境
天候に非常に敏感な為、晴天時には良く鳴くが曇ったり風が吹くとぴたりと鳴き止むのも
本種の特徴といえるだろう。


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ツマグロイナゴモドキ

2016年11月25日 | ■バッタ目

ツマグロイナゴモドキ Stethophyma magister
2009年9月 北海道

分布[日本各地] 時期[7-9月] 体長[♂:30-33㎜/♀:45-49㎜]
ホスト[草食性]
写真の個体は日中草原にいた雌のツマグロイナゴモドキを採集し室内にて撮影。

日本各地に分布するバッタ科に属するバッタ。
北海道では産地はやや局地的。後脚の踵部分で翅端を蹴るようにして、雌雄共に発音する。
♂は小型で黄色っぽい色をしているが色彩変異がある、後脚の膝の部分と翅端が黒い、♀は大型で茶褐色をしている。
山間部のやや湿った草原、ヨシなどの丈の高い草地の環境を好む。
コバネイナゴと好む環境がやや似ており、時に混生する。
ツマグロバッタ・ツマグロイナゴなどとも呼ばれる。


 
2009年9月 北海道 ツマグロイナゴモドキ Stethophyma magister
採集後室内にて撮影した雌のツマグロイナゴモドキ


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ツユムシ

2016年11月24日 | ■バッタ目

ツユムシ Phaneroptera falcata
2009年8月 北海道

分布[日本各地] 時期[7-9月] 体長[30-33㎜]
ホスト[草食性]
写真の個体は日中草原にいたツユムシを撮影。

日本各地に分布するツユムシ科に属するバッタ。
主に平地の明るい草原や草地の植物や花の上で普通に見られる。
エゾツユムシに似るがツユムシの方が体が細くスマートな印象をうける。
暖地では年2化、雄はチチ・・チチ・・と小さく鳴きます。


 
左:2010年8月 北海道 ツユムシ Phaneroptera falcata
右:2010年8月 北海道 ツユムシ Phaneroptera falcata


[ツユムシの幼虫]

  

  
[上段]
2011年7月上旬 北海道 ツユムシ Phaneroptera falcata

[下段]
左:2010年6月 北海道 ツユムシ Phaneroptera falcata
中:2015年6月 北海道 ツユムシ Phaneroptera falcata
右:2015年6月 北海道 ツユムシ Phaneroptera falcata
 

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ケラ

2016年02月26日 | ■バッタ目

ケラ Gryllotalpa orientalis
2011年5月 北海道

分布[日本各地] 時期[7-9月] 体長[30-33㎜]
ホスト[植物の根など]
写真の個体は夜間灯火下にいたケラを撮影。

主に、平地の湿った草地や田畑などの土の中で生活をしている。
成虫は土中で植物の根を食べて暮らしているので、普段なかなか目にする機会が少ない。
また近年生息域の減少に伴い個体数も減少している為、札幌でも産地はやや限られている。
♀にも翅に発音器があるが、♂の様に発達していない。
♂はジーーーーーっと鳴き、♀は短く断続的に鳴く。
夜間灯火に集まる習性がある為、見かけるのは主に夜間に集中している。



2012年8月 北海道 ケラ Gryllotalpa orientalis



2010年6月 北海道 ケラ Gryllotalpa orientalis



2010年9月 北海道 ケラ Gryllotalpa orientalis



2015年7月 北海道 ケラ Gryllotalpa orientalis



2015年8月 北海道 ケラ Gryllotalpa orientalis


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ホシササキリ

2016年02月06日 | ■バッタ目

ホシササキリ Conocephalus maculatus
2010年9月 北海道

分布[日本各地] 時期[8-11月] 体長[22-25㎜]
ホスト[草食性]
写真の個体は砂地の下草で蜘蛛の巣に引っかかってるホシササキリの♀を撮影。

日本各地に分布するキリギリス科[ササキリ亜科]に属するバッタ。
本州以南では乾燥した明るめの雑草地で普通に見られる。
おそらく北海道では南部に局地的に分布しているのかも知れません。
今まで確認したのは道南の海岸や、山地の明るい草原の様な環境です。
体は明るい緑色または褐色で、前翅の側面、基部寄りに小黒点列を持っているのが特徴。
産卵管は短めでほぼまっすぐ。♂はジー・ジー・ジーと区切って繰り返し鳴く。



2010年9月 北海道 ホシササキリ Conocephalus chinensis
1枚目の画像と同じ海岸沿いの砂地で草がまばらに生えている環境で見られたホシササキの♀。



2010年9月 北海道 ホシササキリ Conocephalus chinensis
背丈の低い草地の草原にいたホシササキの♀。


[ホシササキリの写真]

   
ホシササキリ Conocephalus chinensis ♀
※ 画像をクリックすると拡大致します。


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キタササキリ

2015年01月17日 | ■バッタ目

キタササキリ Conocephalus fuscus
2011年8月 北海道

分布[北海道] 時期[8-9月] 体長[22-38㎜]
ホスト[草食性]
写真の個体はハルニレの樹にいたキタササキリの♂を撮影。

北海道に分布するバッタ目[キリギリス科]に属するバッタの仲間。
草原や草地のイネ科植物や笹の上で見られ緑色と褐色タイプがある。
♂はジリリリリ・・・と鳴く、とても小さい鳴き声なのでついつい耳を澄ましてしまいます。
触覚が非常に長く体長の2倍以上もある。
♀の産卵管はとても長くまっすぐと伸び、翅端を軽く超えてしまう。
ウスイロササキリよりは若干大型、体付きもガッチリとした印象をうける。



2011年6月 北海道 キタササキリ Conocephalus fuscus
草原にいたキタササキリの幼体と思われる個体。



2010年8月 北海道 キタササキリ Conocephalus fuscus
夜間外灯付近の草地にいたキタササキリの♀。



2010年8月 北海道 キタササキリ Conocephalus fuscus
日中に薪の上にいたキタササキリの♀。



2010年8月 北海道 キタササキリ Conocephalus fuscus
日中に草原で出会った、キタササキリの♂を撮影。



2010年8月 北海道 キタササキリ Conocephalus fuscus
上の写真と同じ個体のキタササキリの♂。


[キタササキリの雄と雌]

 
雄のキタササキリ

  
雌のキタササキリ
※ 画像をクリックすると拡大致します。


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エゾスズ

2015年01月09日 | ■バッタ目

エゾスズ Pteronemobius yezoensis
2011年6月 北海道

分布[日本各地] 時期[5-7月] 体長[7-10㎜]
ホスト[草食性]
写真の個体は小さな空き地で見つけた♂のエゾスズを撮影。

日本各地に分布するバッタ目[ヒバリモドキ科]に属する小型のバッタ。
体はほぼ真黒色で、艶がある。
♀の翅は途中から綺麗に横一線にカットされたかのような面白い形をしている。
本種はあまり草深くない湿地や河川敷に生息している。
♂は春にジー・ジーと単調に鳴く。幼虫越冬で春に成虫が見られる。

※ 近似種にキタヤチスズがいるが、本種の方が♀の産卵管が短い。



2011年6月 北海道 エゾスズ Pteronemobius yezoensis
1枚目の画像と同じ個体の♂のエゾスズを撮影。


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コイナゴ

2014年12月10日 | ■バッタ目

コイナゴ Oxya hyla instricata
2012年7月 沖縄県

分布[南西諸島] 時期[5-11月] 体長[18-31㎜]
ホスト[草食性]
写真の個体は草地の中にいたコイナゴを撮影。

バッタ科に属する、小型のイナゴ。
林縁付近のやや乾燥した草地を好む。
翅は通常長く、眼は他のイナゴ類よりも大きい。
側面の黒帯が明瞭であること、頭部がやや尖っていることなどで他種と区別出来る。
良く似た種にタイワンハネナガイナゴやオキナワイナゴモドキがいます。


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