
コムラサキ Apatura metis (北海道)
[分 布] 日本各地
[食 樹] バッコウヤナギなどのヤナギ類・ドロノキ・ヤマナラシなど
[時 期] 5月~10月
※ 開張は約55㎜~70㎜前後のタテハチョウ科コムラサキ亜科に属する蝶の仲間。
日本各地に分布しており、平地~山地に生息し産地はやや局地的で個体数は普通。
成虫は日中に雑木林などの明るく開けた空間を滑空する姿が見る事が出来ます。
コムラサキはオオムラサキ同様、光の当たり具合で翅が紫色に輝く大変美しい蝶です。
オオムラサキよりは小ぶりですが、樹液に集まったり獣糞に集まる習性はオオムラサキ同様です。
雌雄共に吸水する習性を持っています。
年2~3回発生し、幼虫で越冬する。
越冬幼虫はヤナギ類の樹皮でじっとして冬を越す。
北海道で見られるコムラサキ亜科は以下の3種
🔳 ゴマダラチョウ・・・エゾエノキ
🔳 コムラサキ・・・ヤナギ類・ドロノキ・ヤマナラシなど
🔳 オオムラサキ・・・エゾエノキ
※ アカボシゴマラダが2008年9月の札幌市豊平区内で成虫が確認されている

2011年7月 札幌市南区

2017年7月 石狩市

2019年6月 富良野市


2010年7月 厚沢部町


2010年7月・8月 野幌森林公園


2013年7月 札幌市南区
[コムラサキの幼虫]


バッコウヤナギやドロノキで見つけたコムラサキの幼虫
[コムラサキの飼育記録A]




5月29日 バッコウヤナギと思う葉から幼虫を採集


左:6月10日 38㎜
右:6月20日 45㎜


6月23日 蛹化




7月2日 羽化(綺麗なメスのコムラサキの羽化に成功しました)
[コムラサキの飼育記録B]


6月15日 幼虫採集

7月6日 前蛹


7月6日 蛹化

7月16日 羽化(残念ながら今回は羽化不全となってしまった)





オオムラサキの幼虫の顔





コムラサキの幼虫の顔
[オオムラサキとコムラサキの比較写真]


左:コムラサキ(メス)・・・翅表は褐色で橙色紋と黄色紋をもつ
右:コムラサキ(オス)・・・見る角度によって紫色に輝き美しい

オオムラサキ(オス)・・・翅表は基半部が紫色が強く美しい
本日は当ブログにご訪問下さりありがとうございます。
また明日もどうぞ、宜しくお願い致します ・・・


