こんちゅう探偵団

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アゲハモドキ

2014年07月31日 |  ●アゲハモドキ科


アゲハモドキ Epicopeia hainesii (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] ミズキ・クマノミズキ・ヤマボウシなど
[時 期] 5月~6月・8月
※ 開張は約55㎜~60㎜前後のアゲハモドキ科に属する蛾の仲間。

日本各地に分布しており、平地~山地に生息しやや局地的で個体数は少ない。
成虫は昼行性だが、稀に夜間灯火に飛来する事もある。
体内に毒を持つジャコウアゲハのメスに擬態していると考えられ、和名の由来もそこからきているようだ。
ただし南方系の蝶であるジャコウアゲハ類が生息しない北海道や東北地方にも本種は生息している事から、この擬態については疑問の声もある様です。
本種はジャコウアゲハよりも小型で、触角が両櫛歯状になっているので判別は容易である。
触角はオスで櫛歯状、メスではほぼ糸状になる
翅は灰黒色で翅脈が黒く、後翅外縁と尾状突起は黒色で、紅色紋列が見られる。
幼虫は白い綿毛の様なもので体を覆う。



2011年7月 北海道 山地の林縁で見つけたアゲハモドキ



2017年6月 北海道 ホオノキの葉の上で休んでいるアゲハモドキ



2022年8月 北海道 アゲハモドキの幼虫





2023年1月 北海道 飼育して羽化したアゲハモドキ


[アゲハモドキの幼虫]

  
ミズキの葉を食べるアゲハモドキの幼虫
※ 画像をクリックすると拡大します。


[アゲハモドキの飼育記録]

 
左:2022年8月23日 市内のミズキの葉にいた幼虫を採集
右:2022年8月26日 葉を巻いて蛹の準備を始めたアゲハモドキの幼虫

 
2022年8月31日 葉を巻く幼虫や、飼育ケースの蓋で糸を吐き蛹の準備をするアゲハモドキの幼虫


2022年9月1日 蛹になったアゲハモドキの様子

 
2023年1月2日 羽化

 
2023年1月12日 羽化


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