こんちゅう探偵団

日本各地の昆虫好きが集まる謎の探偵団結成・・・!?
Let's 昆虫採集!! Since in 2013.10.12

コスズメ飼育 <幼 虫~蛹 化>

2022年07月31日 | 飼育日記


コスズメ
日本各地に分布するスズメガの仲間で、開張は55㎜~80㎜前後。
幼虫はブドウ類・ノリウツギ・オオマツヨイグサ・ミズタマソウなどの葉を食べる。



2021年8月 幼虫
クワの葉の上にいたスズメガ幼虫を発見したので持ち帰って自宅で飼育する事にしました。



2021年8月 前蛹
持ち帰ってから4日後にクワの葉を巻き蛹の準備を始めました。



2021年8月 蛹化
持ち帰ってから約7日後、あっという間に蛹になってしまいました。
このまま来年羽化するのを楽しみに待っていたのですが・・・





2022年3月 寄生蜂
なんと、年を超えて3月上旬に蛹から寄生蜂が・・・
残念ながら成虫の姿を見る事が出来ませんでした、やはり野外で採集した
幼虫の寄生率は高い、厳しい自然界の掟を見せられました 。゚+(。ノдヽ。)゚+。
※ ちなみにこの寄生蜂の名前が分かる方がいたら是非教えてください!!

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ヒメヤママユ飼育 <幼 虫~蛹 化>

2022年07月30日 | 飼育日記


ヒメヤママユ
日本各地に分布するヤママユガの仲間で、開張は90㎜~100㎜前後。
このグループの中では中型の蛾で雌雄で色彩が違う非常に美しい蛾です。



2021年5月 幼虫
バラ植物の葉の上にいた可愛らしい幼虫を発見したので自宅で飼育する事にしました。



2021年6月 幼虫
持ち帰って自宅のスモモの葉で飼育する事にしました。



2021年6月 幼虫
持ち帰ってから約10日後、全身緑色になり毛が密生してきました。



2021年6月 蛹化
持ち帰ってから約1ヵ月、終齢幼虫になりましてかなり大きくなりました。



2021年6月 蛹化
終齢から6日後、蛹になりました。



2021年7月 蛹化
蛹化してから1ヵ月後の写真。
残念ながらこの子はそのまま羽化する事なく
☆になってしまいました、原因は分かりませんので非常に残念です 。゚+(。ノдヽ。)゚+。

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リュウキュウタケウチヒゲナガコバネカミキリ

2022年07月29日 |  ●カミキリムシ科


リュウキュウタケウチヒゲナガコバネカミキリ Glaphyra takeuchii ebenina (奄美大島)

[分 布] 奄美諸島・沖縄諸島
[食 樹] ミミズバイ・ハマセンダン・シロバイなど
[時 期] 3月~5月
※ 体長は約6.9㎜~9.5㎜前後のカミキリムシ科カミキリ亜科に属する甲虫。

奄美諸島・沖縄諸島に分布しており、産地は局地的で個体数は少ない。
成虫は日中に花上などで見られる。
小型のカミリキムシで、上翅は黒く短い。
メスよりオスの方が採集しづらいらしくオスの本種は貴重な様です。



リュウキュウタケウチヒゲナガコバネカミキリ Glaphyra takeuchii ebenina (奄美大島)
※ 写真1・2 共に2020年に知人のH氏に頂いたもの


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ナガゴマフカミキリ

2022年07月28日 |  ●カミキリムシ科


ナガゴマフカミキリ Mesosa longipennis (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] 広葉樹各種
[時 期] 4月~9月
※ 体長は約11㎜~22㎜前後のカミキリムシ科フトカミキリ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布しており、平地~山地に生息し個体数は多い。
成虫は日中に広葉樹の伐採木・衰弱木・薪などで多く見られる。
体形は面長で茶色の上翅に黒と白の波型模様が見られる。
小さい黒いゴマが上翅全体的に散りばめられている。
触覚は黒と白のまだら模様となり、オスの触覚はメスよりも長い。



広葉樹の伐採木に来ていたナガゴマフカミキリ



菌に侵され死んでいたナガゴマフカミキリ


 
 
 
北海道で見られるナガゴマフカミキリの写真


[ミズナラ材から羽化したナガゴマフカミキリ]

 


[ナガゴマフカミキリの幼虫]

 
クズの枯れ枝から出てきたナガゴマフカミキリと思われる幼虫


[ナガゴマフカミキリの標本]




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アマミホソコバネカミキリ

2022年07月27日 |  ●カミキリムシ科


アマミホソコバネカミキリ Necydaris moriyai (奄美大島)

[分 布] 奄美大島
[食 樹] イタジイなど
[時 期] 6月~7月
※ 体長は約18㎜~25㎜前後のカミキリムシ科ホソコバネカミキリ亜科に属する甲虫。

奄美大島に分布しており、産地は局地的で個体数は少ない。
成虫は日中にイタジイなどの衰弱木などで見られる。
近似種のアイヌホソコバネカミキリ・オニホソコバネカミキリに似るが、頭・前胸がより幅広く腹節はより長い。
上翅は赤褐色で側縁・会合線は細く黒色。
腹節は第1節と第2節中央を除き赤褐色となる。
1969年に守屋爽一氏により発見される。
通称:「モリヤイ」



アマミホソコバネカミキリ Necydaris moriyai (奄美大島)
※ 写真1・2 共に2019年に知人のW氏に頂いたアマミホソコバネカミキリ


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アカジマトラカミキリ

2022年07月26日 |  ●カミキリムシ科


アカジマトラカミキリ Anaglyptus bellus (山梨県)

[分 布] 本州・四国・九州
[食 樹] ケヤキ・エノキ・エゾエノキ・マメガキなど
[時 期] 8月~10月
※ 体長は約16㎜~19㎜前後のカミキリムシ科カミキリ亜科に属する甲虫。

本州・四国・九州に分布しており、平地~山地に生息し個体数は少ない。
成虫は日中にケヤキ・エノキなどの伐採木や衰弱木などで見られる他、花にも飛来する。
本種は晩夏~秋にかけて出現し主に夕刻に活発に活動する。
翅は赤と黒の縞模様が特徴的なカミキリムシです。


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リンゴカミキリ

2022年07月25日 |  ●カミキリムシ科


リンゴカミキリ Oberea japonica (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] サクラ・ナシ・リンゴ・モモ・スモモ・ウメ・マルメロなど
[時 期] 5月~8月
※ 体長は約13㎜~21㎜前後のカミキリムシ科フトカミキリ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布しており、平地~山地に生息し個体数は少ない。
成虫は日中にホストの葉の上などで見られる。
頭部・触覚は黒色で、上翅も基部以外は黒いが灰色がかる。
胸部・上翅基部・脚は橙黄色でメリハリの利いたスマートなカミキリムシです。
成虫はサクラ類の葉の中央の脈を食べるので特徴的な食痕が見られる。
リンゴカミキリは里山以外にも、市街地や公園などのサクラ類などでも見られる。



枝の中で成虫になった状態で死んでいたリンゴカミキリ
リンゴカミキリは羽化までに2年かかると言われていますが、枝に潜り込んだ幼虫は
1年目は枝の先端を垂直に切断し、2年目の幼虫は斜めにカットする習性があります。



2匹目のリンゴカミキリ





3匹目のリンゴカミキリ



4匹目のリンゴカミキリ



腹節の末端は黒色になっている。
オスはアーチ状に凹み、メスは逆ロート状に浅く凹んでいます





上翅は黒く、腹部は綺麗な黄色のツートンカラーのお洒落なカミキリムシです







札幌市内で採集したリンゴカミキリ



リンゴカミキリ(室内撮影)


 
 
 
札幌市内で見つけたリンゴカミキリの羽脱孔(ナナカマド・ヒメリンゴ)


 
 
 
 
2023年 北海道 羽化(リンゴカミキリ)


[初めて採集したリンゴカミキリ]

 
左:先端をリンゴカミキリが切り取って落としたもの
右:切り落とした部分から15cm程度下部には小さい穴が開いてます、おそらく水切りの為かと思います

 
左:材から取り出したリンゴカミキリの蛹
右:人生初のリンゴカミキリは見事羽化不全でした(泣)


[蛹と羽化不全のリンゴカミキリ]

 
枝にすっぽり入って蛹化し、羽化不全のリンゴカミキリ


[リンゴカミキリの標本]

 


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カタアカマイコガ

2022年07月24日 |  ●その他科


カタアカマイコガ Stathmopoda haematosema (北海道)

[分 布] 北海道・本州・九州
[食 樹] 不明
[時 期] 6月~9月
※ 開張は約8㎜~12㎜前後のニセマイコガ科に属する蛾の仲間。

北海道・本州・九州に分布しており、平地~山地に生息し個体数は普通。
成虫は初夏~秋にかけて出現し、夜間灯火に飛来する。
翅はやや光沢があり、全体的に淡い黄色で中胸前縁に1対の橙色紋が見られる。



夜間ライトトラップに飛来したカタアカマイコガ(北海道南部)


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クロモンノコメキバガ

2022年07月23日 |  ●その他科


クロモンノコメキバガ Faristenia geminisignella (北海道)

[分 布] 北海道・本州
[食 樹] イタヤカエデなど
[時 期] 6月~9月
※ 開張は約15㎜~20㎜前後のキバガ科フサキバガ亜科に属する蛾の仲間。

北海道・本州に分布しており、平地~山地に生息し個体数は普通。
成虫は初夏~秋にかけて出現し、夜間灯火にも飛来する。
前翅は淡い灰褐色で淡褐色鱗と黒色鱗を散らす。
前翅の前縁中央に大きな黒斑が見られ、中室内の黒斑と折り目上の黒条も目立って見られる事も特徴。
近似種のニセクロモンノコメキバガに似る。



カエデの揺籃から羽化したクロモンノコメキバガ(北海道中部)



キバガ特有の牙が見えますね(赤矢印部分)



イタヤハマキチョッキリ作った揺籃を持ち帰って放置していたら
いつの間にかクロモンノコメキバガが羽化していた、もしかしたらイタヤハマキチョッキリの揺籃と
一緒にクロモンノコメキバガが巻いた葉も入っていたのかも知れません


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シンジュサン飼育 <幼 虫~産 卵>

2022年07月22日 | 飼育日記


シンジュサン
日本各地に分布するヤママユガの仲間で、開張は110㎜~140㎜前後。
大型の蛾で前翅の翅頂に見られる模様がヘビの頭に見える迫力ある蛾です。

※ 前回までの飼育日記はこちら



2020年9月 幼虫15㎜
孵化から約10日で15㎜になりました。



2020年9月 幼虫30㎜
孵化から16日後、体長は30㎜、だんだん大きくなってきました。



2020年9月 幼虫40㎜
孵化から26日後、約40㎜になったシンジュサンの終齢幼虫。





2020年9月 蛹化
孵化から30日後、シンジュの葉を巻いてようやく蛹化しました。



2021年5月 羽化
蛹で越冬した後、春に羽化しました、自然界では8月から発生する蛾です。
立派な成虫は数匹羽化しました、交尾もしていたので産卵させます。



2021年6月 産卵
卵は産んでくれたものの、その後管理しましたがこの卵
全て孵化する事がありませんでした。
今回の個体の累代飼育はこれで終了してしまいました、残念です。
また時期を見て飼育を楽しみたいと思います O(≧▽≦)O ワーイ♪

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