こんちゅう探偵団

日本各地の昆虫好きが集まる謎の探偵団結成・・・!?
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ムネグロリンゴカミキリ

2016年05月31日 |  ●カミキリムシ科


ムネグロリンゴカミキリ Nupserha sericans (北海道)

[分 布] 北海道・本州
[食 樹] エゾゴマナ・ヒヨドリバナなど
[時 期] 5月~8月
※ 体長は約8㎜~12.5㎜前後のカミキリムシ科フトカミキリ亜科に属する甲虫。

北海道・本州に分布しており、平地~山地に生息し個体数はやや少ない。
頭部・胸部・小楯板は黒色、上翅は上方三分の一はオレンジ色で下方三分の二が灰色、縁は黒い。
足はオレンジ色で触角は第1・2節辺りまでは黒色で、その後先に向かって黄褐色をしている。
細長い体型の面白い形をしたカミキリムシ。
産地はやや局地的で個体数は少ない。夕刻に飛翔する姿を見かける事がある。



2011年 北海道 ムネグロリンゴカミキリ Nupserha sericans
夕刻前にホストのエゾゴマナ付近を飛翔中のムネグロリンゴカミキリを採集しての撮影。
当日は2頭のムネグロリンゴカミキリを見る事が出来た。


[採集時のムネグロリンゴカミキリ]

 
 


[ムネグロリンゴカミキリの標本]

 


[ムネグロリンゴカミキリの食痕]

 
エゾゴマナで見られたムネグロリンゴカミキリの食痕


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クロホシフタオ

2016年05月30日 |  ●ツバメガ科

クロホシフタオ Dysaethria moza
2014年9月 北海道

分布[日本各地] 時期[6-11月] 開張[20-30㎜]
ホスト[ガマズミ・コバノガマズミ・オトコヨウゾメなど]
写真の個体は夜間に外灯下にいたクロホシフタオを撮影。

日本各地に生息するツバメガ科[フタオガ亜科]に属する蛾の仲間。
過去に近似種のヒメクロホシフタオと混同されていた種で、外見上でも非常に良く似ている。
ヒメクロホシフタオとの区別は以下の[ヒメクロホシフタオとクロホシフタオの違い]を参照下さい。

平地~山地まで広く分布し、ヒメクロホシフタオよりは個体数は多く各地で普通に得られる。
また大きさはヒメクロホシフタオよりも一回り大型となる。
翅は薄い褐色で、前翅外縁に黒い半月型の紋と、内縁の中央付近にも明瞭な褐色紋がある。
フタオガの仲間はどれも止まり方に特徴があり、折り紙の[ヤッコサン]の様に見えて愛嬌があります。
フタオガの[二尾]とは、後翅にある二つの小さな突起からきているものと思われる。



2011年8月 北海道 クロホシフタオ Dysaethria moza
山地で撮影したクロホシフタオ。



2014年9月 北海道 クロホシフタオ Dysaethria moza
低山地の外灯下にいた、クロホシフタオを撮影。



2014年9月 北海道 クロホシフタオ Dysaethria moza
山地の施設外灯下のガラスにへばり付いていたクロホシフタオを撮影。


[ヒメクロホシフタオとクロホシフタオの違い]

 
左:ヒメクロホシフタオ
右:クロホシフタオ
①の外横線はヒメクロホシフタオは[コの字型]でクロホシフタオは[くの字型]になる。
②の前翅外縁はヒメクロホシフタオはなめらかになるが、クロホシフタオは中央付近で角張る。
①・②以外にはヒメクロホシフタオの方がより小型になる。また前翅内縁中央にある褐色紋もヒメクロホシフタオの方が不明瞭で小型な紋になるケースが多い。


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[北海道編] 春はメジロ

2016年05月29日 | 探索日記(野鳥・動物)
2016年5月 

GW中に撮影した鳥さんの写真を掲載致します。

スピッツ / 空も飛べるはず

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メジロ Zosterops japonicus
生まれて初めて見ました、以前から春になったら見て見たかった鳥です。
残念ながらバッテリーがなくなり予備もなく6枚ほどしか撮影出来ませんでした。
たくさん群れがいました。
手持ちの『北海道野鳥図鑑』では、観察難易度は★★☆☆でした。

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ブチヒゲハナカミキリ

2016年05月28日 |  ●カミキリムシ科


ブチヒゲハナカミキリ Corymbia variicornis (北海道)

[分 布] 北海道・本州
[食 樹] トドマツ・シラベ・アカエゾマツなど
[時 期] 7月~9月
※ 体長は約15㎜~22㎜前後のカミキリムシ科ハナカミキリ亜科に属する甲虫。

北海道・本州に分布しており、低山地~山地に生息し個体数は少ない。
札幌では個体数は少ないが十勝方面では夏に発生し個体数は多い。
近似種のイガブチヒゲハナカミキリに似るが、イガブチは前胸背板の微毛がまばらでなめらかなので区別は容易。
山地性の強い大型のハナカミキリで、上翅は赤く細かい点刻が粗い、頭部・胸部はツヤケシの黒色で微毛を生じる。
また触角は和名の通り[ブチヒゲ]で黄色と黒のまだら模様が特徴的です。
一見アカハナカミキリやオオハナカミキリに似ているが、本種は大型で触角のまだら模様で区別は容易です。
上翅が黒化する個体もいるそうでいつか出会って見たいものです。



2015年 北海道 ブチヒゲハナカミキリ Corymbia variicornis
やや黒化したブチヒゲハナカミキリ





2010年 北海道 ブチヒゲハナカミキリ Corymbia variicornis
初めて採集したブチヒゲハナカミキリ、札幌では個体数が少ない為この1個体のみしか過去に採集していない。



2013年 北海道 ブチヒゲハナカミキリ Corymbia variicornis
日中に山地のセリ科の花に飛来したブチヒゲハナカミキリ。ここでは個体数は多め。
他のハナカミキリに遅れて出始める様です。





2018年 北海道 ブチヒゲハナカミキリ Corymbia variicornis
山地の花に多数のブチヒゲハナカミキリが飛来していた



2022年 北海道 ブチヒゲハナカミキリ Corymbia variicornis
メスのブチヒゲハナカミキリ


[ブチヒゲハナカミキリの黒化タイプ]




なかなか見る事が難しい黒化タイプのブチヒゲハナカミキリ、しかもメスの個体です
いつかオスの黒化タイプも見てみたいものです


[採集時のブチヒゲハナカミキリ]

 
 


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チビクロアツバ

2016年05月27日 |  ・ムラサキアツバ亜科

チビクロアツバ Chibidokuga hypenodes
2014年7月 北海道

分布[日本各地] 時期[6-8月] 開張[20-24㎜]
ホスト[不 明]
写真の個体は夜間灯り付近の鉄柵に飛来したチビクロアツバを撮影。

日本各地に生息するヤガ科[ムラサキアツバ亜科]に属する蛾の仲間。
黒灰色をした上翅、体長も小さく思わず見逃してしまいそうな小型の蛾。
チビクロアツバは上翅中央付近に、黄色の[への字]模様が良く目立ちます。
その黄色紋を上下に挟む様に黒いしっかりした模様が走り特徴的です。
残念ながらホストがいまだ未知の蛾で、個体数もそれほど多くない。



2015年7月 北海道 チビクロアツバ Chibidokuga hypenodes
7月下旬ともなるとだいぶ擦れていました。
6月下旬~7月中旬が見頃の様です。



2023年7月 北海道


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[北海道編] ニュウナイスズメ・バン・ホオジロ・トラツグミ・ホオアカ

2016年05月26日 | 探索日記(野鳥・動物)
2016年4月 

GW中に撮影した鳥さんの写真を掲載致します。

吉澤嘉代子「ストッキング」

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祖母の庭にはハクセキレイもたくさん来ていました。



付近の畑にたくさんいたムクドリです。



里山にはカワラヒワの群れも・・・





ニュウナイスズメ Passer rutilans
この付近にはスズメよりもニュウナイスズメの方が多く感じます。
どこを見てもニュウナイスズメの姿が見られます。
手持ちの『北海道野鳥図鑑』では、観察難易度は★★☆☆でした。







バン Gallinula chloropus
バンです。
久しぶりに見ました。頭部の赤い模様がおもしろいです。
手持ちの『北海道野鳥図鑑』では、観察難易度は★★★☆でした。



ヒドリガモもペアで気持ち良さそうに泳いでいます。



オホアカでしょうか???
見た事がない鳥です。
残念ながら草の陰・・・。



こちらはトラツグミでしょうか???



アリスイです。
公園脇のミズナラ林にいました。



コガラ



ヒヨドリ





ホオジロ Emberiza cioides
久しぶりのホオジロでした。
手持ちの『北海道野鳥図鑑』では、観察難易度は★☆☆☆でした。

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カタボシエグリオオキノコ

2016年05月25日 |  ●その他科

カタボシエグリオオキノコ Megalodacne bellula
2011年6月 北海道

分布[日本各地] 時期[5-10月] 体長[13-18㎜]
ホスト[カワラタケなどのキノコ類など]
写真の個体は夜間外灯付近をウロウロしていたカタボシエグリオオキノコを撮影。

日本各地に生息するオオキノコムシ科の仲間。
札幌では個体数が少ないらしく、未だこの1匹しか出会っていない。
特徴としては上翅の前赤帯中に1黒点が孤立すると記載がある。
体は細長く、光沢がある。黒地に橙色の模様が綺麗な甲虫。
オオキノコムシの仲間は夜間外灯に集まる個体を良く見かける。



2011年6月 北海道 カタボシエグリオオキノコ Megalodacne bellula


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カギアツバ

2016年05月24日 |  ・カギアツバ亜科

カギアツバ Laspeyria flexula
2014年7月 北海道

分布[北海道] 時期[7-8月] 開張[---㎜]
ホスト[地衣類]
写真の個体は夜間コンビニの灯りに飛来したカギアツバを撮影。

日本では北海道のみに生息するヤガ科[カギアツバ亜科]に属する蛾の仲間。
頭部が黒く、上翅外縁は波形模様で特徴的な形をしている。
資料が乏しくあまり詳しい解説がネットなどにも掲載されていないので詳細は良く分かりません。


[カギアツバ 過去データ]


左:2015年6月 北海道
中:2015年7月 北海道
右:2015年7月 北海道


[カギアツバ 標本]


2015年6月 [採 集] 北海道 カギアツバ


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[北海道編] ニュウナイスズメ・オオジュリン

2016年05月23日 | 探索日記(野鳥・動物)
2016年4月 

GW初日、嫁の祖母宅へ
その時に撮影した鳥さんの写真を掲載致します。

スピッツ / 春の歌

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海岸沿いにはシノリガモやウミウ・カモメ類がみられました。写真の子はウミウ



看板にはニュウナイスズメの雌がいました。





海岸に、オオジュリン



ツグミ Turdus eunomus
祖母の畑にたくさんのツグミが来ていました。
手持ちの『北海道野鳥図鑑』では、観察難易度は★☆☆☆でした。



スズメも来ています。



アトリの群れもいました。

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ピックチビコブカミキリ

2016年05月22日 |  ●カミキリムシ科


ピックチビコブカミキリ Miccolamia tuberculata (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] シナノキ・オオバボダイジュ・オヒョウなど
[時 期] 5月~11月
※ 体長は約3.4㎜~6.5㎜前後のカミキリムシ科フトカミキリ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布しており、平地~山地に生息し個体数は少ない。
成虫は日中に広葉樹の枯れ枝などで見られる。
体は灰褐色~黒褐色でまばらに短い毛が生えている。
上翅には前方中央に1対の大きな隆起が見られ、中央から後方にかけて左右に黒い瘤が縦に並んでいる。
胸部の両側には小さく鋭い突起がある。
似た様な種にチビコブカミキリ・ミヤマチビコブカミキリ・ヘリグロチビコブカミキリなどいて、同定には注意が必要。
成虫は主に秋頃にシナノキやオオバボダイジュ・オヒョウなどの枯れ枝から採集される事が多い。



1枚目と同じ個体、体に生える白い毛と上翅の瘤が確認出来ます




シラカバの樹皮で見られたピックチビコブカミキリ




山地の広葉樹の葉をスウィープしたら網に入ったピックチビコブカミキリ、記念すべき初確認(2011年北海道)



2頭目のピックチビコブカミキリ、2011年には立て続けに別々のポイントで見る事が出来た(2011年北海道)


[近似種の比較写真]

 
左:ヘリグロチビコブカミキリ・・・キブシ・ミズキ・クリなど
右:ピックチビコブカミキリ・・・シナノキ・オオバボダイジュ・オヒョウなど


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