こんちゅう探偵団

日本各地の昆虫好きが集まる謎の探偵団結成・・・!?
Let's 昆虫採集!! Since in 2013.10.12

イタドリハムシ

2021年09月30日 |  ●ハムシ科


イタドリハムシ Gallerucida bifasciata (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] イタドリ・オオイタドリ・ギシギシ・スイバなど
[時 期] 3月~10月
※ 体長は約7.5㎜~9.5㎜前後でハムシ科ヒゲナガハムシ亜科に属する。

日本各地に分布するハムシで、体は黒色でオレンジ色の紋が目立つ。
斑紋には変異が見られ、黒化のイタドリハムシも見られる。
春先から夏にかけて林縁やイタドリの葉の上で良く見られ、個体数も多い。
幼虫はイタドリなどの葉を食べて育ち、成虫で越冬する。
似た様な種でウズマキハムシがいるがウズマキハムシはバッコウヤナギの
葉の上で見られ斑紋で容易に区別する事が出来る。(一番下の写真参考)







過去に出会ったイタドリハムシ



春先、海岸沿いの砂浜の穴の中にいたイタドリハムシ
成虫越冬との事なのでおそらく越冬個体と思われる。


 

 

 
イタドリハムシ


 
左:イタドリハムシ
右:ウズマキハムシ


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アラメハナカミキリ

2021年09月29日 | 探索日記(生物)








アラメハナカミキリ
北海道・本州に分布するカミキリムシ。
エゾマツやアカエゾマツの衰弱した樹皮に張り付いていた。


各地でコロナにより医療体系がひっ迫しております。
人と接触する不要不急の外出は避ける様、皆さまにもお願い申し上げます ((o・д・)bグッジョブ♪


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アムールナガタマムシ

2021年09月28日 |  ●タマムシ科


アムールナガタマムシ Agrilus subauratus (北海道)

[分 布] 北海道
[食 樹] 不明
[時 期] 6月~7月
※ 体長は約8㎜~10㎜前後のタマムシ科に属する昆虫。

国内では北海道のみに分布するタマムシで、体は緑~藍色の金属光沢を持つ。
河川敷のヤナギなどの葉をスウィープすると得られる事があり
産地はやや局地的で個体数もそれほど多いくは感じない。



アムールナガタマムシ
※ 2023年9月 追加画像(1枚目と同個体)



アムールナガタマムシ
※ シンリョクナガタムシと指摘がありました、通りすがりさんありがとうございます。
シンリョクナガタムシは上から見ると目が寄り目で、翅端が離れている傾向があるとの事。
また色彩も唐金色、緑、青、赤とバリエーションがあり、逆にアムールナガタマムシは金緑色に安定しているそうです。


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アイヌホソコバネカミキリ

2021年09月27日 |  ●カミキリムシ科


アイヌホソコバネカミキリ Necydalis (Necydalis) major aino

[分 布] 北海道
[食 樹] ダケカンバ・シラカンバなど
[時 期] 7月~8月
※ 体長は約27㎜~34㎜前後でカミキリムシ科ホソコバネカミキリ亜科に属する。

国内では北海道のみに分布し、ダケカンバ・シラカンバの立枯れや衰弱木で見られる。
ホソコバネカミキリ(Necydalis属)の仲間でそれらのグループを称して「ネキ」と呼んでいます。
アイヌホソコバネカミキリ Necydalis (Necydalis) major aino、通称:マジョールは北海道でも
道北の限られた場所で発生し、また発生期も短い為なかなか得難い種の一つでもある。
上翅はビロード色に輝き、胸部は短い毛で覆われている。
日中にダケカンバの立枯れの上空を飛翔し、しばらくすると樹皮の剥がれ落ちた付近に降りてくる。


[北海道産ネキを探そう!!]
北海道に分布するネキは4種(以下の通り)、是非 [北海道産ネキ] コンプを果たしたいものです☆⌒(*^-゜)v

■ オニホソコバネカミキリ Necydalis (Necydalis) gigantea gigantea [通称:ギガンティア] ★★★
■ ホソコバネカミキリ Necydalis (Necydalisca) pennata [通称:ペンナータ] ★★
■ ヒゲジロホソコバネカミキリ Necydalis (Necydalisca) odai [通称:オダイ] ★★★★
■ アイヌホソコバネカミキリ Necydalis (Necydalis) major aino [通称:マジョール] ★★★★★
※ 難易度は★の数ですが個人的な指標にすぎません。









アイヌホソコバネカミキリ



アイヌホソコバネカミキリの標本


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キベリヘリカメムシ

2021年09月26日 | ■カメムシ目


キベリヘリカメムシ Megalotomus costalis (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] マメ科植物
[時 期] 8月~10月
※ 体長は約13㎜~17㎜前後のカメムシ目ホソヘリカメムシ科ホソヘリカメムシ亜科に属する昆虫。

日本各地に分布するカメムシで、体は黒褐色。
上翅の縁と触角の先端付近が白褐色になっているのが特徴。
平地~山地まで広く分布しており、マメ科植物の生える明るい草原に生息している。
幼虫はアリにそっくりで、成虫は飛ぶと蜂に似ている。
近似種のホソヘリカメムシに似るが本種の後脚は細い。



ミズナラの葉の上にいたキベリヘリカメムシ





北海道道東エリアのキベリヘリカメムシ


 
キベリヘリカメムシの幼虫


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ホホジロアシナガゾウムシ

2021年09月25日 |  ●ゾウムシ科


ホホジロアシナガゾウムシ Merus erro (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] ハゼ・ヌルデ・アカメガシワ・クワなど
[時 期] 3月~9月
※ 体長は約6.2㎜~9.3㎜前後のゾウムシ科アナアキゾウムシ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布する小型のゾウムシで、体は茶色~黒色で名前の通りホホが白っぽくなっている。
実際には白と言うよりは肌色に近い。
上翅は硬く、網目状にゴツゴツとした凹凸が目立つ。
成虫はホスト植物で見られ、若枝を齧って産卵を行う。
幼虫はハゼ・ヌルデなどの若枝を食べて育つ。
本州以南では普通種の様だが北海道ではかなり稀な種の為、なかなかお目にかかる機会は少ない。



2023年5月 北海道 2022年にも札幌市内の森で1匹見つけていたので、改めて2023年に探すとあっさりと見つかった




2023年5月 北海道 札幌市内の森で見つけたホホジロアシナガゾウムシ、上の写真とは別個体(この日は3頭の
個体が見つかった、おそらく発生初期だったのでしょうね)






ホホジロアシナガゾウムシ(北海道)




北海道南部で見つけたホホジロアシナガゾウムシ


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キタクニハナカミキリ

2021年09月24日 |  ●カミキリムシ科


キタクニハナカミキリ Acmaeops septentrionis (北海道)

[分 布] 北海道
[食 樹] エゾマツ・アカエゾマツなど
[時 期] 6月~8月
※ 体長は約7㎜~10㎜前後のカミキリムシ科ハナカミキリ亜科に属する甲虫。

国内では北海道のみに分布し、エゾマツやアカエゾマツの
伐採木や衰弱木に集まる。産地は局地的で個体数も少ない。
体は黒色で白色の毛で密に覆われる。
主に道北・道東に分布する。



針葉樹の伐採木や衰弱木・倒木に日中やってくるキタクニハナカミキリ


 
キタクニハナカミキリ


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セアカクビボソハムシ

2021年09月23日 |  ●ハムシ科


セアカクビボソハムシ Lema scutellaris (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] ツユクサ・イボクサなど
[時 期] 4月~9月
※ 体長は約5.6㎜~5.8㎜前後のハムシ科クビボソハムシ亜科に属する甲虫。

主にツユクサで見る事が出来る小型のハムシ。
クビボソハムシ亜科に属する為、首の部分が細長いのが特徴。
胸部はオレンジ色、上翅は上部から中央にかけてオレンジ色で周りは濃い青藍色で覆われる。
脚もオレンジ色で中・後腿節の末端および跗節の一部は黒褐色を帯びる。
夜間灯火にも飛来し、成虫で越冬する。



ツユクサの葉の付近にいたセアカクビボソハムシ



日中天気の良い時間は活発に活動し、近づくとパッと飛び去ってしまう


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アカクビナガハムシ

2021年09月22日 |  ●ハムシ科


アカクビナガハムシ Lilioceris subpolita (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] サルトリイバラ・シオデなど
[時 期] 4月~8月
※ 体長は約8㎜~10㎜前後のハムシ科クビボソハムシ亜科に属する甲虫。

シオデやサルトリイバラの葉の上で見る事が出来る大型のハムシ。
クビボソハムシ亜科に属する為、首の部分が細長いのも特徴。
北海道では主に南部に分布しているが、札幌市や小樽市などでも見る事が出来る。
大型な種なので初めて見た時は、その大きさと真っ赤な色彩に圧倒された。
キイロクビナガハムシに似るがアカクビナガハムシの方が光沢が強く体もやや大きい。
※ キイロクビナガハムシは北海道には分布しておらずホストはサルトリイバラ・ヤマノイモなど



シオデの葉の上で見られたアカクビナガハムシ、食痕が多数見られる



1頭見つけると次から次へと見つかるのも面白いです





シオデの葉の上で見られたアカクビナガハムシ



まるで血の様な真っ赤な色彩がとても鮮やかで美しい。
またシオデのツヤツヤした葉の緑色と本種の赤い色がとてもマッチしていて大好きな虫。


 

 


アカクビナガハムシ


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アカガネサルハムシ

2021年09月21日 |  ●ハムシ科


アカガネサルハムシ Acrothinium gaschkevitchii (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] ノブドウ・ブドル・エビヅル・トサミズキ・ハッカ・ヤブガラシ・フジなど
[時 期] 5月~8月
※ 体長は約5.5㎜~8㎜前後のハムシ科サルハムシ亜科に属する甲虫。

ブドウなどの葉の上で見る事が出来る小型のサルハムシ。
北海道では主に南部に分布しているが、札幌近郊でも見る事が出来る。
虹色に輝くとても美しい甲虫ですが害虫として知られています。
成虫はホストの若い葉や新芽を食べ、幼虫は根を食べて育つ。



ノブドウの葉を食べるアカガネサルハムシ



ノブドウの葉の根元で交尾中のアカガネサルハムシ



ノブドウの葉の上ではじっとしている本種が良く見られる。
非常に美しい翅の持ち主です。



葉の先で静止するアカガネサルハムシ






ノブドウの葉で見られるアカガネサルハムシ


 

 

 
アカガネサルハムシ


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