こんちゅう探偵団

日本各地の昆虫好きが集まる謎の探偵団結成・・・!?
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セマダラコガネ

2021年12月10日 |  ●コガネムシ科


セマダラコガネ Exomala orientalis (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] 様々な植物の葉・花粉(幼虫は根を食害する)
[時 期] 6月~8月
※ 体長は約8㎜~14㎜前後のコガネムシ科スジコガネ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布し、平地~山地まで幅広く見られ個体数も多い。
成虫の発生は年1回で6月~8月に多く見られその後、産卵に孵化を得て幼虫で越冬する。
セマダラコガネは日中に良く見かける昼行性だが、稀に夜間に灯火などへも飛来する。
国外では農業への被害が大きく影響を及ぼしたことから『オリエンタルビートル』とも呼ばれている。
上翅の斑紋の変異が著しく、様々な模様の本種を目にするが時に真っ黒なタイプ(下記写真参照)も出現する事がある。
♂の触角先端は3つに分かれており、♀よりも長く扁平で扇状に広げている事が多い。



斑紋の変異が様々で、今後は色んな斑紋を撮影するのも面白そうです



真っ黒なタイプのセマダラコガネ(ハマナスの葉上にて)



バラ科植物の花でも見られた、頭部が紫色に輝く綺麗な個体



草原の葉の上で休んでいるセマダラコガネ



様々な植物を食害するため札幌市内でも至る所で目付くコガネムシ


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オオマグソコガネ

2017年03月02日 |  ●コガネムシ科

オオマグソコガネ Aphodius quadratus
2011年6月 北海道

分布[日本各地] 時期[5-9月] 体長[8.2-12.5㎜]
ホスト[新鮮なウシ・シカ・ウマ・サル・ヒツジ・タヌキなどの糞]
写真の個体は日中に山地の道路を飛翔し着地した、オオマグソコガネを撮影。

日本各地に分布するコガネムシ科[マグソコガネ亜科]に属する甲虫。
体・上翅は光沢のある黒色で、色彩に変異があるようで黒色~黄褐色なども存在している。
頭部と前胸背板にはまばらに極小の窪みがあり、上翅には深い縦状が見られる。
マグソコガネのグループの中では大型な種で、札幌市内ではなかなかお目にかかる事が出来ません。
平地よりは山地を好む様で、標高2500M付近にも生息している。
成虫は春~秋にかけて、動物の糞に集まる。


 
撮 影:2011年6月 北海道 オオマグソコガネ Aphodius quadratus [1枚目の画像と同じ個体、持ってみるとその迫力に驚かされる]


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アオハナムグリ

2017年03月01日 |  ●コガネムシ科

アオハナムグリ Cetonia roelofsi
2012年6月 北海道

分布[日本各地] 時期[5-9月] 体長[15-19㎜]
ホスト[成虫は花の花粉を食べ、幼虫は朽ち木内部を食す]
写真の個体は日中に山地のショウマの花に飛来したアオハナムグリを撮影。

日本各地に分布するコガネムシ科[ハナムグリ亜科]に属する甲虫。
平地~山地まで広く見られ、個体数は多い。
近似種のハナムグリに似ている為、同定には注意が必要。
上翅は濃い緑色で光沢が強く小白紋が散りばめられている。
上翅・上翅側縁では毛はほとんど見られないが、腹部の頭部から胸部にかけてはまばらに黄色毛が見られる。


  
左:2011年8月 北海道 アオハナムグリ Cetonia roelofsi [ハルニレの樹にいたアオハナムグリ]
中:2010年6月 北海道 アオハナムグリ Cetonia roelofsi [山地の花に飛来したアオハナムグリ]
右:2011年7月 北海道 アオハナムグリ Cetonia roelofsi [低山地のセリ科の花に飛来したアオハナムグリ]


  
左:2016年5月 北海道 アオハナムグリ Cetonia roelofsi [山地の花に飛来したアオハナムグリ]
中:2009年8月 北海道 アオハナムグリ Cetonia roelofsi [採集したアオハナムグリを撮影、上翅にはほとんど毛がない]
右:2010年6月 北海道 アオハナムグリ Cetonia roelofsi [左:アオハナムグリの腹部 右:ハナムグリの腹部]


[アオハナムグリとハナムグリの区別]

 
左:ハナムグリ・・・上翅側縁と上翅には黄色毛が生えている。体全体的に短く太い、上翅には光沢はほとんどない。
右:アオハナムグリ・・・上翅側縁と上翅には毛がほとんどない、体全体的に細く長い、上翅の光沢が強い。


 
左:ハナムグリの腹部・・・とにかく腹部末端まで毛が多い
右:アオハナムグの腹部・・・頭部から胸のあたりまでは毛がまばらに見られるがその下側から腹部末端まではほとんど毛は見られない。


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コアオハナムグリ

2017年02月28日 |  ●コガネムシ科

コアオハナムグリ Gametis jucunda
2010年8月 北海道

分布[日本各地] 時期[4-10月] 体長[11-16㎜]
ホスト[成虫は花の花粉や蜜を食べ、幼虫は植物の根・腐葉土・朽ち木などを食す]
写真の個体は日中に山地の花に飛来したコアオハナムグリを撮影。

日本各地に分布するコガネムシ科[ハナムグリ亜科]に属する甲虫。
平地~低山地まで見られ各地で普通に見られる。北海道では産地はやや局地的だが個体数は多い。
成虫は花に良く集まり花粉を食べる、特にバラ・ハルジオンなどの花が咲く草原や畑などに多く生息する。
コアオハナムグリは秋に新成虫が出現し、未交尾のまま成虫で越冬をする。
翌春に出現する越冬個体は交尾を行い、産卵→孵化を経て8月頃に成虫となる事から春と夏以降に見られる個体は世代が異なる事がわかる。
体色は緑色型と赤銅・黒色型などが見られる。ハナムグリやアオハナムグリよりも小型でなので区別は容易。


   
左:2011年5月 北海道 コアオハナムグリ Gametis jucunda [山地の花に飛来するハナムグリとコアオハナムグリ]
中:2011年5月 北海道 コアオハナムグリ Gametis jucunda [山地の花に飛来するハナムグリとコアオハナムグリ]
右:2011年5月 北海道 コアオハナムグリ Gametis jucunda [山地の花に飛来するハナムグリとコアオハナムグリ]


  
左:2010年8月 北海道 コアオハナムグリ Gametis jucunda [山地の花に飛来する黒型のコアオハナムグリ]
中:2014年5月 北海道 コアオハナムグリ Gametis jucunda [山地の花に飛来する黒型のコアオハナムグリ]
右:2014年5月 北海道 コアオハナムグリ Gametis jucunda [山地の花に飛来する黒型のコアオハナムグリ]


  
左:2013年9月 北海道 コアオハナムグリ Gametis jucunda [山地の花に飛来する黒型のコアオハナムグリ]
中:2009年9月 北海道 コアオハナムグリ Gametis jucunda [黒色型のコアオハナムグリ]
右:2012年6月 北海道 コアオハナムグリ Gametis jucunda [緑色型のコアオハナムグリ]


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トラハナムグリ

2017年02月27日 |  ●コガネムシ科

トラハナムグリ Trichius japonicus
2011年8月 北海道

分布[日本各地] 時期[5-8月] 体長[12.7-16㎜]
ホスト[成虫は花の花粉を食べ、幼虫は朽ち木内部を食す]
写真の個体は日中に山地のセリ科の花に飛来したトラハナムグリを撮影。

日本各地に分布するコガネムシ科[トラハナムグリ亜科]に属する甲虫。
低山地~山地まで見られ、北海道では産地は局地的で個体数は少ない。
頭部・胸部は茶色の毛を多い、上翅は黄色で3対の黒紋が見られる。
成虫は日中に山地の花に飛来し花粉を食べる姿が見られる、北海道では平地の沿岸部などでも見る事出来る。
近似種のヒメトラハナムグリに似ている、ヒメトラハナムグリは本種よりもやや小型で暗い黄色の上翅をもつ。


  
左:2011年8月 北海道 トラハナムグリ Trichius japonicus [1枚目の画像をトリミングし拡大]
中:2011年8月 北海道 トラハナムグリ Trichius japonicus [1枚目の個体を採集後に室内撮影したもの]
右:2016年7月 北海道 トラハナムグリ Trichius japonicus [道北で採集したトラハナムグリの標本]


  
左:2013年7月 北海道 トラハナムグリ Trichius japonicus [道北沿岸部の流木で見つかった死骸]
中:2013年7月 北海道 トラハナムグリ Trichius japonicus [道北沿岸部の流木で見つかった死骸]
右:2013年7月 北海道 トラハナムグリ Trichius japonicus [道北沿岸部の流木で見つかった死骸]


[トラハナムグリの幼虫と蛹]

  
左:2009年12月 北海道 トラハナムグリ Trichius japonicus [沿岸部の流木内の朽ち木から見つけたトラハナムグリの幼虫]
中:2010年3月 北海道 トラハナムグリ Trichius japonicus [沿岸部の流木内で見つけたトラハナムグリの蛹]
右:2010年3月 北海道 トラハナムグリ Trichius japonicus [左の蛹の経過写真]


[トラハナムグリの羽化]

 
左:2010年3月 北海道 トラハナムグリ Trichius japonicus [羽化したばかりのトラハナムグリ]
右:2010年3月 北海道 トラハナムグリ Trichius japonicus [羽化したばかりのトラハナムグリ]


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イシガキシロテンハナムグリ

2016年04月24日 |  ●コガネムシ科

イシガキシロテンハナムグリ Protaetia ishigakia
2012年7月 沖縄県

分布[沖縄本島以南] 時期[6月-8月] 体長[18-20㎜]
ホスト[成虫は樹液に集まる]
写真の個体は日中に葉の上にいたイシガキシロテンハナムグリを撮影。

沖縄本島以南に広く分布しており、若干の色や斑紋の変異により現在5亜種に分かれています。 
成虫は夏に出現し、樹液や熟した果実などに集まる他、葉の上で休んでいる個体も多く見られる。
頭部は先端はシロテンハナムグリよりも反り返りは弱く、湾入りも浅い。上翅には強く点刻され大小の白斑が多い。
沖縄県では割と個体数も多かった印象をうけた。



2012年7月 沖縄県 イシガキシロテンハナムグリ Protaetia ishigakia



2012年7月 沖縄県 イシガキシロテンハナムグリ Protaetia ishigakia



2013年8月 羽化 [沖縄県産] イシガキシロテンハナムグリ Protaetia ishigakia


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キンスジコガネ

2016年04月09日 |  ●コガネムシ科

キンスジコガネ Mimela holosericea
2010年8月 北海道

分布[日本各地] 時期[7月-8月] 体長[16-20㎜]
ホスト[成虫は針葉樹の葉・幼虫は根]
写真の個体は日中に低山地のイタドリの葉の上にいたキンスジコガネを撮影。

日本各地に分布する、大型の美しいコガネムシの仲間。
低山地~山地に生息し、個体数は少ないので滅多にお目に掛かる事のないコガネムシ。
上翅は深いメタリックグリーンで、粗い溝が点刻されている。まるで宝石の様な美しい上翅を持つ。
成虫は針葉樹の葉を、幼虫は根を食害する。灯火にも飛来するが大抵は♀個体が多い。

上翅の縦隆条は第一条だけが幅広く明瞭ですが、稀にこの第一条もほぼ消失する個体も見られる。
腹面は緑光沢のある銅赤色で、長細毛が生えている。(※ キンスジコガネの体の画像参照)
脚は黄褐色で、各脚の爪は先端に切れ込みを欠く。
成虫は、7月から8月頃低山地や山地で見られるが稀。



2010年8月 北海道 キンスジコガネ Mimela holosericea
上品な上翅の模様が人気のキンスジコガネ。




2022年8月 北海道 キンスジコガネ


[キンスジコガネの体]

 
※ 画像をクリックすると拡大致します。


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カタモンコガネ

2015年07月19日 |  ●コガネムシ科


カタモンコガネ Blitopertha conspurcata (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] 成虫は花粉・幼虫は植物の根など
[時 期] 5月~8月
※ 体長は約8㎜~14㎜前後のコガネムシ科スジコガネ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布する、小型の毛深いコガネムシの仲間。
上翅は明るい茶色で光沢があり、うっすら透けているせいで後翅が見える。
腹部には長い毛をもち、他種との区別は容易。
平地~山地にかけて生息し、石狩の海岸沿いのハマナスに集まる姿を目にする事が多い。



初めて札幌市内で見つけたカタモンコガネ、バラ科植物の花に来ていた



定番のハマナスの花とカタモンコガネ



海岸付近のハマナス群生地では割と個体数は多いカタモンコガネ



海岸沿いのハマナスには日中複数のカタモンコガネが集まる様子が観察できる



カワシ林付近の草地にいたカタモンコガネ。


[カタモンコガネの写真]

  
※ 画像はクリックすると拡大します。


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オオヒラタハナムグリ

2014年12月15日 |  ●コガネムシ科

オオヒラタハナムグリ Charitovalgus fumosus ♂
2012年7月 北海道

分布[日本各地] 時期[7月-8月] 体長[6-9㎜]
ホスト[成虫の♂は花に集まる]
写真の個体は栗の花をスウィープして得られたオオヒラタハナムグリを撮影。

日本各地で見られる小型のハナムグリで個体数は少ない。
全身黒色で、上翅とお尻の先にはオレンジ色のアクセントが付いている。
♀のお尻の部分には細長い突起があり、♂にはない。
♂は時期になると花に集まるので採集しやすいが、♀は朽ち木から離れない為なかなか見る事が出来ない。



2012年7月 北海道 オオヒラタハナムグリ Charitovalgus fumosus



2012年7月 北海道 オオヒラタハナムグリ Charitovalgus fumosus


[オオヒラタハナムグリの採れたクリの樹]


※ 画像をクリックすると拡大します。


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アオカナブン

2014年12月14日 |  ●コガネムシ科


アオカナブン Rhomborrhina unicolor (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] コナラ・クヌギ・ヤナギ・ハルニレなどの樹液
[時 期] 7月~8月
※ 体長は約25㎜~29㎜前後のコガネムシ科ハナムグリ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布し、平地~山地まで幅広く見られ個体数も多い。
成虫は日中に、ヤナギやハルニレなどの樹液に集まる姿を見る事が出来る。
全身がメタリックグリーンに輝き、とても美しく[森の宝石]と呼ぶにふさわしい甲虫のアオカナブン。
日本の甲虫類の中でもトップクラスの輝きを持つ甲虫の1つと言えよう。
また、光の当たり具合により緑色から黄色~橙色まで変化する様はより採集力を狩りたたせてくれる。
普通のカナブンよりもやや細長い。成虫は山地の樹液に集まるが日中は良く飛翔している姿を見る事が多い。
地域によっては近年数が減っている所もあり、札幌でもそれほどたくさん見る事は少ない。
幼虫は、朽ち木などの腐植物を食べて育つ。
暑さに弱く本州以南では平地では見られず、低山地~山地にかけて生息している。



2009年8月 北海道 南部で見つけたアオカナブン






北海道で見られたアオカナブン


[アオカナブンの生態写真]

    
※ 画像をクリックすると拡大します


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