「PIC AVR 工作室」サイトの日記的なブログです。
サイトに挙げなかった他愛ないことを日記的に書き残してます。
PIC AVR 工作室 ブログ



マイコンでカラービデオ出力をするために、
http://picavr.uunyan.com/avr_m_color.html
↑ココで目下のところカラーコンポーネントの表示に
ついてまとめている最中ですが、GW中に色々調べ物
しておりました。

一つはオペアンプでの複雑な加減算回路、もう一つは
コンポジットのSCHの管理について。

まず前者です。

マイコンからの3つの信号(RGB)とシンクロ信号の
計4本の各5V信号にそれぞれ比率を掛けて、さらに
それらを加減算して1つの電圧にするのですが、
普通、オペアンプを2段繋いで使用します。
YCbCrの3つの信号を出すには、単純計算では
3本×2段=6個のオペアンプが必要になって
しまいます。

これを何とか1段にして、3個のオペアンプにしたい
と思って、いろいろ画策していたのですが、なんとか
なりそうな目処がつきました。

よかった、よかった。

目下計算中。しばしお待ちを。

そして後者。

やっぱりコンポーネントだけではどうしても
残尿感のようなものが残ってしまうので、なんとか
コンポジット出力も出来ないかなぁと、再度
参考文献を繰り返し読んでおりました。

やはり、マイコン単体(と抵抗による分圧)では
カラーバーを表示するのがせいぜいで、きちんとした
任意のビットマップ映像をコンポジットで出力する
のは困難だという結論になったのですが、
外付けにICなどをいくつか組み合わせれば、4色
くらいはそこそこ表示できそうな気がしてきました。

まだ頭の中で考えただけなので、これからメモ用紙
に書き出して整理しようと思ってますが、はたして
うまくいくのかどうか…

水平同期とバースト信号の同期(SCH)や、それと
C信号との位相をうまくシンクロさせられるのか
とか、外付けにCMOS-ICを使ったら、例によって
レイテンシが悪さしないか、とか、そこらへんが
ネックになると思います。
コンポジットのカラー信号は、タイミングが結構シビア
なので…

あと、RGB信号で作られる8色って、位相が15°
単位で組まれているっぽいので、単純計算では
カラーバーストの3.58MHzを24倍した
クロックが必要になると思うんですが、それって…
85.9MHz?

もし水晶発振子が売ってても、マイコンの動作クロック
には速過ぎですね。

よく売られている14.32MHzのクロックなら
位相差を90°にしか設定できませんが、
360°÷90°=4色は表現できるでしょう。あと
それに白と黒を足せば6色。

しかも、14.32MHzが必要なのは周辺ICで、
マイコンの動作クロック自体はいざとなれば
別クロックでも良いので、AVRだけでなく、
動作の遅いPICでも応用は可能かもしれません。

うまくいくといいんですけど…
でも普通、こういうのってCPLDかFPGA
使うよなぁ…

それにしても、普通のカラー信号生成回路って、
どうやって位相のズレを生成してるんだろう?
アナログ回路でうまくやっているんだろうなぁ…

まぁ、あまり期待せずにお待ちください。



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