「PIC AVR 工作室」サイトの日記的なブログです。
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2017年09月23日
Fritzing書籍について、簡単な紹介を追加。
http://picavr.uunyan.com/my_books.html
Fritzingでパーツを作りたいんだけど、SVGファイル
とか色々弄るのはよくわかんないんだよなぁ、という
方は、ぜひ眺めてみてください。
さて、来たよ、来た来た。こないだAliexで頼んでた
DigiSparkが届いた。待ってたよ!!
https://ja.aliexpress.com/item/1pcs-Digispark-kickstarter-development-board-ATTINY85-module-for-Arduino-usb/32584084654.html
早速、モバブーに繋いでみる。
ブートローダがちゃんと動いているっぽい。LEDが点滅。
ちなみに、上のLEDがパワー用、下のLEDがLEDチカチカ用。
さっそく、Arduino-IDEの環境を整理することに。
ちょっと調べてみた感じでは、IDEの設定画面で
jsonファイルを読み込みするように設定すると、DigiSpark
がボード一覧に載るらしいんだけど、Arduino-IDEを起動
してみると、設定画面にそれらしい項目が無い。
どうやら、IDEのバージョンが古いから、そういう画面が
まだ実装されてなかったみたい。以前の、
http://brown.ap.teacup.com/nekosan0/3043.html
このときにも触れたけど、ちょっと新しい環境では
コンパイルがちゃんと通らなくなっちゃってたので、
バージョンアップを先延ばししてたんだよな。
で、腹を決めて、あらためて新しいIDEをインストール
してみる。インストールといっても、例によって
zip版のほうをダウンロードして、解凍するだけ。
複数環境切り替えて使えるように。
最新版をダウンロードしたら、1.8.4になってた。
その前が、1.6.0だから、完全にウラシマ状態。
テキスト編集エリアの操作性も、ぐっと改善されてるのね。
以前は、最上段とか、最下段のあたりをマウスクリック
すると、なぜか勝手にスクロールしちゃう使いにくさが
あったけど、あの辺とかすっかり改善されてる。
で、設定画面開いて、DigiSparkの設定。
http://homemadegarbage.0t0.jp/digispark-1
http://digistump.com/wiki/digispark/tutorials/connecting
このあたりを参考にしました。
これらのページに従って操作すると、インストール作業が
しばらく動いて、ボード一覧に
Digispark(Default - 16.5mhz)
っていうのが増えてるので、それをチョイス。
comポートは実装していないので、選ばなくてもよし。
んで、IDEのファイルメニュー「ファイル」→「スケッチ例」
に、DigiSparkのサンプルがたくさん登録されているので、
その中から、「Digispark_Examples」→「Start」と選ぶと、
いわゆるLEDチカチカのサンプルスケッチが開く。
このスケッチでは、D0、D1を使ってLEDを交合に光らせる
っていう内容になっているんだけど、どうやらこれは、
ファームウェアのバージョン(?)によって、
LEDが実装されているコネクタが異なるらしい。
いつものようにコンパイルして、正常にコンパイルが
できると、60秒以内にDigiSparkを繋ぐように表示される
ので、USBコネクタにプスッと。
初回は、DigiSparkのドライバが入って無いので、
ドライバを入れる必要あり。ドライバは、
http://qiita.com/mt08/items/df4ed8c659b205d1fa1e
ここを参考にして入れてみた。
ドライバが入ったら、あらためて書き込んでみる。
サンプルスケッチをちょこっと修正して、実験して
みると、今日届いたやつは、D1のほうにLEDが付いてた
みたい。
つづけて、PWMでLEDホワンホワンをやってみる。
簡単にサクッと光る。いいねぇ。いいねぇ。
じゃぁ、ってんで、シリアルモニタみたいなデバッグ環境
どうするの?と思って調べてみる。
一つには、ソフトウェアシリアルを使って、USBシリアル
変換ケーブルとかで繋ぐって方法があるみたい。
しかも、驚いたことに、TX/RXをそれぞれ確保するんでは
なくて、1ピンだけで送受信を切り替えて通信するらしい。
https://digistump.com/wiki/digispark/tutorials/debugging
ここにその配線が描かれてる。斬新な回路だなぁ。
もう一つは、DigiUSBっていうライブラリを使って、
HIDデバイスとして通信する方法。シリアル通信と
似たような機能で通信できて、かつ、USBケーブルだけ
で通信できるもの。
ただし、シリアルポートじゃなくて、HID通信なので、
標準のシリアルモニタでは通信できない。
なので、自前で通信プログラムを書くか、これ用の
モニタプログラムをもらってきて使うかする必要あり。
http://iot-dev.blogspot.jp/2016/09/digisparkpc.html
ここで触れられている
https://github.com/digistump/DigisparkExamplePrograms
このページで、モニタプログラムのソースとmakefile
が公開されているので、cygwinでmakeしてみた。
…なんかUSB関係のヘッダファイルが見つからないとかで
エラーになる。makeが通らない。
MinGWじゃないと駄目なのかな?と思って、MinGWを
入れてみる。makeをする。
…やっぱり同じエラーになっちゃう。
なにかをインストールしないと、コンパイルに必要な
ファイルがそろわないのかな?と思って、色々もがいて
みたものの、上手くいかなかった。
けど、色々調べてみると、さっきのgithubのページの、
https://github.com/digistump/DigisparkExamplePrograms
「Clone or download」っていう緑のボタンクリックして、
アーカイブ一式ダウンロードすると、階層の深いところ
に、コンパイル済みのexeファイルが入っているので、
それが使えるみたい。monitor.exeっていうファイル。
http://kghr.blog.fc2.com/blog-entry-89.html
ここに書いてあった。
で、これを使うスケッチをDigiSparkに書き込んでから、
このモニタプログラムを実行すると…
「No DigiUSB Device Detected」
って出てきちゃう。最初原因が分からず、色々と
調べまくったんだけど、なんとなく、ドライバが
ちゃんとあたって無いんじゃね?と思って、改めて
ドライバを入れなおす。
http://denshibu.blog.fc2.com/blog-entry-80.html
ここに書かれている。64ビット版なので、DPinst64.exe。
さて、あらためてモニタのプログラムを動かしてみる。
できた。このドライバでいいみたい。
(上記でインストールしたドライバではだめだった
のかなぁ?それとも両方必要ってことなのかなぁ?)
DigiUSBを使うスケッチを書き込んだDigiSparkを
USBコネクタに差し込んで認識させてから、モニタの
プログラムを実行すると、DigiSparkから送られてくる
文字列が、画面に表示されるという寸法。この辺は、
Arduinoのシリアルモニタとだいたい同じ。
ただ、なんか表示が少し遅いなぁ。少しもたつく感じ。
処理速度が遅いのかな?
DigiSpark基板側は、LEDが規則正しく光っている
ってところを見ると、ドライバか、このモニタプログラム
のどちらかで、処理がもたついているって考えるのが
ただしそう。
あと、USBコネクタに突っ込んでから、モニタプログラム
を起動するまでの通信内容の扱いが、ちょっと微妙だな。
その範囲の通信は、微妙にバッファリングされている
風なんだけど、読み出す(表示されれる)順序が
少しおかしい感じがする。
ある程度処理が進んで、バッファが掃けた後は、およそ
正しい表示が出てくるみたい。
なんにしても、Arduino-IDEのシリアルモニタに比べて、
機能が乏しいので、あくまでデバッグ用のちょっとした
通信に使うっていう感じになるなぁ。
とりあえず、DigiSparkが動くことが分かって、最低限
のデバッグ環境は手に入ったので、ちょっとずつ使って
行こう。
まずは、例のLEDホワンホワンの蝋燭だな。
http://brown.ap.teacup.com/nekosan0/2186.html
PWM出力は使えることが分かったんだけど、これ、
ハードウェアPWMなのか、それともソフトウェアPWM
なのかが判ってない。うわさによると、ハードウェア
PWMは1こだけで、残りはソフトウエアPWMらしいん
だよな。まぁ、PWMっぽくホワンホワンとしてくれれば
どっちでもいいんだけど。
あとは、HIDデバイスとして、キーボードとかの
エミュレーションしたりもできるらしいので、
そんなのも試したいところ。
それにしても、こんな色々遊べそうなものが100円
そこそこで手に入っちゃうのは、いいねぇ。
コネクタ、どうするかなぁ?Arduinoみたいに、ピンソケット
生やすのがいいのか、ピンヘッダ生やすのがいいのか…
複数買ったので、バリエーションあってもいいよな。
あと、HIDデバイスをゴニョゴニョするためのプログラム
が自由に書けるといいなぁ。面白そうなデバイス作れそう。
それにしても、せっかくMinGW入れたのに、コンパイルが
通らないの、ちょっと残念だな。コンパイル通ったら、
そのプログラムをゴニョゴニョして、DigiSparkと通信
するプログラムを書いてみたりしようと思ってた
のに。
https://www.youtube.com/watch?v=Jl9nAfqZKOQ
コジコジさんの、ジャンクショップで買ってきたドラム
マニアコントローラを改造して、MIDI化するっていう
お話。面白い。
中身とか制御方法とかは、まぁ、想像ができる範囲
だったんだけど、実際に加工して、スケッチ書いて、
演奏までやってみるのが面白かった。
やっぱ、PCにUSB-MIDで繋ぐと、レイテンシが大きい
のかな。PC繋いで鳴らしてるときは、すごい遅い。
もう、0.5秒くらいはある感じで、とても楽器として
成立して無い。
でも、音源繋いで(?)演奏してる様子をみるかぎり、
レイテンシは感じられないからなぁ。やっぱ、
音源次第なんだろうなぁ。
そういえば、以前、ArduinoをMIDIマスターに、PCを
MIDI音源に使ってみたときに、やっぱりPC音源では
すごいレイテンシが有って困った記憶があるけど、
やっぱ、PCをMIDI音源として使っちゃうのは、ちょっと
無理があるみたいだな。
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