「PIC AVR 工作室」サイトの日記的なブログです。
サイトに挙げなかった他愛ないことを日記的に書き残してます。
PIC AVR 工作室 ブログ



そうそう。で、続き。

マイコンからNTSCビデオのコンポジットカラー出力
の外部回路(マイコン以外の回路)を考えている最中
なのですが…

再現性や部品入手性を意識しつつ、如何にして部品点数を
減らしたり、単価の安い部品を使ったり、部品面積を
減らしたり…などなどいろいろ考えているうちに、
ズブズブと深みに填まっていたりします…

汎用のロジックICは、大抵1個に1種類のロジックしか
入ってないので、簡単なものはNAND回路で代用しちゃうとか
バイポーラトランジスタとダイオードでTTL(DTL)
で組んじゃうとか、そんな要らないことまで考えたり
していて、↓こんなページを見つけました。
http://www.ie.u-ryukyu.ac.jp/~wada/digcir05/gate.html

で、心に引っかかったことが一つ。
CMOS-TRを使ったNOT回路の作り方です。
確かに、入力をHIGHかLOWに入れれば、出力は
反転して出力されますが、入力電圧が中途半端な
状態になったらどうなるんだろう?

どこかにスレショールドがあるのかなぁ?

例えばVddが5Vの時に2.5Vで入力したら…
Vddから入力に電流が流れるので上のTRはONになり、
入力からVssにも電流が流れるので下のTRもON。
とすると、2つのTRともONだから、Vddから
Vssに向けて貫通電流が流れるはず。

本当にインバーターの中って、こんな回路になってるの?

では、NANDの2つの入力を1本に纏めてNOT回路を
作るとしたらどうでしょう?
同様にこのサイトでCMOS-TRによるNANDの
等価回路を眺めてみます。

HIGHかLOWの時は確かにOK。では中間の電圧の
場合は… やっぱり4つのTRがONになっちゃって、
貫通電流が流れそうだなぁ…

やっぱり、実際の中身はもうすこし対策が練られている
モノなんじゃないかなぁ… 入力をコンパレータか
何かでHIGHかLOWにまず振り分けてこれらの
回路に繋いでいるとか…

実際どうなんだろう?

愛読書、「EK JAPAN」の「よくわかるディジタル
回路の基礎の基礎」にも、やっぱりNOTの等価回路は
同様に書いてありました。貫通電流のことは書いてないなぁ…

そのくせ、NOT回路を使ったシュミットトリガ回路は
その前提がHIGHとLOWの中間点が存在するという
前提になっちゃってるので、IC内の本当の実際の回路は
こうじゃないんだろうなぁ…

東芝の
http://www.semicon.toshiba.co.jp/
こことかでデータシート見ても内部回路は書かれてないから
良くわかりません…

誰かそこらへんのこと詳しい方いらっしゃいませんか?



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マイコンでカラービデオ出力をするために、
http://picavr.uunyan.com/avr_m_color.html
↑ココで目下のところカラーコンポーネントの表示に
ついてまとめている最中ですが、GW中に色々調べ物
しておりました。

一つはオペアンプでの複雑な加減算回路、もう一つは
コンポジットのSCHの管理について。

まず前者です。

マイコンからの3つの信号(RGB)とシンクロ信号の
計4本の各5V信号にそれぞれ比率を掛けて、さらに
それらを加減算して1つの電圧にするのですが、
普通、オペアンプを2段繋いで使用します。
YCbCrの3つの信号を出すには、単純計算では
3本×2段=6個のオペアンプが必要になって
しまいます。

これを何とか1段にして、3個のオペアンプにしたい
と思って、いろいろ画策していたのですが、なんとか
なりそうな目処がつきました。

よかった、よかった。

目下計算中。しばしお待ちを。

そして後者。

やっぱりコンポーネントだけではどうしても
残尿感のようなものが残ってしまうので、なんとか
コンポジット出力も出来ないかなぁと、再度
参考文献を繰り返し読んでおりました。

やはり、マイコン単体(と抵抗による分圧)では
カラーバーを表示するのがせいぜいで、きちんとした
任意のビットマップ映像をコンポジットで出力する
のは困難だという結論になったのですが、
外付けにICなどをいくつか組み合わせれば、4色
くらいはそこそこ表示できそうな気がしてきました。

まだ頭の中で考えただけなので、これからメモ用紙
に書き出して整理しようと思ってますが、はたして
うまくいくのかどうか…

水平同期とバースト信号の同期(SCH)や、それと
C信号との位相をうまくシンクロさせられるのか
とか、外付けにCMOS-ICを使ったら、例によって
レイテンシが悪さしないか、とか、そこらへんが
ネックになると思います。
コンポジットのカラー信号は、タイミングが結構シビア
なので…

あと、RGB信号で作られる8色って、位相が15°
単位で組まれているっぽいので、単純計算では
カラーバーストの3.58MHzを24倍した
クロックが必要になると思うんですが、それって…
85.9MHz?

もし水晶発振子が売ってても、マイコンの動作クロック
には速過ぎですね。

よく売られている14.32MHzのクロックなら
位相差を90°にしか設定できませんが、
360°÷90°=4色は表現できるでしょう。あと
それに白と黒を足せば6色。

しかも、14.32MHzが必要なのは周辺ICで、
マイコンの動作クロック自体はいざとなれば
別クロックでも良いので、AVRだけでなく、
動作の遅いPICでも応用は可能かもしれません。

うまくいくといいんですけど…
でも普通、こういうのってCPLDかFPGA
使うよなぁ…

それにしても、普通のカラー信号生成回路って、
どうやって位相のズレを生成してるんだろう?
アナログ回路でうまくやっているんだろうなぁ…

まぁ、あまり期待せずにお待ちください。



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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080506-00000927-san-spo

スーパーアグリF1チームが、結局資金難で撤退を
決意とのことです。残念です。

出資先を見つけて、何とか活動を継続してくれれば
と思っていたんですが…

純国産にこだわる必要は無いと思うのですが、
新たに参加した弱小チームが、時に上位チームに
食い込むような戦いをしたこのチーム。

もう少し今後の活躍を眺めたかった…
ここ数戦は資金不足からほとんど練習も出来ず
ぶっつけ本番といった感じが続いていたので、
よほどの資金が入ってこないと建て直しは難しい
とは思っていたのですが、残念です。

佐藤琢磨の活躍の場もこのままでは宙に浮いて
しまいますね。このままF1のシートを失って
しまうには惜しい気がするのですが…



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ぶらっとお買い物に行ってきました。

秋月の新商品コーナーに、アキシャルタイプの
積層セラコン10uFっていうのが載ってて、
「へぇ、セラコンで10uFかぁ。いいなぁ」って
思って、つい買っちゃいました。データシート
読みたさに…
10uFで耐圧35V。10個入って300円
なので、1個単価30円。

でも、お店に行ってみたら、いわゆる水色の積層
セラコンでも10uFのもの、出てるんですねぇ。
こっちは耐圧16Vとちょっと低いですが、
10個250円なので、1個単価25円。

両方買っちゃいました。

普通にマイコンで使う分には16Vで充分だなぁ。
単価で考えたら電解コンと大差ないし、OS-CON
よりも少し安いですね。ということは、負電源用
のチャージポンプに使うなら、セラコンの方が
向いているんじゃないかな?そのうち試して
みたいなぁ。

耐圧16Vだと、昇圧には心許ないけど、負電圧
生成ならサージ電圧も含めても耐えられるでしょう。

あとは、補充用にAVRのAT-MEGA88や
パワーMOS-FETなどなど買ってきました。


よく見たら、水色の積層セラコンって、47uFや
100uFも秋月に並んでるんですね。
耐圧はそれぞれ25V、6.3Vだけど。

まぁ、マイコンと併せて使うなら、6.3Vでも
便利は便利。…サージも考慮すると、6.3Vって
ちょっと心許ないなぁ…

100uFでもう少し耐圧高いのができると
良いんだけど…




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せっかく、8ピンPICの負電源を可聴域超の100kHZ
で発振させるようにしたので、オーディオ用途にしたら
どんなもんかなぁ…と思い、ブレットボードでヘッドホン
アンプ組んで試聴してみました。

参考にしたのはココ↓
http://www.minor-audio.com/bibou/amp/headphone_amp2004.html

基本的な回路はそのままで、電源部分には秋月のスイッチング
アダプタと、8ピンPICの負電源を使ってみました。

スイッチングアダプタには5Vタイプと3.3Vタイプの
両方を使ってみましたが、どちらも電源回路が原因と思しき
ホワイトノイズや50Hzノイズはほとんど判りませんでした。
電池駆動でも実験できると良かったんですが、ブレットボード
に組み合わせられるような都合のいい電池ボックスが
手元に無かったので…

どちらかと言うと、上記の参照ページのレビューでも書かれて
いるように、使用するオペアンプによってノイズが小さかったり
大きかったりといった感じです。
電源由来のものはほとんど無いといっても良いでしょう。

NJM2114DDやNJM5532DD、NJM4580DD
といった定番(?)のオーディオ用オペアンプや、この間
秋月で買ってきたLM4562、その他にもいくつか
手持ちのオペアンプで試してみました。

時間が出来たらレビューを纏めたいと思います。しばしお待ちを。

ちなみに、愛用のミニコンポ、DENONのUD-M30
に付いているヘッドホン端子の音とも比べてみました。
値段の割によくチューニングされた、ヨーロピアンテイストの
聞きやすい音になっているのですが、電源回路はすこし弱い
のか、今回実験に使ったオペアンプに比べて、ホワイトノイズ
がかなり大きいのがとても気になりました。

そういう意味から考えても、オペアンプICを使った
ヘッドホンアンプは、単に作って楽しむだけのものではなく、
実用面でもかなりいけてることがわかりました。

それにしても、同じ回路でもオペアンプを取り替えるだけで
ずいぶん音質が変わるものだなぁ…と新鮮な刺激を受けました。

個人的には、NJM2114DDがベスト。次点はLM4562
でした。
ドンシャリ系の音が嫌いな人には、これら2つのアンプや
NJM5532DDあたりが聞き疲れしない音なので
よろしいのではないでしょうか?



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