ねもばーばのはっぴーらいふ

バーバの山歩き、花めぐり

令和元年5月1日 殿下と常念岳

2019年05月01日 | 山の花
 昨日から我が家の花畑にヤマオダマキ(山苧環)が咲き始めた。
 夏の高山でひときわ美しく目を惹く花
 
    
 
 前陛下の退位、新天皇陛下即位の報道がつづいている。





 新天皇は(浩宮殿下)の趣味の一つに山歩きがあり、長野県の山にもいくつか登っておられる。
 (信濃毎日新聞には)八ヶ岳とか乗鞍岳に登った時のエピソードがかかれている。
 しかし、1992年9月に常念岳~蝶ケ岳を縦走されたことが出ていない。

 その時、私も少し関わったので、1992年のアルバム「皇太子殿下行啓」を開いてみた。

 1992年9月17日・18日の常念乗越から槍ケ岳連峰


 殿下が一の沢を登って、常念乗越に出られたところ
 その直前まで槍穂連峰は雲に覆われていたのだが、一団が乗越に到着された途端、雲が引いた・・
 小屋主の山田恒親父さん”やっぱ殿下は何かもってる・・”と。
 殿下は”いつも写真で観ていた風景が目の前にあって感動した・・”と夕食時に山田さんに話されたという。


  
    
 
 私たちの前で止まってポーズをとってくださった。

 
 殿下は診療所のメンバーにいくつか質問してくださった。
「夏の間、患者さんは何人くらい?」「どんな病気ですか?」だったかな。
 返事は主にDr小林がしてくださった。
   
   
 小屋に入られひと休みの後、横通岳に登られ、翌朝、常念頂上~蝶ヶ岳に向かわれた。
 山田恒さんは気さくな「殿下」をすっかり気に入られた様子で、殿下も本当に楽しそうだった。
 その年の暮れに殿下は雅子さまと婚約されたのだった。

 殿下は夏山の最盛期、花の美しい時期にアルプスに登ることが難しいという。
 繁忙期の山小屋の事情、警護の難しさなどがあるからであろう。
 確かに殿下の「行啓」が決まってから、常念小屋は準備に大変熱が入っていた。
 その日の夕食のメニューは特製カレー。
 
 その時期は常念夏山診療所は閉所しているのだが、主なメンバーに上がってほしいと要望があった。
 殿下と皇軍皇宮警察の皆さんは怪我などの心配はないのだが、報道関係者と追っかけのオバサマ達が心配だからという。担当医師と診療所係の医学部学生、ナースの私が登った。

 
コメント (6)
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