縄文時代の調査がすすみ、様々のことが明らかにされてきた。
日本文化のルーツを縄文にまで遡らせようとする学者さえいる。
この列島に、1万年の歳月、生活してきた彼らの文化と伝統は、どんなものであったのか。
彼らの情報や血統がどの程度伝達されているのであろう、詳細は不明だが、彼らが日本列島の先輩であることは確かであろう。
あるいは、温帯モンスーンの島国にあって、狩猟採集の獲得経済によって生活してきた縄文人は、この風土をこよなく理解し、バランスのとれた自然交流を実行していたのかもしれない。
そう、この自然と風土が、彼らの畑であり田んぼであり、そして、工場であった。