グローバリズムで、マーケットを拡大し、巨額の利益を自分たちのグループに流れこむようにする、条例・法律・金融制度、綿密に構築された巧妙なシステムだ、その極みが「タックスヘイブン(租税回避地)」、しかし、国民の側には回らない、
ヒラリーなら、このまま。
トランプなら、変えてくれるかもしれない。
ところで、辛辣(しんらつ)で適確(てっかく)な寸評があった、
「WASP は 教会から天国へ行く
IRISH は 酒場から地獄に堕(お)ちる」
アメリカの上流クラスを形成するアングロサクソン・プロテスタント、着飾って教会に集い、友情を確認する、一方、Catholicの Irish 、酒場で飲んだくれ、そんな金があったら子供のことを考えたらどうだ、
「だんなは なんにもわかっちゃあいないんだ」
「・・・」
「子供のことを考えたら 飲まずにはいられないんだ」
Irelandでの生活、教育・技術・職業の訓練がなかった、アメリカに来ても単純な肉体労働がせいぜい、だからニューヨークの港湾労働者、だが、南北戦争で解放された黒人たちが北上してきて、港湾の jobs の奪いあい、血で血を洗う闘争になった、エリア・カザンの「波止場」に詳しい、やがて、彼らの一部がニューヨーク市警や消防署に就職する、9・11では、ずいぶん亡くなっている。
ところで、WASP の若者たちのデート、
「だれもが納得する 優秀な若者と美しい女性から 順番に結婚していく」
牧畜社会の伝統をもつ彼らには、優秀な子孫を残す文化が確立しているようだ。
WASPのパーテイで、若い政治家がかいがいしく老婦人の世話をしている、やさしく手を取り席まで導く、嫌味(いやみ)がない、暗い義務感がない、少年のように明るく純真だ、彼の回りは楽しい空気に包まれる、すると長老が彼を手招きして、
「次の大統領を お願いしますよ」
かつては、こういう空気があった、この大統領はだれか、共和党だろう。