幕末の人気者は、桂・西郷・坂本・高杉晋作・・・
「こまったもんだ」
彼らは、本質的には「いなかもん」、今でもそうだが、百年前・百数十年前は、
「どうだったか」
事実、サトーの”A Diplomat in Japan"には登場しない。
江戸の若者たち、上野で戦い、榎本の船で箱館(函館)に渡った若者たち、
「武士の大義を貫(つらぬ)く」
「大義」とは、大きな正義だろう、江戸の道場の跡取りだが、道場を中年の弟子に譲り、榎本の船に乗る、この若者を慕う、
「娘も いただろうに」
そのいさぎよさ、そのさわやかさ、その真実、
「江戸っ子だなあー」
こういう若者を、もっともっと取り上げるべきだ。