ホラドンが、
「今のおくさんが すごいんだ」
ホラドンの夫人が、
「ミツオさん 大酒のみでしょう 新婚当時 へべれけれで帰ってきたら あのおくさんが ミツオさんに跨(またが)って 一升瓶を口に押しつけ
まだ飲むか
まだ飲むか・・・ 」
「すっぱだかだったな」
「あら 見ていたんですか」
「あそこの毛 ちょっと赤っぽかった」
「いいんですか 禅僧でしょうが」
「いい見ものだった」
「さすが 最後の禅僧ですね」
「一升ビンを口に押し付て
まだ飲むか
まだ飲むか 」
「ごめんなしゃーい ごめんなしゃーい」
「すごいシーンですね」
「もう 鬼です 二匹の鬼です」
天下のホラフキドンドンが、
「さすがのわしも タマタマがちぢみあがった」