セヴン‣イレブンのコーヒー、これが、結構、うまい、ローソン以上だ、しかも、100円、
「すごい企業努力だな」
たっぷりと広い店内のVELOCE、ブレンドとアメリカンが190円から、
「どっちが出るの」
「ブレンドはちょっと濃いめなので、ここでは半々でしょうか」
若いオトコの店員、そうそう、スタバには、ちょっとハイソな雰囲気の若い女性がいることがある、そうでないのもいる、暗くて声が低くなんだか不気味、しかもワタシがきらいみたいだ、まあまあ、ミナトミライに白人の店員がいた、スラリと背が高く、しかもホンモノの金髪、なにやら北欧の王女さま、「アナと雪の女王」の歌が聞こえる、耳のせいかな、そんでもってキンチョーしちまって、カップが、
「カタカタ」
ここのビルには外資の会社があるので、外人のビジネスマンが多いのだが、このお姫さまの前では、アメリカのビジネスマンは牧童、イギリスは執事、ラテン系は接待係・・・
「ビジネスマン」はアングロサクソンのためにあるようで、白いワイシャツ・広い肩幅・ごっつい上半身、しかも自信たっぷりで、静かに同僚と会話している、それを見ていると、
「次の時代も彼らのものかな」
あるテーブルに三人の白人、一人は若者、もう一人は180センチ以上の身長の婦人、最後は渋い中年、そのテーブルだけが沈み込むような空間、時々、ヒトコト・フタコト、まるで映画のシーンのようだ、
「う~ん」
あの国には、こういうエリートがいる、それに対して、この国には、かつての堂々たる日本人が消えてしまった、どうしたものか。