日本農業新聞e農ネットに「1キロ300円割れ続出 米値下げ競争の余波 直売所に (2014/12/24)」という記事が出ていた。
内容は以下の通り
スーパーなどの2014年産米の小売価格が低下する中、JA直売所も引き下げによる対応を迫られている。
玄米1キロ当たり価格(税込み)は前年より50円前後下がり、これまでなかった300円を割る銘柄も珍しくない。
特に、米の出回りが多い地域の直売所ほど厳しく、「値下げ効果は少ない」という。
玄米換算で、1キロ300円を割るスーパーの特売価格の出回り増が大きく響いている。
・販売への効果乏しく
北関東にあるJA直売所は、「コシヒカリ」を前年産より50円下げ、玄米1キロ250円にした。
この直売所のあるエリアは、スーパーの特売合戦が激しく、この秋から玄米換算で250円前後の米が多く出回る。
1袋(30キロ玄米)単位で売るホームセンターだと、6000円を割る「コシヒカリ」も珍しくないほど激戦が続く。
直売所の担当が「米産地のため縁故米も多く、値下げしても売り上げは戻らない」と嘆く。
東海地方の直売所では、春先からスーパーの特売が強まり、米の売り上げが急激に落ち込んだ。
出来秋まで13年産米が残り、新米切り替えに苦戦した。
このため、1キロ400円台中心だった価格帯を、新米は40円前後下げ300円台後半とし、中には350円の銘柄も売る。
店長は「スーパー特売の影響は本当に大きい」と話す。
西日本は、縁故米の出回りが少ないため、JA直売所の米の扱いは大きい。
これまで300円台で「ヒノヒカリ」や「コシヒカリ」を販売してきたが、新米切り替えで50円前後下げ、280円前後とした。
「今年の米の値段が下がったことはお客さんも、よく知っている」との判断だ。
JA直売所の価格表示方法は、1キロ玄米・税込みが多いが、スーパーは、5キロ精米・税別が多い。
スーパーの「コシヒカリ」の特売価格で最も多い1380円の場合、直売所表示に換算すると約270円。
この影響で、新米価格は200円台後半が急増した。
JA直売所の米売上高は、売り上げ全体のほぼ1割。
「JA直売所が値下げ競争に同調しては駄目だ」との指摘も一部にあるが、直売による収益メリットの一部を生産者に還元するケースが多いため、直売所の米販売は重要とされる。
生産者へのメリット還元を続けるためには、価格競争は避けられないようだ。
というもの。
栽培した本人は、地元やネットで安く売り、自分たちには1円でも高く買ってもらおうとする。
いったい、これって何なのだろうといつも思う。
「一生懸命に作ったんだから」の結果が、安売り。
「自分のお米が一番美味しい」と言いながらも、価格競争。
高く売れないお米は、どんなに頑張ったとしても、価値が無いお米であることに、生産者は何時になったら気が付くのだろうか。
一言「愚か成り!」
内容は以下の通り
スーパーなどの2014年産米の小売価格が低下する中、JA直売所も引き下げによる対応を迫られている。
玄米1キロ当たり価格(税込み)は前年より50円前後下がり、これまでなかった300円を割る銘柄も珍しくない。
特に、米の出回りが多い地域の直売所ほど厳しく、「値下げ効果は少ない」という。
玄米換算で、1キロ300円を割るスーパーの特売価格の出回り増が大きく響いている。
・販売への効果乏しく
北関東にあるJA直売所は、「コシヒカリ」を前年産より50円下げ、玄米1キロ250円にした。
この直売所のあるエリアは、スーパーの特売合戦が激しく、この秋から玄米換算で250円前後の米が多く出回る。
1袋(30キロ玄米)単位で売るホームセンターだと、6000円を割る「コシヒカリ」も珍しくないほど激戦が続く。
直売所の担当が「米産地のため縁故米も多く、値下げしても売り上げは戻らない」と嘆く。
東海地方の直売所では、春先からスーパーの特売が強まり、米の売り上げが急激に落ち込んだ。
出来秋まで13年産米が残り、新米切り替えに苦戦した。
このため、1キロ400円台中心だった価格帯を、新米は40円前後下げ300円台後半とし、中には350円の銘柄も売る。
店長は「スーパー特売の影響は本当に大きい」と話す。
西日本は、縁故米の出回りが少ないため、JA直売所の米の扱いは大きい。
これまで300円台で「ヒノヒカリ」や「コシヒカリ」を販売してきたが、新米切り替えで50円前後下げ、280円前後とした。
「今年の米の値段が下がったことはお客さんも、よく知っている」との判断だ。
JA直売所の価格表示方法は、1キロ玄米・税込みが多いが、スーパーは、5キロ精米・税別が多い。
スーパーの「コシヒカリ」の特売価格で最も多い1380円の場合、直売所表示に換算すると約270円。
この影響で、新米価格は200円台後半が急増した。
JA直売所の米売上高は、売り上げ全体のほぼ1割。
「JA直売所が値下げ競争に同調しては駄目だ」との指摘も一部にあるが、直売による収益メリットの一部を生産者に還元するケースが多いため、直売所の米販売は重要とされる。
生産者へのメリット還元を続けるためには、価格競争は避けられないようだ。
というもの。
栽培した本人は、地元やネットで安く売り、自分たちには1円でも高く買ってもらおうとする。
いったい、これって何なのだろうといつも思う。
「一生懸命に作ったんだから」の結果が、安売り。
「自分のお米が一番美味しい」と言いながらも、価格競争。
高く売れないお米は、どんなに頑張ったとしても、価値が無いお米であることに、生産者は何時になったら気が付くのだろうか。
一言「愚か成り!」