■太白区中央老壮大学校公開講座『健康と音楽の効用』
5月18日、太白区文化センター「楽楽楽ホール」で開催された太白区中央老壮大学校公開講座『健康と音楽の効用』へ行ってきました。
太白区中央老壮大学校は、太白区に居住する65歳以上の方が、「いきいき健康コース」、「せいかつ教養コース」、「ふるさと文化コース」に分かれて、月1回のペースで開催され、今回は、開校式を兼ねていました。
今年度、私が参加することになったのは、「せいかつ教養コース」で、今後、講和「特殊詐欺防止のお話」、「元気でいるために」、「前向きに生きるために」、「仙台真田物語~伊達家臣になった真田幸村の子孫~」、館外学習、実技「ラジオ体操」、音楽鑑賞「コンサート」、公開講座「コンサート」など多岐にわたり学習することになっています。
今回の講座『健康と音楽の効用』は、宮城教育大学名誉教授大泉 勉氏をお迎えしての講話となりました。
先生は82歳、年齢を感じさせない溌剌とした方で、約1時間半、充実した講演内容で時間の経つのも忘れる程でした。
現在、男性・女性合唱団の指揮者としても精力的にご活躍されていて、講和の途中にピアノ演奏や歌も取り入れ、先生のピアノ演奏で歌を歌ってはお客様を取り込んだ双方向の講演で充実していました。
講和の要旨に少し触れると、「講和を聞いて歌を歌い、元気に帰って欲しい。日本は音楽に溢れている。民謡、演歌、邦楽、ロック、ジャズ、シャンソン、カラオケ等など、音楽の種類を沢山楽しめる国です。料理も同じく、日本、中華、イタリア料理など多種多様、住宅も和風、洋風、和洋折衷と衣食住が足りグローバル化し幸せすぎるほど。只、情報過多になってきているのが気がかり。」と講演がありました。
更に、『「医者を知らずの健康法」は、数字に教えられた。1→1日1回何かを「読む」や1日1回曲を「聞く」。10→1日10回「笑う」。大きな口をあけて笑う。大きな声で歌う。100→1日100回「深呼吸」をする。1000→1日1000字「文字」を書く。10000→1日10000歩「歩く」。全部やれとは言わないが、少しでも頭の隅に置いておく。1+10+100→一度にできるのは「歌」うこと。』と音楽の先生らしい講和もありました。また、音楽に関しては、『戦後、文部省唱歌→音楽取調係→①日本古来の音楽を継承 ②音楽の文化が進んでいる西洋文化を取り入れる ③両方折衷案として和と西洋を取り入れると言うことが進められた。ピアノの黒鍵を使った5音階(例:ほたるの光)→日本古来の音楽は5音階。黒鍵で弾ける曲は沢山ある。「星影のワルツ」も黒鍵だけで弾ける。歌う前に発声練習をする。→声は作るもの。自分の声は世界に一つだけしかない楽器。自信をもって思いっきり出すこと。口を大きくはっきり開けて表情美人になる。ピアノはどうしてピアノなのか→Piano(弱い) e forte(強い) col craycembalo(鍵盤)というイタリア語。戦時中の音楽は敵国語の使用禁止で、鋼琴(ピアノ)、提琴(バイオリン)、風琴(オルガン)、口琴(ハーモニカ)、手風琴(アコーデオン)と呼んでいた。』と戦中戦後を経験してきた先生ならではの講演でした。
講演は、先生が準備された、春の小川(大正元年)、夏は来ぬ(昭和22年)、ワンガ マワシ、シャボン玉、リンゴの歌、幸せなら手をたたこうなどを歌い、前奏クイズなどの曲当て、笑いあり、歌ありと多岐にわたる講演内容でした。
次回の講座は、6月9日(金)、仙台南警察署員による「特殊詐欺防止のお話」になっています。
特殊詐欺については、今まで何度か講演を聞いたことがありました 最近、余り騒がれなくなった特殊詐欺ですが、気持ちを新たにして拝聴したいと思っています。