昨日は立冬だったが、これから冬本番が来るのかと思案すると、少しグレー色の脳細胞になってしまう。
冬の寒さを思うと、やはりどんなに暑くても夏がいいと、あの酷暑の頃を想い出してしまう。
だから早くも早春の暖かさを想像してしまうが、三月のお彼岸あたりにでもなれば、そのグレー色も一掃されるだろうからそれまで我慢するしかない。
8時過ぎ、庭の寒暖計は21度を指しているから、屋内にいても暖房のお世話にならなくてもよさそうだ。
8時半過ぎ、いつものようにMを誘って川沿いを歩いた。大沼田橋を渡り、右岸を上流に向って歩いていたら、また見知らぬご婦人から声がかかった。
「いつもご苦労さまです」 との言葉から度々私たちの散歩を見ているとのことだった。
Mと散歩するとこのような声掛けが年に数回あるが、私がMの手を引いて歩く姿は奇異に感じる人もいるのだろう。
数年前にご主人を亡くされて独り暮らしとのことだが 「主人と手を繋いで歩いたことなど一度もありません」 と、少し私たちが羨ましいような表情だった。
「私も妻が元気なら手など引きません」 と、弁解気味に答えたが 「独り暮らしは寂しいですよ」 との言葉には答える言葉が浮かんでこなかった。
「またお逢いしましょう」 と、別れたが、どの夫婦でも必ずいつかは独りになることは間違いないことだから、独りになった時はどのような心境になるのだろうか?
今日は晴天で気温も高いから寒さは感じなかった。風も吹かず、最適な散歩条件だった。
空堀川は完全に干上がって、川底は真っ白に変色してしまった。水の流れでもあればもう少し潤いも感じるが、水無しの空堀川ではどうも風情が半減してしまう。
明日からは気温も下がるとの予報なので、風邪など引かないようにMの体調管理に注意するつもりだ
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