永年、M (今後、妻のことをこのように表記します) を介護していると、時には大きな失敗をすることがある。
昨日、夕方、Mの右足小指の爪を切ろうとしたが、突然 「痛いよう~」 の悲鳴にも似た言葉に私は動転してしまった。
爪と一緒に皮膚の表面を爪切りで切ってしまったらしい。以前にも一回、そのようなミスがあったので注意したつもりだが、また同じ間違いをしてしまった。
小指などの先端には多くの神経が集まっているのでその痛さは想像に値するが、出血しているのを見ていると更に慌ててしまった。
テッシュペイパーで拭き取ろうとしたが、止りそうもないので私は二階にいる嫁さんにSOSを発信して見てもらった。
だが家にある 「殺菌・消毒液」 や 「切り傷用の軟膏」 は既に使用期限を大幅に過ぎたものばかりだが、取りあえずはそれを使って患部を処置した。
やがて出血が止って安堵したが、嫁さんには二つの薬を近くのドラッグストアで買ってくるように頼んで常備することにした。
さらにその日は入浴介護の日だから、介護ヘルパーさんにも事情を話して患部を濡らさないように入浴するように処置を頼んだ。
Mはあまり 「痛い、痒い」 の表情を言わないが、あの悲鳴のような言葉は相当に痛かったのだろう。Mには何回も謝ったが、その痛みも早々に消えたようで私もひとまず安心した。
もうMの手指や足指の爪切りは止めようと決めたが、嫁さんが 「これからは私が切りますから」 と言ってくれたのでその言葉に従うつもりだ。
出血と痛みは亡くなったようだが、一晩経つと腫れることは無いだろうかと心配したが、今朝、嫁さんが処置するときに見ると腫れてはいなかった。もう大丈夫だろう。
この際、家に中のあちこちの引き出しなどに無造作に置いてあるいろいろな医療品を纏めて常備するように心掛けるつもりだ。
それにしても痛かったことだろうと想い出し、爪では無く皮膚を切るとは、私も歳を取ったものだと少ししんみりと気を落としてしまった。
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深爪をして肌まで切ってしまいよく血を
流します。自分のことですから仕方ありませんが
最近は特に多くなってきました・・なので
この頃は少し爪を残して切るようにして
おります、なので今までは2週間に一度
でしたが、10日に一度に変えています
お嫁さんが理解のある方で・・よかった
これを機会に少しずつお嫁さんに介護の
お手伝いをお願いして貰ういい機会と
思います。
注意していたのですが、またやってしまいました。
あのような所は傷つけると痛みはかなりのものですが
まずは出血も止って安心しました。
その後、大事ないようなので助かりました。
もう妻の爪切りは止めることにしました。
寒さが続いていますが
信州の寒さも厳しいでしょうが
雪も積もっているのでしょうか?