都営住宅の駐輪場で小さな自転車を見付けた。何とも可愛らしい自転車だ。
今は小さい子でも器用に自転車に乗っている。この写真の自転車はブレーキ付きだが、ブレーキ無しの小さな自転車に乗っている子を見かけるが、事故も多いようだから親の見守りが必ず必要だろう。
このような自転車を見ていると、私が小さかった頃を想い出す。
今はどこの家庭でも自転車があるが、昔は裕福な家しか自転車は持っていなかった。そしてこのような小さな自転車は見たこともなかった。
私が小学生の頃に自転車乗りの練習を始めたのも大人用の自転車だった。
それも今では理解できないような 「三角乗り」 と呼ばれる練習方法で、サドルに座ることが出来ないから自転車フレームの三角の空間に体を預けての練習だった。
だが私はあまりこの 「三角乗り」 が好きでは無かったから、サドルには座らずに立ち姿勢で体のバランスを取りながらの練習だった。
もう何回も転倒したが、たいした怪我もせず、やがて上手に体のバランスが取れるようになって自転車に乗れるようになった。
当時の自転車は今と違って頑丈な車体で、勿論変速ギアなどは無かった時代だった。それと 「三角乗り」 が出来る自転車は今はあまり見かけないのは構造が変わったためであろう。
それと自転車については忘れることの出来ない想い出がある。
父が早く逝ったので母は働いていたが、職場まで15分くらい歩いて通っていた。だがある時 「自転車に乗る」 と決心して練習を始めた。母が50代の頃だった。
そのため母は懇意にしている街の自転車屋さんのおじさんの好意で月賦で婦人用の自転車を購入した。
私が見守っていると、何回も落車して心配したが、やがて上手に乗れるようになり、その後は自転車で通勤するようになった。
50歳を過ぎて自転車に乗れるようになったことで、私は母を敬服した。良くも練習したものですが、その母ももういない。
車の数も増えたが、それ以上に自転車の数も増えた。駅周辺には多くの駐輪場があるが、このように自転車が増えることを想像した人はいるのだろうか?
ふと見かけた小さな自転車、一体どのような子が持ち主なのだろうか?
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自転車は便利な交通用具だが、事故も多い。最悪、死亡事故にも繋がるような事例をたくさん聞いている。私は車の任意保険で事故対策をしているが、事故が起きないようにまずは安全運転に徹することが一番だ。
最近、秋津駅、新秋津駅周辺では放置自転車がほぼ無い。駅周辺ではたくさんの有料駐輪場が整備されているが、それにしても自転車で駅に来る人の多さにもびっくりである。
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写真説明: 小さな自転車 撮影場所: 都営住宅駐輪場にて (2020.2.13)
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