( 昨日の記事に続きます )
「 病院って いろいろな人がいるでしょう・・・? 」と 友人の話が続きます
「 話って 自分の病状とか 治療法とかになってしまうのよね 」
「 そうすると 他人と比較してしまって すごく苦しくなる 」
彼女は 医者には訊きたくても訊けない素朴な疑問を ナースに話したそうだ
「 間違った事を言ってはいけないので 私からは答えられません 」
そう ナースは言いながらも 担当医師に伝えてくれていた
医師は彼女を呼び出し こう説明したのだという
「 同じ抗がん剤を使っても 一人一人効果は違うし 副作用も違うのですよ
私はAさんに一番良いと思う治療法を考えています
その結果 数値は良くなっているし 副作用は少ないでしょう?
他の人との比較は意味のないことだから やめましょうね 」
それを聞いて 彼女の気持ちは すうーっと穏やかになったそうだ
少し前までは そんな厳しい現実に直面するなんて思ってもみなかった彼女の心を思うと 胸が痛くなった
でも 私にだって いつ同じことが起こるか分からない
その時には きっと 同じような気持ちに陥るだろう
他人との比較・・・
今の私は その縛りから 自由になっていると思う
でも 命に関わるほど切羽詰まったら どうだろう