マインドフルネスで「今ここにある」を感じる・・・簡単なようで、なかなか難しい・・・
素直に・・・当たり前に感じればよいのだろうが・・・
実は、私のとなりの家で・・・夜中に自宅の床か壁を叩いてわめいているのか・・・
ビックリして飛び起きるような「ド~ン」と地響きとわめき声がしていたんです。
事を荒立てては、と思い辛抱し・・・警察にだけは相談していました・・・が・・・
一向に収まる気配もなく・・・数日前、朝の5時頃、再び地響きが!
反射的に「こらぁ!何やってんだ!いい加減にしろっ!」と家中に響き渡るような大声を出してしまいました・・・
それから以後は、今のところその不可解な行動は収まっているのですが・・・
その隣の住人、独身の中年男・・・
彼もまた、社会の荒波の中で、抑圧してきた心が家の中で爆発しているのか・・・な・・・とも思いますが・・・
山奥の一軒家ならいざ知らず、近所としては甚だ迷惑千万な事です。
今朝も、マインドフルネスの記事を転載してみたいと思います。
~以下、8月22日読売新聞朝刊より抜粋~
医療ルネサンス
マインドフルネス③
D V 被 害 の 母 子 を ケ ア |
2011年、神奈川県内の、ある一時避難所(シェルター)に、小学校高学年のB君と低学年の妹を連れた母親が入所してきた。
父親から暴力を受けていたB君は、他の利用者の子供のおもちゃを取り上げたり、けんかを仕掛けたりと、暴力的な行動が目立った。ある日、母親に後ろから体当たりし、母親は痛さのあまりに座り込んだ。
夕食後、泣き崩れている母親にスタッフが提案し、道具を使ったマインドフルネスを行った。母親とB君、妹、スタッフがテーブルを囲んで座り、お手玉を一つずつ手に取る。
しばらく触らせてから、「何が入ってる?」と尋ねた。「豆、かな?」とB君。次は手の甲に乗せる。上に放り投げる。隣の人に手渡す。「あ、落っこっちゃった」。笑い声も出た。手の感覚や気持ちを尋ねると、「ちょっと重かった。面白かった」とB君。
続いて、麦茶を使ったマインドフルネス。色、香り、冷たさ、味、のどから胃に流れていく感覚を感じてもらい、気持ちも聞いた。
母親は「この子たちはこの先どうなるのかと不安や悲しみでいっぱいでしたが、笑顔を見て初めて気持ちが安らぎました」と語った。
暴力を長い間受け続けてきた母子は、つらさに耐えるために、自分の体の感覚や感情を鈍くして身を守る傾向にある。子供は、抑えつけた悲しみや怒りを、他者への暴力の形で表現することも少なくない。
マインドフルネスで「今ここにある」感覚や感情に気付き、言葉で表現できれば、抑圧してきた心が徐々に開放される。同時に物事に冷静に対処する力が少しずつ身についていく。
B君は次の日から、次第に暴力を振るわなくなった。「お母さん、大丈夫?」と思いやりの言葉もかけるようになった。母親も、自分の思いをスタッフに打ち明けることが増えた。
スタッフにマインドフルネスの技術を教えたのは、米国で学んだ心理士の石井朝子さん。日本の精神科医たちとともにマインドフルネスの普及・啓発組織「ヒューマンウェルネス・インスティテュート」を設立し、代表として全国各地で公演や研修を行っている。
石井さんは「この技術は医療、教育、福祉、企業など様々な現場で使えます。日本でももっと広めていきたい」と話している。
(山口博弥)
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